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派遣という働き方

公開日: 2018.10.29
最終更新日: 2018.10.29

派遣という働き方

「派遣」というと、一昔前は流行しましたが現在は「非正規雇用」というイメージが強く、避ける方も多くなってきました。

しかし、アルバイト感覚の短時間労働として派遣を選択する方も増えつつあります。

本日は、派遣の種類についてご説明致します!

人材派遣と紹介予定派遣、最近は不可能になったはずの日払い可能と銘打った派遣?!テレビドラマのようなスーパー派遣職!?など
派遣と一口に言っても様々な形態がありわかりにくいですよね。
今回の記事で派遣の知識をより深めてご自身に合ったお仕事選びの参考になればと思います!

派遣の種類について

まず、派遣とはどういった種類があるのか?!
という事ですが、おおまかに「人材派遣」と「紹介予定派遣」に分かれます。
それぞれがどう違うかというのをご説明致します。

まず、派遣とはどういった種類があるのか?!
という事ですが、おおまかに「人材派遣」と「紹介予定派遣」に分かれます。
それぞれがどう違うかというのをご説明致します。

人材派遣

かんたんに言いますと、「正社員」や「契約社員」は雇用先企業と直接雇用契約を結びますが「派遣社員」は派遣元企業と派遣先企業が派遣契約を結び、労働者は派遣元企業(派遣会社)と雇用契約を結びます。

ですので、お給料や福利厚生などは派遣元企業から受けるようになり、派遣先企業との就業期間や条件面などの交渉は派遣元企業が行います。

一昔前にあった「派遣切り問題」からだいぶ法整備され、保険や年金など福利厚生の面以外に、直接雇用に目を向けた派遣も増えてきました。

紹介予定派遣

最近ではいわゆる派遣で働く「一般派遣」とは別に「紹介予定派遣」という派遣の仕事も最近耳にするようになりましたね。
こちらの紹介予定派遣とは、有料職業紹介事業という厚生労働省の許可が必要になり、いわゆる派遣事業が行える「一般派遣の事業許可」とは別物になります。

紹介予定派遣のメリットは派遣期間の修了後に派遣先企業へ正社員として雇用される事が前提なのが嬉しいですね。
色々な派遣先企業を転々としたくない、なかなか良い仕事先が見つからない!といった方に向いている派遣の働き方です。
企業側も求人をかけて面接しながら待つよりも、働いてもらい、人となりが分かる方を採用出来るのでメリットがありますので一般的な派遣労働よりも近年増えてきつつあります。
正社員になれるまでの期間は、早い所で3~6ヶ月、派遣元企業により抵触日になる1年目から派遣先企業への正社員登用といったケースもあります。

日雇い労働、請負契約について

また、派遣のアルバイトの募集でイベントの売り子や物産展などの試食販売など、期間限定のアルバイトの募集などもよく目にしますよね。

普段バイトに出るのは難しいけど、お盆期間子どもを預けられる期間だけバイトに出ようかな、スポットでバイトして長期休みのお小遣いを確保しようかな?
という方も少なくないと思います。

こういった派遣会社が募集をかけている期間限定のアルバイトを「派遣のバイト」と認識している方も多いと思いますので、どういった仕組みなのかご説明致します!

請負契約

期間限定で仕事を行う「日雇い労働」。
一昔前は「日雇い派遣」といった言葉を耳にした事もありますよね。

現在「日雇い派遣」は禁じられています。
こちらはリーマンショックで起きた「派遣切り問題」が大きく影響しておりますが、派遣切り問題については、詳しく記入している記事がありますので、そちらをご覧下さい。

では、派遣元企業がどうして期間限定のアルバイトを募集を掛けられているのか?という仕組みについてですが、こちらは「派遣のバイト」という認識の方も多いと思いますが、実際は「派遣」ではなく「請負」で働きにいってる場合があります。
というのが「派遣労働者」の条件が雇用保険がかかっている事、31日以上働く事(31日以上の派遣契約)といった条件があるからです。
逆にこうした条件付けが法的にあるからこそ派遣労働者は雇用保険や社会保険など福利厚生がキッチリとしております。

期間限定の日雇いのバイトではこちらの条件を満たせませんので「派遣」として働く事が不可能なんです。
※ただし、こちらの条件については、年収が500万円以上の方ないし、60歳以上の方、雇用保険の適用外の学生(大学生など)については日雇い労働が可能ですので、日雇い派遣で働く事が可能となります。

こちらの請負契約の場合は派遣法の適用外ですから、法に守られていない面があったり、実際は派遣や雇用の内容なのに請負契約を行っているといった「違法派遣」である場合もあります。

また、請負契約という事はチーム請負という場合もありますが、基本的には個人事業主といった扱いで仕事を受注する形態となるため、雇用保険や厚生年金など福利厚生の対象外となります。
通常の雇用形態と同じ条件(フルタイムで週40時間勤務など)で働くのに雇用契約ではなく請負契約を結ぶ場合は契約内容をキチンと見るようにしましょう。

新しい派遣の働き方

数年前に「ハケンの品格」というテレビドラマで「派遣」という仕事に一躍注目が集まりましたね!

