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派遣勤務はメリットいっぱい!働き方や他の雇用形態との違いなど詳しく解説☆

公開日: 2018.12.02
最終更新日: 2019.09.03

派遣勤務はメリットいっぱい!働き方や他の雇用形態との違いなど詳しく解説☆

派遣という働き方が定着して久しいですが、派遣で働くことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。そもそも派遣という働き方は、社員やパートとは何が違うのでしょうか。

ここでは、派遣で働くメリットだけではなく、派遣の社員という働き方をご紹介します。

派遣とはどんな働き方?

今は人手不足ということもあってか、私の勤務先にも派遣社員の方が在籍しています。ここでは派遣とはどのような働き方になるのかを実例を交えながら、分かりやすくお伝えします。

【派遣の歴史】
すっかり雇用形態の一つとして、定着している感のある派遣という働き方。

しかしその歴史は意外と浅く、1986年の労働者派遣法施行によってスタートしました。つまり施行からまだ30年ほどしか経っていない働き方なのです。

しかしその30年という歴史の中で、派遣という働き方は、幾度となく世間から注目される機会がありました。どうも派遣という働き方にに対する社会の関心は、いつの時代も高いようです。

派遣社員は“派遣元”の社員】
私はある会社で校正として働いています。数年前に私は、その勤務先に「直接雇用」されました。一方、私の勤務先で働いている派遣社員の方は、ある「派遣会社から派遣」されています。

派遣社員と(正規・非正規社員に関係なく)一般の会社勤務の方との一番の違いは、「雇用先が“勤務先”か、“派遣会社”か」ということでしょう。

つまり、「会社に直接雇用されているか」あるいは「派遣先に雇用されているか」、これが派遣社員とそれ以外の正規・非正規社員の大きな違いなのです。

派遣社員は非正規雇用】
まず日本の雇用形態は大きく分けると「正規雇用」か「非正規雇用」の二つになります。そして「正規雇用」は正社員のみで、「非正規雇用」は契約社員派遣社員・パート社員・アルバイト社員です。以上のより、派遣社員は非正規雇用になります。

ところで、正規雇用と非正規雇用の大きな違いの一つとしてよく取り上げられるのが「社会保険に加入しているかどうか」です。

上記のくくりだと、派遣社員は非正規雇用なので、社会保険に加入することが不可能になります。しかし、一定の時間を超えて勤務をすれば、派遣社員も派遣元の社会保険に加入ができます。ですから、派遣元の健康保険にも加入は可能です。

余談にはなりますが、派遣社員は、派遣元のものなら福利厚生の利用も可能です。

しかも派遣社員の福利厚生は、ある種、一般企業の福利厚生よりユニークで実用的なものが多くおすすめ。こちらも後の項目でご紹介したいと思います。

なぜ派遣業界は注目されているの?

派遣業界は今、利用者側の企業はもちろん、派遣登録者からも注目をされています。

その注目をされている理由の中で突出しているものとして挙げられるのは、昨今の「人手不足」でしょう。

しかも派遣業界の需要は、人手不足のためだけではなく、今後ますます伸びていくと考えられています。ではなぜ今後、派遣業界の需要が伸びていくと考えられているのでしょうか。

ここでは、派遣業界のこれからについて、お伝えします。

とにかく人が足りない】
正直「景気が良い」と言われても、庶民の立場からすれば、あまり実感はできていません。その一方、人手不足であることだけは、ひしひしと肌で感じています。

特に中小企業の場合、人手が足りないうえに、新卒に教える時間すら確保できないので、一からの教育が不要な派遣社員に頼らざるを得ないというのが正直なところではないでしょうか。

よって派遣の需要は、今後の社会を考えたときに、ますます伸びることは間違いないと考えられるのです。

派遣でも交通費が支給される】
以前は「派遣社員=高給だけど、交通費が出ない」というイメージでしたが、今は派遣会社にもよりますが、交通費を支給してくれるところがあるそうです。

前項にも関連することですが、この人手不足ですから、派遣会社の立場からすれば、「損して得取れ」ではないですが、たとえ交通費を支払ってまでも、良い人材を確保したいという派遣会社の思惑もあるのでしょう。

ただこの流れは、「同じ非正規で働くにしても、時給が直接雇用のアルバイトやパートより高いだけでなく、交通費まで出るようになった派遣で働く方がお得」ということで、派遣登録希望者を増やしているようです。

「パート派遣」という言葉、ご存じですか?】
以前に比べると派遣社員の職種はかなり広がってきました。

その結果、最近ネットでよく見かけるようになったのが、「パート派遣」という言葉。

私も初めてこの言葉を見たとき、派遣社員といえば、9〜18時の週5日勤務のイメージでした。ですから、「“パート派遣”ってあり得るの!?」と思っていました。

しかし、昨今の人手不足の深刻さから、企業が働き手のライフスタイルに合わせるかたちの「時短の派遣」という働き方が始まっているのです。この働き方のいい点は、いろいろあります。

