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人気のプログラマーになるには?デメリットも理解して、新たな一歩を踏み出そう!

公開日: 2018.10.29
最終更新日: 2019.02.04

人気のプログラマーになるには?デメリットも理解して、新たな一歩を踏み出そう!

近年、IT業界は深刻な人材不足の状態が続いていて、「IT業界で働きたい!」という人にとっては売り手市場。エンジニア職に限らず、営業などの非エンジニアの職種も広く求められており、IT業界全体の求人数でみると、2012年から年々150%の増加を続けています。

しかし、未経験でIT業界にチャレンジするのは容易なことではないかもしれません。専門性が高く、長時間労働も多くなりがちなこの業界で、未経験者が飛び込んで活躍することは可能なのでしょうか?

実は「未経験者も可」という求人も多く見られることから、答えはYESなのですが、応募する前に様々な準備をしておかなければなりません。
中でも「プログラマーとして活躍したい」という未経験者は、その仕事の性質から、ある程度の覚悟と熱意が必要になります。プロミングを一度勉強したからといって、その先その知識でずっとプログラマーとして働けるかといったら、実はそうではなく、常に新しい情報を取り入れ、最新技術の勉強を続けなければならないのです。

ここでは、敢えてデメリットや辛い面も含めて、人気の高いプログラマーという仕事をみていきましょう。

プログラマーに求められること

プログラミングができるということだけが、プログラマーに求められている全てではありません。基本的なビジネススキル、社会人としてのマナーはもちろん、自発的に勉強に取り組み、常に最新情報をキャッチアップしていく姿勢が必要です。

まず、プログラマーはPCに向かって淡々とプログラミングを行っているイメージがありますが、実は一人で仕事をしているわけではなく、チームの一員として、他の人と連携をとりながら作業を進めていくのです。また、クライアントと直接関わることもあるため、社会人として基本的なスキルやマナーは必須です。

また、後にも改めて述べますが、プログラマーは常に勉強し続けなければ、周りのプログラマーに追い抜かれ、取り残されてしまい、自分の市場価値も落ちてしまいます。プライベートを犠牲にしてでも、最新技術を勉強し続ける姿勢が大切です。

加えて、未経験者であれば、国家資格の「情報処理技術者試験」のうちレベル2の「基本情報技術者」を取得することもお勧めです。勉強した結果を、かたちとして表せるのは強みになります。専門学校やプログラミングスクールへ通うことも良いでしょう。

プログラマーとシステムエンジニアの違いは?

プログラマーと聞くと、「システムエンジニアのこと?」と思う人もいるかもしれませんが、プログラマーとシステムエンジニアは異なる職種で、担当する仕事にも明確な違いがあります。

システムエンジニアは、お客様の要望に沿ってシステムの設計書を作る仕事です。
どのようなシステムが必要なのかをお客様にヒアリングし、必要な機能などを明確にしていきます。そして、システムの基本設計、詳細設計を行い、プログラマーが実際にシステムを作るためのもととなる設計書を作るのです。

プログラマーは、その設計書をもとに、実際にプログラムを作ります。
システムエンジニアが作成した設計書をいかにうまくプログラムに変換していくか、という点が非常に重要となります。

出来上がったシステムの動作確認はプログラマーが行うことが多いですが、納品とアフターフォローについてはシステムエンジニアの仕事です。納品後、何か問題が生じたり、お客様が使用した際に不具合が発生したりした場合には、システムエンジニアが対応します。

このように、プログラマーとシステムエンジニアの仕事は明確な線引きがされており、基本的なことですが、プログラマーを目指している人は特に、システムエンジニアの仕事についても併せて理解しておきましょう。

年齢制限はある?

では年齢についてはどうでしょうか?未経験者が「プログラマーとして働きたい」と、仕事を探すとします。その場合、まず気になるのは自分の年齢ではないでしょうか。まだ20代だから大丈夫?30代だからもう遅い?重要なのは年齢だけではないのですが、20代の方が有利という面は少なからずあります。実際、30代より20代のほうが優先的に採用してもらえるという実績があります。しかし30代でも遅いということは決してなく、求められるものが少し多くなるだけです。

30代は、特に高い人間力が求められます。コミュニケーション能力、交渉力・・・20代よりも社会人経験が長いはずなので、これまで培ってきた能力をアピールしましょう。また、「プロミングに関する書籍を読んだ」「セミナーに参加した」などは、誰にでも出来ることなので、例えば「自分で実際にサイトを制作して運用している」「ウェブアプリを作ってみた」など、目に見える実績を見せることができると強いでしょう。インプットよりもアウトプットのほうが時間もかかりますし労力も要しますので、30代でプログラマーを目指すのであれば、インプットした知識を何らかのかたちにしておくと、採用者の目を引くことができ、20代でアウトプットのない人と比べた時に、有利になるでしょう。

