主婦の年収っていくら?家事労働はどれくらいの収入になる?知っておきたいお金のコト | 在宅ワーク・内職の求人・アルバイト情報なら主婦のためのママワークス

主婦の年収っていくら?家事労働はどれくらいの収入になる?知っておきたいお金のコト

2018.11.02
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「家事をしているだけでは稼ぎがない」

「私には収入がないから」

そう思って、後ろ向きな気持ちになってしまう主婦の方もいるかもしれません。

だけど実は、無償で提供していると思われがちな家庭労働にも、きちんとした評価額が算出されているんです。

今回は、家庭労働をお金にしたらどれくらいの金額になるのか、ということについてご紹介していきます!

はじめに:専業主婦は悪いこと?

近年、女性の社会進出や経済状況の変化により、専業主婦世帯の数はどんどん減ってきています。

厚生労働省の調べによると、1980年には1150万世帯だったのが、2010年には797世帯にまで減少しているそうです。

社会の流れを見ても、専業主婦の数は減少し続けることが予想されます。

 

  • 専業主婦は少数派?

かつての日本では、専業主婦の存在は当たり前でした。

昭和の時代に流行ったアニメを見ると、分かりやすいかもしれません。

「サザエさん」も「ドラえもん」のママも、「クレヨンしんちゃん」のママだってそう。

みんな「専業主婦」として、家事に勤しんでいました。

当時の社会では、働くママというのは珍しい存在だったのです。

しかし、今は違います。

ライフスタイルが多様化した現代では、「外で働く母親」の姿が社会のスタンダードになりつつあります。

専業主婦が「少数派」になる未来は、すぐ近くにまで迫っているのです。

 

  • 「どう生きるか」に正解はない

この流れは、歓迎すべきものだと思います。

母親になった後でも、人生の選択肢が増えるのは素晴らしいことです。

かつての女性は、結婚して子供を産んだら、「働くこと」を諦めざるを得ませんでした。

少なくとも子供が成人するまでは、専業主婦として生きることを強いられていたんですね。

その点、現代社会においては、子供を産んだ後でも多様な生き方を選択できるようになりました。

もちろん、お金の問題や保育園の問題もありますから、100%自由ではありません。

しかし、「子供を育てながら働く」という生き方が認められるようになったという点では、ずいぶんと状況は良くなったといえるでしょう。

ここで勘違いしてはいけないのが、あくまで「生き方の選択肢が増えた」だけであるということ。

「働く母親」の姿がスタンダードになったからといって、「専業主婦」という生き方が否定されるような事があってはいけません。

あくまで、選択の問題です。

外に出て働くか、家事に専念するか、というのはその人の生き方の問題なのです。

どっちが正解でどっちが不正解か、ということではありません。

 

  • 「専業主婦は稼ぎがない」という考えはウソ

その人が前向きな理由で「専業主婦」という生き方を選んだのなら、その選択に間違いはありません。

専業主婦にだって、良い点はたくさんあります。

幼い子供に寄り添い、成長を見守ることができます。

家事の質も高められます。

PTAなどの地域活動に参加しやすい、自分の時間を作りやすい、といったメリットもあるかもしれません。

ここで、「専業主婦には稼ぎがないから、外で働くべきだ」という考えをする人もいますが、この考えは正しいものではありません。

上でも説明しましたが、炊事・洗濯・掃除などの家庭労働にも、きちんとした評価額が算出されているのです。

つまり、これらの仕事からは、目に見える形の価値が生み出されている、といえます。

次に、具体的な計算方法について、下の項で詳しく見ていきましょう!

家事活動を貨幣評価する方法はいくつかある?

家事などのお金が発生しない労働を貨幣評価する方法は、実はいくつか存在します。

今回は、それらの中でも特に代表的な2つの方法について取り上げたいと思います!

 

  • 方法1:機会雇用法(OC法)

OC法とは、「家事に充てていた時間を、外(市場)での労働に置き換えたら」という視点から、家事活動をお金に換算する方法です。

さっそく、具体的な計算方法について見ていきましょう!