例えば、パートだと自分で仕事を探す必要がありますが、派遣だと働き方のプロである派遣会社の方に、働き方や職種をマッチングをして貰えるということ。

また派遣されるようになってからも、派遣社員として、何かあれば派遣会社に相談できることです。

あと何よりも、直接雇用のアルバイトやパートの方に比べて、時給が高い点も非常に大きな魅力でしょう。

私は超氷河期世代の人間なので、「今はいろんな働き方が選択できていいな」とうらやましい限りです。

ここまで派遣についていろいろとご紹介してきましたが、ここからは派遣のメリットをどど〜んとご紹介していきます!

派遣のメリット:その1_社会保険に加入できる

まず念のために簡単に社会保険についてお伝えします。一般に「社会保険」とは、「厚生年金保険」と「健康保険」のことです。

社会保険に加入していない場合、独身の方ならば、「国民年金」と「国民健康保険」に加入していると思います。一方結婚されている方ならば、配偶者の勤務先の健康保険と厚生年金に扶養家族として加入しているはずです。

しかし派遣で働くと、その働く時間によっては、社会保険に加入することができます。確かに社会保険に加入すれば、厚生年金も健康保険も給料からの天引きアルバイトやパートの方されます。

ただその分、将来の備えは増えることになります。しかも今は人生80年の時代といわれており、定年が65歳の民間企業は全体の約20%を占めるそうです。

おそらく定年を引き上げる企業は、これからますます増えていくものと考えられます。しかもこの少子高齢化社会から察するに、どの年代の給料も、今後劇的に上がる可能性は低いでしょう。

以上により、将来の自分のために社会保険に加入しておいたほうがいいと考えられるのです。

派遣のメリット:その2_福利厚生がいい!

派遣会社は、登録者が一日でも早く就労できるように、あるいは、登録者のコミュニティが広がるようにと、魅力的な福利厚生を用意しているところが多いです。ここではそれらについてご紹介します。

【派遣の福利厚生は、大きく分けると二種類】
派遣会社にもよりますが、一度派遣登録をすれば、たとえ派遣社員として稼働をしていなくても、福利厚生の案内を送ってきてくれるところがあります。その内容は大きく分けると「カルチャー系」と「実技系」の二つになります。

まず「カルチャー系」の福利厚生ですが、例えばテーブルマナーや月々のイベントに合わせた料理教室など、どちらかと言えばカルチャーセンター的な意味合いが強い内容です。

一方「実技系」の福利厚生は、例えば「(エクセルの)関数完全マスター全4回コース」や「ビジネスマナー講座」などのような社会人として、最低限、身につけておくべき実務的な内容のものになります。

そして「カルチャー系」も「実技系」も、大抵の場合は、無料での受講が可能。ですからもし興味のある内容があれば、ぜひ受講することをおすすめします!

【福利厚生を利用するときに一緒にすると一石二鳥なことは?】
福利厚生を利用される前に、事前にしておくと便利に思うことは、「派遣社員として稼働されている方」と「派遣社員として稼働されていない方」のそれぞれにあります。ここではそれらについてご紹介します。

派遣社員として稼働されている方の場合
それは、「現在稼働中の職場で感じていることを洗い出しておくこと」。ですから、もし差し当たり問題がなければ、特に事前にすることはありません。

ただ何か思い当たる節があるのであれば、まずはその問題を箇条書きにするなどしましょう。さらにその問題点を「人間関係」とか「業務内容」など大きなくくりにして分けるなどしてまとめておいてください。

そしてセミナーあるいは講座に参加する前に、担当のコーディネーターにカウンセリングの予約を取りましょう。

おそらく派遣当初は、様子見で派遣先に来てくれたり、時間を取ってカウンセリングしてくれたり、細かくフォローしてくれていたと思います。

しかしある程度時間が経つと、派遣先も「それほどフォローしなくても、慣れてきたから大丈夫」と理解して、稼働当初ほどの丁寧なフォローをしてくれることは、殆どの場合ないと思います。

ですから、もし何か稼働先で思うところがあるのであれば、福利厚生を利用するということは、言葉を換えれば、せっかく時間とお金をかけて訪問することに他ならないわけですから、その時間と費用を有効活用することをおすすめします。

派遣社員として稼働されていない方の場合
派遣社員として稼働されていない方の場合、おそらく、派遣会社の方も事前に非稼働であることを調べたうえで、現状を聞くなどの声掛けをしてくれるものと考えられます。