採用担当者は、その人がプログラマーとしてこれから育っていく伸び白があるかどうかを見極めようとしています。そのため、プログラミングが好きで技術向上のための努力を惜しまないこと、会社に貢献してもらえる人材であること、一緒に仕事がしたいと思える人柄であること、社会人としてのマナーが身についていることなどを総合的に見ています。30代であっても、これらの総合評価が高ければ、これからプログラマーになれるチャンスはいくらでもあるということです。

プログラマーとして勉強を続けるとは

プログラマーは常に勉強を続けていかなければならないと何度も記しましたが、具体的にどういうことなのかを説明していきましょう。

社会人になってからも、プライベート時間に勉強をしなければならないというのは、他の職種でも言えることです。しかしプログラマーに関しては、特に重要なことなのです。というのも、プログラミング言語の進化は早く、新しいプログラミング言語が登場することもあれば、既存の言語がバージョンアップすることもしばしばあります。開発設計思想などもトレンドがあり、インフラの面でも数々のツールが常に生まれています。一度プログラミング言語を習得しても、トレンドやバージョンアップなどによって、新たな言語を勉強し直さなければならない状況も出てくるのです。

例えば、今、「これからプログラミングの世界で主役に躍り出るであろう」と言われているのが機械学習です。機械学習とは、「コンピューターがデータから反復的に学習し、そこに潜むパターンを見つけ出し」「学習した結果を新たなデータにあてはめることで、パターンにしたがって将来を予測すること」を指します。

Googleのロボットカー(自動運転車両)や、オンラインショップのレコメンド機能が、機能学習を日常生活に応用している良い例です。Googleのロボットカーは、暗闇でも自転車を正しく認識し、自転車に乗っている人のハンドサイン(手信号)も理解できると話題になっています。この特殊技術により、自転車の挙動予測を可能とし、安全な自動運転へと繋げているのです。

また、Amazonなどのオンラインショップでのレコメンド機能は、誰もがよく見かけるのではないでしょうか。自分が過去に購入した商品に似た商品や、同じものを購入した人がどのような商品を他に購入したかどうかが自動で表示されるようになっており、自分のテイストに合ったレコメンド(提案)がなされます。機械学習はもはや私たちの日常の中に欠かせない存在となりつつあるわけです。

この機会学習を習得しようと思った場合、プログラミング言語の勉強だけでは不十分です。プログラミングとライブラリを使える知識に加え、数学の知識(微分積分、線形代数と行列暗算、統計などに関する知識など高校数学レベルは必須)、機械学習の概念やアルゴリズムに関する知識、データベース・データモデリングの知識などが必要といわれています。仕事内容ややりたいことによりそのレベルは様々ですが、要は、プログラマーとして仕事をしているうちに、機械学習の習得が必要になった場合、上記のような知識を学ぶことが更に求められるのです。

このように、新たに勉強しなければならないことが次々と増えていくのがプログラマーという職種です。新たなプログラミング言語の習得、既存言語のアップデートのキャッチアップ、開発や設計の勉強、インフラツールなどの習得、その他諸々、プライベートの時間を割いて勉強しなければならない項目が数多くあるのです。もちろん書籍を読み知識を深めることも大切ですが、それだけでなく、勉強した内容を実践することも大切です。

今自分が従事しているチームで早速やってみようとなれば良いのですが、内容によっては「それよりも今の仕事を優先しろ」などと言われ、チームでの実践が不可能な場合ももちろんあります。その場合、自分でプライベートの時間を割いて独自に実践を試みるのです。このようにしてプライベートの時間はどんどん削られていくのです。

こういった「プライベートの時間を割いて勉強や実践に充てる」ことを苦痛に思わない人、それ自体をも楽しめる人は、プログラマーに適しているでしょう。実際に、優秀なプログラマーは、平日の就業時間終了後に勉強し、帰宅後も技術ブログなどを読み、週末には勉強会やセミナーなどに参加しています。

納期と仕様変更

プログラマーとして仕事をしていく上で大変なことは、他にもあります。プログラマーには納期という戦いがあり、その納期を守るために連日深夜まで作業をするといったことも、珍しいことではありません。また、途中でプロジェクトマネージャーから「仕様変更になったのでよろしく」と、納期の延長なしに仕様の変更指示が出されることも少なくありません。

普通に考えれば、作業している内容の方針が途中で変更されたのであれば、やり直す時間を鑑みて、納期もある程度延長されるべきなのですが、不思議とそうはならず、納期はそのままということが多いようです。そのため、プログラマーは納期と常に戦っており、仕様変更という敵にも果敢に立ち向かっているのです。

未経験ママでもプログラマーになるにはどうしたら良いの?