ここでは、1日の家事活動を7時間として計算してします。

また、主婦の方が外(市場)で働いた場合に得られる給与については、厚生労働省が発表している「男女別・年齢別の1人あたりの時間給」を参考にしています。

35歳女性の平均時間給は約1,500円とあるので、今回はこの金額で計算してみましょう。

週休1日と想定し、月に25日働いたと考えると、月々の給料は

1,500円 ×7時間×25日

で、約26万円と計算されます。

また、12ヶ月分の給料で考えると、約310万円という金額が算出されます。

つまり、OC法による計算だと、専業主婦の方の年収が310万円と計算できるでしょう!

 

  • 方法2:代替費用法(RC-S/RC-G法)

こちらの方法では、家事の内容ごとに類似サービスの給与に当てはめていって、家事活動をお金で評価していきます。

代替費用法には2つの種類があって、内容が少し異なってきます。

そのうちの1つ「RC-S法」は、たとえば炊事は調理師・掃除は清掃員・育児は保育士といった具合に、それぞれの家事活動で似ている専門職の給与に当てはめて、賃金換算していく評価法です。

もう1つの方法「RC-G法」では、種類ごとに分けるのではなく、家事を「家事代行サービス」とみなして給与を計算していきます。

 

  • RC-S法で計算した場合の年収は?

上で紹介した方法のうち「RC-S法」を用いて主婦の方の年収を計算してみましょう!

具体的な計算に入る前に、まずは細かい金額設定から。

ここでは、以下の内容と時間で家事を行ったとします。

  1. 炊事:調理師の平均時給1,100円 ×3時間= 3,300円
  2. 掃除:清掃業の平均時給1,100円 ×2時間= 2,200円
  3. 買い物:宅配業の平均時給1,000円 ×1時間= 1,000円
  4. 洗濯:クリーニング業の平均時給1,000円 ×1時間= 1,000円
  5. 育児:保育士の平均時給1,200円 ×7時間= 8,400円

※各専門職の平均時給は、厚生労働省のデータを参考にしています。

これらを合計すると、1日の家事労働で得られる報酬は、15,900円と計算されます。

先ほどと同じく週休1日で働いたとすると、月収は397,500円。

年収だと、約480万円の給与になることが分かります。

育児の時間を含めたぶん、OC法よりも金額は高めになっていますね。

 

  • 家事をお金に換算する意味

家事活動で得られる金額を計算してみて、どのように感じましたか?

「意外と多いじゃん」と感じた方も多いかと思います。

2番目の評価方法だと、一般的なサラリーマンほどの報酬を得ていることになりますから、感覚通りだと言えるでしょう。

ここで1つ、考えていただきたいことがあります。

家事をお金に換算する意味についてです。

 

  • 価値が見えることの重要性

実際に評価額を算出することで、家事活動について様々な事柄が「見える化」されたかと思います。

その中でも1番大きいのが「家事って大変なんだな」という発想です。

年収でいうとサラリーマン並みの働きをしているわけですから、ある意味当然ですよね。

しかし、この発想が浮かばないと「専業主婦も休みが必要」といったアイデアが出てこないと思います。

今回の計算でも、週休1日としてお金の計算をしました。

普通の仕事だと週休制は常識だけれど、主婦の仕事は毎日行うことが当たり前。

これって何だかおかしいと思いませんか?

家事労働も、普通の仕事と同じ軸で評価される必要があります。

そのため、「家事も立派な仕事」という認識を、パートナー間で共有することが大切になって来るでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、

  1. 専業主婦について
  2. 家事労働をお金で評価した場合について
  3. 家事を見える化することの大切さ

といった内容について、ご紹介してきました!

「毎日の家事が大変だ」という方も、家事を仕事として捉えて、パートナーと理解しあうことで、より良い家庭生活を送ることができるでしょう!

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