せっかくですから、そのチャンスはぜひ利用していただきたいのですが、その前の段階として、事前に準備してほしいことが。それは「公私ともでの現状の洗い出し」です。

まずプライベートなことといえば、結婚や出産、介護などが近々起こり得そうかどうかということ。

これらは特に女性に対して、もしかすると派遣社員として稼働が難しくなるほどの影響を与えるかもしれません。よってこれらに思い当たる節がないかどうかを考えてみましょう。

次に「今したい仕事は何か」を洗い出しましょう。専門的な仕事に従事されて来た方は、おそらく次もその職種をされると思います。

ただ例えば専門性が低い事務職を希望される場合、「電話対応の有無」や「企画書作成ならどこまでのものを作ることができるのか」などを事前に整理をしておいた方がいいと思います。

なぜならば、もし事前準備をせずにカウンセリングをして貰うと、かなり時間がかかるからです。

その後に予定がなければいいのですが、もし予定がある場合、カウンセリングが中途半端な状態になり、おそらく後日またカウンセリングのために来社する羽目になると思います。

以上より、事前準備でカウンセリングに望むことをおすすめするわけです。

派遣のメリット:その3_時給が高い

派遣の魅力はなんと言っても、その時給の高さにあります。ちなみに職種に関係なく派遣社員の平均時給は、1500円程だそうです。

一方厚生労働省のホームページによると、全国のパートの方の最低賃金の平均額は、およそ880円程とのこと。

では派遣の職種ごとの場合、平均賃金はどれくらいになるのでしょうか。ここでは派遣先の職種の平均時給をご紹介したいと思います。

【一般的な事務の場合】
事務」と一言でいっても、いろいろな事務があります。他の職種でもそうですが、事務は専門性が高くなればなるほど、時給が高くなるようです。詳細は下記のようになります。

1:データ入力=1300円ほど

2:受付事務=1300円ほど

3:一般事務営業事務など=1400円ほど

4:金融事務=1400円ほど

5:秘書=1600円ほど

お住まいの所にもよるとは思いますが、直接雇用のパートになると、例えば同じ「データ入力」のお仕事でも、時給で1300円いただける可能性は非常に低いと思います。

ただ気をつけていただきたいのは、ご存じの方が多いとは思いますが、「派遣の時給は全て派遣社員のものではない」ということ。

つまり、仲介料的な感じで、一部、派遣会社の取り分になります。しかもその割合は、どの派遣会社も同じではありません。この点は特に注意が必要です。

【専門的な事務の場合】
一般的な事務の中でも、専門性が高くなればなるほど、時給がより多くなることはご理解いただけたと思います。では専門的な事務の場合、どの事務職が最も時給が高いのでしょうか。

1:貿易事務=1500円ほど

2:OAオペレーター=1600円ほど

3:英語事務=1700円ほど

4:広報=1700円ほど

5:企画・マーケティング=2000円ほど

以上のように、やはり専門性が高くなると、軒並み時給は上がります。ただこの時給の高さは裏返せば、それだけ高い報酬を支払っても、来て欲しいと思われているということ。

つまり、「即戦力として必要とされている」からです。ですから、当然ではありますが、それなりの結果は求められるでしょう。この点では注意が必要です。

その4_無期雇用になる、あるいはそれを目指すことができる

皆さんは、「無期雇用派遣」という言葉を聞かれたことがありますか?

今からさかのぼること5年前の平成25年(2013年)に改正された『労働契約法』のより、「無期労働契約への転換」というルールが定められた結果、平成30年(2018年)4月から、「無期雇用派遣」という働き方が始まりました。

「無期雇用」という字面を見れば、一番最初に思うことは、「“正社員”と“無期雇用派遣”は何が違うのだろうか?」ということかもしれません。

ここでは、この「無期雇用派遣」について詳しくご紹介します。

【「無期雇用派遣」ってなに?】
派遣社員と言えば、派遣先で働ける期間が決まっていて、期間の終わりが近づいてくると、再度契約を更新するか、あるいは契約を終了して、新たな派遣先で働く…というのが一般的な派遣社員の働き方ではないでしょうか。

「じゃあ“無期雇用派遣”というのは、派遣会社の正社員として働くことなの?」と思ってしまいがちですが、実はそうではありません。ここではまず、「無期雇用派遣」の概要をお伝えします。

先ほどご紹介した平成25年月1日の労働契約法の改正により、派遣社員として、有期雇用契約が通算5年を超えて更新された場合、派遣社員からの申し出があれば、無期雇用契約(正社員のような期間の定めのない労働契約)に転換して貰うことが可能になったのです。

ちなみにこの申し出に対し、派遣会社は断ることはできません。これが「無期雇用派遣」の概要となります。

ただこの「無期雇用派遣」、その名称には、ちゃんとした「意味」が。次にこの名称に込められた「“正社員”と“無期雇用派遣”の違い」をご紹介します。

【「無期雇用派遣」と「正社員」の違いとは?】
「無期雇用“派遣”」という名称から、一番誤解をされやすいのが、「“派遣社員”から“派遣会社の正社員”」になるのではないか、ということでしょう。しかしこれは間違いです。