それでは、未経験者が、プログラマーとして仕事をしたいと思った場合、どうすれば良いのでしょうか。
「結婚・出産を経て、ブランクがあるけれど、新しい職業にチャレンジしてみたい」「パソコンが好きなので、憧れだったプログラマーになってみたい」というママは少なくないかもしれません。

新卒とは状況が異なりますので、未経験ママがプログラマーとして仕事がしたいと思ったら、まずは就職活動より先にプログラマーとしての知識・スキルを習得しておく必要があります。
書籍を購入して独学で身に着ける方法や、WEBサイトを利用してお金をかけずに勉強する方法がありますが、どちらも自分のレベルに合った教材やサイトを選ぶ必要がある上に、分からないところが出てきた場合も自分で解決しなければならなりません。

独学でプログラマーになっている人もいますので、このような方法でも不可能ではありませんが、効率よく必要なスキルを身に着けるためには、プログラミングスクールに通うという選択肢が無難とも言われています。
プロの講師が作るカリキュラムに沿って学ぶことができるので、短期間で必要なスキルを習得することが可能です。分からないことが出てきた場合も、講師に質問をして解決することができます。
また、受講生に就職のサポートを提供しているスクールもあり、「短期間で集中してスキルを身に着け、一日も早くプログラマーとして仕事がしたい!」という人にとっては非常にお勧めです。

プログラミングスクールといっても、実は近年スクールの数が急増しており、そのためスクールの質をしっかり見定めて入学する必要があります。受講料を支払うからには、自分に合ったスクール、質の高いスクールを入念に調べましょう。

必要なスキルを身に着けたら、次は仕事を探すというステップに移りますが、仕事の仕方にはいろいろな方法があります。
会社に属して自社のシステムをプログラミングする方法や、派遣社員として働く方法などがありますが、基本的にプログラマーとして働く場合、勤務時間が長く、残業の発生も当たり前と言われています。もし、子育て中のため、そういった条件では働くことが難しいといった場合には、在宅で、家事や育児の合間に仕事をするといった方法もあります。

いずれにしても、仕事を長く続けるためにも、自分に合った働き方はどういったものなのか、ということを吟味したうえで、始めることをお勧めします。

プログラマーのメリット

ここまで、プログラマーという職の大変なところばかりを挙げてしまいましたが、「未経験でプログラマーを目指すには準備と覚悟が必要」ということをお伝えしたかっただけで、「プログラマーは大変だからやめたほうがいい」ということでは全くありません。むしろ、プログラマーにはいくつかの大きなメリットがあります。

【職に困らない】

冒頭にも述べたように、IT業界の人材不足は深刻で、プログラミングができる人材を欲しがっている企業は山ほどあります。「プログラマー 求人」と検索をかけたら、どれほどの求人が出てくるか、試してみるといいでしょう。今後インターネットの利用者は増加傾向が続きますので、プログラミングの仕事も増えていくでしょう。プログラミングの知識・技術を身に着ければ、引く手あまたということです。

【ゲーム感覚で楽しい】

どのように感じるかはもちろん人それぞれですが、プログラマーとして活躍してきた人は、「プログラミングは楽しい」「ゲームをしている感覚なので、ずっとやっていても苦痛ではない」と声を揃えて言っています。周囲から「休日返上でそんなに仕事をしていて疲れないの?」と聞かれても、本人にとっては「ゲームをしているのと同じ感覚」なようです。仕事が楽しいと思えるのは一番の醍醐味かもしれませんね。

【生活が便利になる】

プログラミングとは、要するに「自動化」ということ。人間がすべき作業をコンピューターにしてもらうということなのです。従って、ちょっと「面倒だな」「時間がかかりそうだな」ということがあったら、変わりにコンピューターにやってもらうことを可能とするのがプログラマーです。

例えばデータ集計、ブログの自動投稿、メール送信、資料作成など。寝ている間に、外出している間に、自分が作ったプログラムが代わりにやってくれるのですから、仕事も生活も便利になるというわけです。特にルーティン作業は、プログラムを書いて、そのプログラムにさせているというプログラマーが多いようです。とても効率的です。

さいごに

プログラマーとして働きたいと思った場合、まず未経験者でも可能ということを知っておいてください。その際、プログラミングの知識だけでなく、基本的な社会人としてのマナーやビジネススキル、常に勉強し続ける姿勢が必要になります。また、年齢が上がれば上がるほど、高い人間力も求められます。

新しい言語の習得や関連情報のキャッチアップなど、常にアンテナを張り巡らせておく必要があり、プライベートの時間を割かなければならないことも多いでしょう。しかし、それを「楽しい」と思える人であれば、きっと優秀なプログラマーになれることでしょう。

プログラマーになれば、相当の売り手市場。職には困りません。ゲーム感覚で楽しく仕事ができるうえに、生活もプログラミングを活用してどんどん便利になっていくことでしょう。

あなたも是非、プログラミングのスキルを身に着けて、新たな一歩を踏み出してみませんか。

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