どんな派遣先企業でも仕事をこなすスーパー派遣社員・・・
クールでカッコイイスーパー派遣社員役の篠原涼子さんに憧れた女性も少なくないのでは?

現実派遣の仕事といえば、一般事務や工場作業で普通の事務員さんや作業員さんたちと変わらない仕事内容・・・
やはり派遣の仕事はこんな物か・・・と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では語学力やご自身の知識やスキルを活かした、ドラマ顔負けの「スーパー派遣」として活躍される方もいらっしゃるのです!

専門職や資格職ばかり扱う派遣会社があり、マーケターやウェブコンサルタント、通訳など様々なスキルや資格を持った方が活躍されているのです。
更に時給も4,000円~8,000円と高時給!
一般職の派遣や正規雇用の仕事よりも圧倒的な高賃金を得る事が出来るのです。
もちろんマーケターやコンサルタントは正規雇用でもかなり良い待遇で働いている方が多いので、派遣でもかなりのベース給なんです。

「でも、そんな凄いスキルを持った人なら正規雇用で働けば良いんじゃないの?

と思いがちですが高度なスキルを持たれていて活躍されていた方も、ご結婚されたり子どもが産まれたりと、ライフスタイルは変化していきます。

そうした中で、忙しく長時間拘束される事の多い専門職でも「時短勤務」を選ばれる方が多くなってきております。

そうした背景があり、高時給で週3日~4日勤務で、1日4~5時間の短時間労働を選ばれる方が増えてきました。

上場準備やIT技術や知識を持つ方の需要は特に高く、人気の方になると時給7,000円という方もいるそうです。

時給7,000円と聞くと、ものすごく高いと感じると思いますが(いや、実際高いんですが・・・)上場準備が出来る方や、専門的なIT知識(技術)を持っている方、マーケティングスキルのある方を正規雇用で雇うとなると、企業側も月のお給料に最低でも40~50万、はゆうに支払わなければいけません。

しかし、短時間労働となると、月20~30万ほどでスキルの高い優秀な人材を抱える事が出来るので、派遣先企業としてもメリットが高いのです。

スキルがあるのに、それを活かした忙しくともやりがいのある職場に戻れない方と、即戦力で活躍してくれる方を求める企業とウィンウィンになる派遣の働き方なんですね。

しかし、安くても時給4,000円クラスとは、まさにテレビドラマのような世界です!

紹介予定派遣といっても・・・

そして、紹介予定派遣について触れると、派遣で働いていて派遣先企業から「直接働く気は無い?」と声をかけられる事もありますよね。

大変有り難いお誘いなのですが、本日は派遣から正規雇用へ転換してからの失敗談(?)を少しお話し致します!

工場勤務Aさんのお話し

兼業主婦として派遣で食品工場で働くAさんは、派遣先企業から「そろそろ業務にも慣れてきたし、直接うちで働く気は無いか?派遣元企業へはうちから話しておくから」

と上司から声をかけられました。
「なんとなく正規雇用の方が安定もするし、ボーナスもあるし・・・仕事が今と変わらないなら良いかも」

と派遣元企業も合意の上で誘いを受託する事に。

しばらく働いていると上司から「社員なんだからもっと残業してもらわないと・・・いつも定時で帰られるのも困る」
と苦言。
これまで派遣勤務だったAさんは基本的に定時で帰っていました。
驚きつつも、残業を承諾。
しかし、これまで定時で帰る事で子どもの習い事の送り迎えや晩ごはんなど家事を行っていたので、残業になってしまうと習い事に間に合わなかったり、晩ごはんの時間が遅くなってしまったりと家事や育児に支障が。

結局正規雇用承諾後2ヶ月でAさんは食品工場を退社してしまいました。

会社について予め調べる

こうしたAさんの例は特殊でもなんでもなく、実際多く見られる事案です。
何故かというと、派遣契約の場合正規雇用の方よりも派遣先企業に支払う金額の方が高く、残業をさせないケースが多く見られます。
ですので正規雇用の話しが持ち上がってからでも構いませんので、業務形態に変更が無いか、実際残業が発生した場合現在の正規雇用の方はどの程度残っているのか・・・など
ご自身に合っているかどうかを見極めてから働くようにしましょう。

「派遣」という働き方は現在では「新しい働き方の一つ」となっています。
ご自身が動きやすい働き方が見つかると良いですね!

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