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住宅関係・住まいに関わる仕事とは?

公開日: 2018.11.21
最終更新日: 2022.01.16

住宅関係・住まいに関わる仕事とは?

住宅業界とは

住宅業界とは、戸建て住宅の設計施工や販売を事業とする業界のことをいいます。
マンションディベロッパーを含む場合もあり、住宅業界の定義はさまざまです。

ただし、人間が生活する上での衣食住の中の、「住」に携わる仕事だといえうことは間違いないでしょう。

住宅に関する仕事の種類と内容

■設計

これから建築に入る住宅の設計を行う仕事です。顧客のニーズや世間のトレンドなどを取り入れて、どれほど魅力的な設計を行えるか。設計士の腕の見せ所です。

住宅業界における設計とは、おもに、家の間取りや構造などを計画する仕事です。
鉄筋やRC、在来やツーバイフォーなどといった木造など、工法によって可能な間取りが異なります。工法ごとのルールを守りながらお客様の要望を反映した住宅計画を行います。
なお、勤務する企業の規模や方針により、自分でCAD図面33-を起こす場合と専門のCADオペレーターに任せる場合があります。
また、企業によっては、営業と一緒にお客様との打ち合せに参加したり、プレゼンを行うことも
あります。

 

■施工

設計士が図面を設計したら、それを元に施工を行います。施工の仕事は、住宅建築の現場での仕事です。
設計士の作成した図面通りに建築が進んでいるか、確認を行います。
現場の職人さん達に、作業の段取りや指示、管理・監督などを行うのも施工の仕事です。

図面をもとに、実際の建築を担当するのが施工部門です。
木材などはプレカットされている場合が多いため、昔のように現場で木材の長さを測ってカットしたり、カンナで削るといった工程などはほとんどありませんが、それでも、機密性が守られるよう図面通りにしっかりと施工していく必要があります。
なお、施工といっても、1人の人間が行うわけではありません。
足場さん、大工さん、左官屋さん、クロス屋など、さまざまな人が1軒の住宅を仕上げていきます。
なお、施工部門のなかでも、現場監督といった職種は、納期どおりに進んでいるかチェックをしたり、図面通りに工事がされているかを複数の現場を廻って確認をする仕事です。
騒音や交通の妨げになる可能性もあるため、近所の方に挨拶回りをしたり、クレームを受け付けたりする場合もあります。

 

営業

今まさに住宅を買おうとしているお客様の対応を行うことが、営業の仕事です。
営業の仕事は、お客様のサポートです。気持ちよく住宅を購入できるように、さまざまな事を行います。

具体的には、土地の案内や相談、資金計画のアドバイス、ライフプランのヒアリングなどです。
住宅に住もうとするお客様と1番関わりのある仕事です。

 

住宅業界の営業は、基本的に反響営業と言われています。
展示場やモデルルームに訪れた方に、商品を紹介し販売する仕事です。
ただし、建売やマンションなど、もう既にできあがっている商品を売るだけでなく、注文住宅というオーダーメイド式の住宅やリフォームといったものを販売する場合は、お客様のニーズに合わせて商品を作り上げる必要があります。
その場合、豊富な知識とヒアリング力をもとに、提案型の営業を行う必要があるのです。
また、住宅の場合、長く使ったり住んだりすることが前提なので、1度切りの付き合いではなく、その後のサポートやお問い合わせなども業務のうちと考えられています。

 

■CADオペレーター

CADオペレーターは、主に立体図を作成する3DのCADソフトや平面図を描く2DのCADソフトを使い、デザイナーや設計士の指示通りに図面を起こす作業を行います。
図面の変更や修正など現場によって仕事内容は様々なので、経験が浅くても始めやすく、働きながら仕事の幅を広げやすいお仕事です。

営業や設計からの指示の元、CAD図面を起こすのがCADオペレーターです。
戸建や集合住宅、エクステリアや家具など、種類は多岐にわたります。
基本的にCADを取り扱えるのはもちろん、正確さやスピードが求められる仕事です。
また、設計や営業が細かい指示を省くこともあるため、建築に関する基礎的な知識が求められることも多いです。
また、住宅業界におけるCADオペレーターは顧客に対し、営業や設計、施工担当と皆で進めていくことが基本であるため、パソコンスキルだけでなく、コミュニケーション能力も必要だと言えます。

