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校正の仕事内容や校正作業についてご紹介☆あなたも縁の下の力持ちになりませんか?

公開日: 2018.11.03
最終更新日: 2019.08.26

校正の仕事内容や校正作業についてご紹介☆あなたも縁の下の力持ちになりませんか?

漫画やドラマで「校正」という職種にスポットライトが当たってから、その仕事内容は以前より知名度が上がったようにと思います。

校正の仕事は、どちらかと言えば「縁の下の力持ち」のような仕事内容。地味で目立たないし、仕事に“華”がありません。

しかし特に出版業界では非常に重要な仕事。しかもやりがいは非常にあります!かくいう私も本職は校正。ここでは幅広く校正についてご紹介したいと思います。

そもそも校正って何?

念のために校正の仕事の内容をご存じない方に向けて、簡単にその仕事について紹介します。校正とは「原稿内容と制作した紙面やWEBの画面に差異がないかどうかを見つける仕事」。

今の勤務先で私が行なっている校正は、主にカタログや冊子、広告の校正になります。たまにWEB校正を行なうことはありますが、メインは紙面の校正です。よってここでは、紙面の校正の作業内容をお伝えします。

今の会社では校正の際、2色のボールペン以外に、蛍光ペン4本と水性マジック2本、油性マジック3本を使います。そのため校正の日はいつも、利き腕をペンとマジックでカラフルに染め上げての帰宅です。

そのため子どもがまだ未就学児だった頃、そんな私の腕の“汚れ”を見るたびに「お母さんは“お絵描き”の仕事をしているの?」と聞いてきました。

そこで私は「“間違い探し”のお仕事をしているんだよ」と説明したところ、子どもに「だからいつも楽しそうなんだね」と言われたことをよく覚えています。

実際のところ、私は業務内容が好きで今の仕事を選択しました。ですから自然に「仕事が楽しい」という気持ちが滲み出ていいて、子どもはいつもそんな私を見ているから私の思いを察知してくれているんだな、とそのときは妙に納得してしまいました。

校正の作業法1:“一人”で行なう校正とは?

先ほど私は校正のときに使っている筆記用具の種類をお伝えしましたが、それらのペンを使うときは、ルールに則って使用しています。当初その色使いの多さに驚いたものでした。

なぜならば、私は今の会社には出産後入社をしましたが、妊娠するまでは別の会社で同じく校正の仕事をしていたからです。そこは専門新聞の発行をしていた会社で、私は記事の校正をしていました。

そこでは、黒の鉛筆と赤と青の色鉛筆の3本で校正をしていました。このように会社や業界が変われば、たとえ同じ校正の仕事でも使う筆記用具の数や種類は随分と変わります。

これらの場合の筆記用具の数や種類の違いの理由ですが、前職の校正は「文字校正」がメインの業務だったのに対し、現職の校正は「文字+画像」の校正になります。

つまり現職の校正では、文字のみならず、画像の出どころとその説明やコピーに対する根拠を見つけて指摘しなければなりません。よって「赤・青・黒」の鉛筆だけでは校正内容を網羅できないからなのです。

少し前置きが長くなりましたが、校正の作業は大きく分けて二つのやり方があります。それが「一人で行なう校正」と「二人で行なう校正」。

まず「一人で行なう校正」ですが、「原稿ができあがり、紙面を作った一番最初のとき」及び「最後にお客様の了解を得て、紙面として印刷を行なう前のとき」に行ないます。

つまり最初と最後の校正は一人で行なう訳です。個人的には、この一人で行なう校正が最も楽しい業務内容になります。

その理由は、誰からも邪魔をされず黙々と業務を進めることができるうえに、今まで知らなかった知識が身に付くので、本当に嬉しいからです。確かに面倒な校正もありますが、基本、毎回幸福感に包まれて仕事に取り組んでいます。

校正の作業法2:“二人”で行なう校正とは?

次に二人で行なう校正ですが、実はこの校正法は、私が今の会社に勤務するまでは経験したことがなかった作業になります。つまり私は一人の校正しか知らなかったものですから、今の職場に入社をして驚いた校正作業の一つが、この二人での校正でした。

この作業は、ある程度校正が進み、紙面がある程度の“形”になってきたときに行なうもの。私の中では、以前の職場は規模が小さいものの新聞社だったから、校正を一人で行なっていたのだろうと勝手に考えていました。

しかしあるテレビ番組で、日本で有数の新聞社の校正の工程のなかで、この二人で行なう校正が紹介されていました。ですから文字数や業界に関係なく、二人の校正はいろいろなところで行なわれているのだと思います。

では肝心のその内容ですが、一人が制作途中の一番新しい紙面を“見る側”になります。そしてもう一人が、校正内容を一番新しいものから順に読んでいく“読む側”になります。

このとき見る側は、見落としや聞きこぼれのないように気を付けながら最新紙面を見なければなりません。一方読む側は、どうすれば相手に分かりやすく、かつ早く正確に情報を伝えられるのかということに注意しながら校正紙を読む必要があります。

ちなみに、見る側は紙面のことを分かっているベテランが担当し、読む側は社歴の短い新人が行なうことが多いです。

校正の作業内容の大変さ(!?)に恋して

校正という仕事は、根気と集中力と体力が必要な大変な業務だと思います。その一方で、知識は身に付くし、ある程度慣れてくれば紙面に自分の“色”を反映させることが可能になる楽しいお仕事でもあります。

思い起こせば、私が校正に興味を持つきっかけになったものは、雑誌に記載されていた「間違い探し」の絵でした。そこで間違いを全部見つけたときは実に爽快で、当時子どもだった私は、「この“間違い探し”が、仕事として実在すればいいのに」と真剣に考えたものでした。

そして世の中に校正という仕事があり、それが私の恋焦がれていた“間違い探しの仕事”だと知ったのも、雑誌の広告からでした。そして本当にありがたいことに現在、その憧れだった校正の仕事に携わらせていただいているわけです。

もしこの記事を読んでいただいて校正の仕事に興味を持たれた方がいらっしゃれば、まずは在宅校正の仕事から始められてはいかがでしょうか?今ご覧になっている『ママワークス』でも、在宅校正の求人が掲載されていることがもちろんあります!

実際私は前職を退職したとき、まだ妊娠初期なうえにつわりもなく元気だったので、在宅校正の仕事をしたことがあります。そのときの在宅校正に対する印象としては、「それほど複雑な校正はないので、比較的取り組みやすいな」というものでした。

もしこの記事をお読みいただいて、校正あるいは在宅校正に興味を持たれた方がいらっしゃれば、ぜひ校正の求人に応募をしてチャレンジしてみてくださいね。本当に楽しいですから♪

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