 

■エクステリアデザイナー

エクステリアデザイナーは建物の外観をデザインする仕事です。例えば家の塀や門、庭や玄関までのアプローチ、カーポートなどをお客様や設計士などと相談しデザインしていきます。他にも、エクステリアのリフォームも請け負います。
最近では、家庭菜園やガーデニングをする人も増えておりエクステリアデザイナーの需要も増えています。

 

エクステリアデザイナーは、住宅のなかでも門扉などを含めたエクステリアの外環デザインを行う職業です。
おもに、建売を販売する住宅メーカーに属し、エクステリア部分をデザインしたり、注文住宅メーカーに属し、エクステリア部分にかんしてだけお客様の要望にそったエクステリアをデザイン、提案します。
また、エクステリア専門会社や、ホームセンターのエクステリア部門に所属し、相談に訪れた方のデザインを行う方もいます。
デザインセンスだけでなく、エクステリアの建材に通じていること、造園やガーデニングの知識を有していることが求められる職業です。

 

■ショールームコーディネーター

ショールームに訪れたお客様の対応をする仕事です。ショールームに来るお客様は「新築にしたい」「家をリフォームしたい」など様々な悩みを持っていますので、お客様一人一人のニーズにあった商品を提案します。
ショールームコーディネーターは明るく笑顔で対応する事が求められ、接客以外にも見積もりの作成やショールーム内の整備など様々な業務があります。

お風呂やキッチン、トイレなどの住宅設備から、壁紙やクロス、カーテンや建具など、ありとあらゆるメーカーがショールームを用意しています。
ショールームコーディネーターとは、そのショールームにいて、商品の説明やお客様の要望にあった商品の提案などを行う担当です。
一般のお客様だけでなく住宅メーカーの営業とやり取りをすることも多いです。
また、接客だけでなく見積書作成など、事務的な作業を伴うことがほとんどです。
なお、建築の知識などがある程度求められるのも特徴と言えます。

 

経験者インタビュー

≪経験者インタビュー1≫

住宅展示場の受付として入社しました。
家を建てたいというお客様がいらっしゃったときに、モデルハウス内をご案内したり、アンケートへの記入をお願いする仕事です。
具体的な質問や見積もりの依頼があった場合は営業担当にお願いをするのですが、お客様がどのような家を望んでいるのか、どのようなことに不安を持っているのかをヒアリングして適格に営業に伝えられるようにしています。
小さなお子さまを連れていらっしゃる方も多く、ご商談中にお子さまと一緒に遊んであげたりすることもあります。
自分の子育て経験が活かせたと感じたときや、ご両親から「おかげでゆっくり相談できた。」などと感謝されたときに、「やっていて良かったな」と実感します。
なお、少しずつ建築の知識を深め、将来的には契約までを担当できる営業になりたいと考えています。

 

≪経験者インタビュー2≫

子育てが一段落したのちインテリアコーディネーターになりたいと考え、通信教育を利用し勉強を始めました。一次試験は通ったものの二次試験は難しく一度は落ちてしまいましたが、短期講座などを利用し、二度目で合格することができました。
そして、マンションや戸建てなどのリフォーム会社に就職し、お客様に提案型の営業を行っています。
といっても飛び込みなどではなく、お問い合わせをいただいた方に提案すると言った反響営業です。

お問い合わせくださったお客様の悩みや状況を聞き出し、限られた予算のなかで希望を実現する仕事にやりがいを感じています。
インテリアコーディネーターの仕事は、資格をとった後も常に知識のブラッシュアップが必要です。大変な仕事ですが、これからも人に喜ばれるような提案をしたいと考えています。

住宅の仕事の大変なところ

住宅の仕事は、お客様にとって「人生で一番高い買い物」と言っても過言ではない、今後の人生に大きく関わってくる仕事です。その為、やりがいだけではなく難しい事や厳しい事など、大変なところも多くあります。
では、職種別に大変なところの一例をあげてみましょう。

営業

営業で一番大変なところはノルマです。
住宅に限らず営業職に就いている人の共通の悩みかもしれませんね。特に住宅の営業は契約の価格も大きく、ノルマを達成するのも大変です。会社によっては月に最低でも一棟売ることをノルマにしている会社もあります。
そのため強いプレッシャーを感じて、体調を崩し辞めてしまう人もいます。

■設計士

設計士はお客様と現場を繋ぐ役割を担っています。住宅づくりは、お客様の要望と現場の意見のすり合わせを行いながら設計していかなければなりません。
お客様の要望、現場の意見、予算や建築基準法など様々な制限のある中で設計していくのは、大変な業務になります。
自分の思った通りに設計できない悔しさや、お客様と現場作業員と板挟み状態になりプレッシャーを感じる人も多いようです。

■現場監督

実際に施工現場の指示を出す現場監督は、勤務時間が長くとても忙しいお仕事です。
現場に出向いて指示をしたり、会社に戻り書類を作成したりと多くの業務を一手に引き受けています。悪天候が続けば、その分現場の進捗が悪くなってしまい、納期に間に合わせるため休みなく働くこともあります。
また、上記で紹介した設計士やお客様と打ち合わせするのも現場監督が行います。
現場で何かミスが起きた場合も現場監督の責任となりますので、責任も大きく体力も使うなど、大変なところが多いと言えるでしょう。

住宅の仕事のやりがい

先ほどでも述べたように、住宅の仕事は、人間の生活に欠かせない「住」を支える仕事です。
人が住む場所を決定する際には、さまざまなストーリーが存在します。

例えば、結婚して家族が増えたとき。または、憧れの土地へ移住をするとき。
その多くは、明るく希望に満ちたものご多いでしょう。
そんな人生の大きな局面に関われるという点は、住宅の仕事の大きな醍醐味だと言えます。

また、家を買うということは、人生のうちで何度も訪れるようなことではありません。
だからこそ、住宅を選ぶときはとても慎重になりますよね。
そのような中で、自分が関わった住宅が選ばれると、信頼を勝ち取れたような気持ちになります。
真剣に仕事をしようというモチベーションも保つことができるのです。

やりがいは各職業によって違います。住宅営業をしている人は一番お客様と関わりの深い仕事で、相談から家が完成するまでお客様と共に家の完成を喜ぶことができる仕事です。その分、自身でやらなければいけない業務や責任も伴いますが、お客様に信頼される喜びや、お客様の希望する家が完成し「ありがとう」と言われる喜び、何よりお客様の人生の一部に名を刻むことができる職業で、やりがいがあります。

設計士やCADオペレーター、施工士などの技術者は家が完成していく喜びがありますよね。お客様や営業の人と何度も相談し修正をしながら図面を完成させていきます。そしてその図面を基に施工していきます。自分の描いた図面が、いざ完成したときの喜びは大きいものです。また家が完成した時のお客様の笑顔がなによりのやりがいに繋がるようです。

その他にも、住宅には様々な職業の方が携わり家を完成させます。直接お客様と関わりがない職業でも縁の下の力持ちで全てがお客様の笑顔に繋がります。

「人生で一番大きな買い物」と言っても過言ではない住宅に携わる仕事は、どれも大変で責任も重大です。その分やりがいも大きく成功したときの喜びは計り知れない物となります。
人を喜ばせる仕事がしたい方や、思い出に残る仕事がしたいと思っている方にとって、住宅の仕事はぴったりの仕事だといえます。

まとめ

住宅の仕事は、人々のライフステージの節目に関わることができる仕事です。
人の心に残るような仕事がしたいと思っている方にとって、住宅の仕事はとてもやりがいのある仕事になるのでなないでしょうか。

住宅業界は、さまざまな職種が力を合わせてなり立っています。
人々に欠かせない「住」を支える住宅の仕事は、これからも廃れることはないでしょう。

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