派遣社員から派遣会社の正社員になることはありません。「じゃあいったい、無期雇用派遣とは何なのか?」、ますます謎が深まりますよね。

通常、派遣社員として働く場合、派遣会社からお仕事をいただいて、派遣会社と有期雇用契約を結びます。そして契約期間が終了したら労働契約も終了、というのが、いわゆる一般的な派遣社員の働き方でしょう。

これが「無期雇用派遣」となれば、「派遣元に無期雇用されてはいるものの、働き場所は派遣先」という働き方のスタイルになるのです。

おそらくここまででも「無期雇用派遣」と「正社員」の違いが分かりづらいですよね。そこで分かりやすいように、まずは「無期雇用派遣」と「正社員」の共通点から紹介します。

これらの共通点は、いずれも「雇用が無期」であることです。だからこそ「“無期雇用”派遣」という名称になります。

では本筋の「無期雇用派遣」と「正社員」の違いとは何でしょうか?まず挙げられるのが、「賞与や給与などの待遇面」でしょう。だたこれは派遣会社により条件が異なる事項ではあるので、一概にそうだとは言えません。

また、派遣会社の社員であれば、例えば本人から「営業から人事への異動希望」や「転勤希望」でも出さない限り、基本的にはどこかに異動することは考えられないでしょう。

ただ無期雇用派遣の場合、派遣先から派遣の契約解除をされれば次の派遣先へ出向する、というのを退職するまでずっと繰り返すこととなります。

とはいうものの、雇用は無期ですので、仕事があるのかどうかを心配する必要がないのは安心ですよね。

派遣のメリット:その5_いろいろな職場を経験することで、スキルアップすることができる

私が派遣という働き方をいいなと思う大きな理由は、この「いろいろな職場を経験するので、スキルアップすることができる」からです。

例えば、私は校正の仕事を3社で経験しました。しかし、まさに三者三様で、校正記号の違いというかなり基本的なことから、使用している印刷専用ソフトは何か、校正回数、印刷の仕方の決まりなど、本当に会社によって全く異なりました。

ですから、転職するたびに工程の流れを覚え直すのに一苦労。つまり派遣社員の方とは、派遣先ごとの校正の仕方の違いを即座に判断し、その工程の流れに沿って、自分のやり方を順応させているわけですから、本当に「すごい」の一言です。

おそらくこの派遣社員の方の順応性は、その行く派遣の先々で身につけたものだと考えられます。つまりこの校正に対する対応能力は、派遣先ごとで培ったスキル以外の何物でもないのです。

以上により、派遣社員で働くということは、スキルアップし続けることができるわけです。

派遣のメリット:その6_仕事を選択できる

私は本業とは別に副業をしています。その理由はいろいろありますが、「普段の業務内容と違うことができる」というのも大きな理由の一つです。

私は本業は校正ですが、ライターもどうしてもしたい仕事でした。しかし今の本業でライターをすることは無理なので、在宅ライターに携わらせていただいているというわけです。

一方派遣社員の場合、おそらく派遣会社のコーディネーターの方が、派遣社員の方の適性を見極めたうえでいろいろな仕事を案内してくれるのではないでしょうか。

つまり派遣会社が紹介してくれる事務の仕事や販売の仕事、接客の仕事など、さまざまな職種を経験することができるわけです。

その結果、もしかすると自分では販売は向いていないと思い敬遠していたけれど、派遣会社のコーディネーターさんからの紹介で従事してみたら、思いのほか自分に合った職種だった…という可能性も。

おそらく自分だけで仕事を探していると、この“発見”は絶対にありえません。しかし派遣で働くとこのようなことは、意外とよくあるようです。

この「新しい自分の発見」は、望んでいてもなかなかできない経験。一方派遣で働けば、逆に案外どこにでもあるチャンスになります。

もし「自分の仕事の適性がよく分からない…」という方がいらっしゃるのであれば、いったん派遣社員として働かれてみてはいかがでしょうか。

派遣のメリット:その7_時間管理がしやすい

派遣社員と言えば、一般的に「9-18時勤務で、トータル一日8時間勤務の週5出勤」というイメージが強いものと考えられます。

派遣社員の場合、「時給」ですから勤務時間を超えて(残業して)しまうと、残業代は基本時給の25%増しになります。つまりその分は、派遣先が支払わなければならないことになります。

ですから、ほとんどの派遣社員は残業をしていないと思います。派遣で働くと自分の時間管理がしやすいのではないでしょうか。

勤務時間が固定されていれば、特に小さいお子さんのいるご家庭ならば、お迎えの遅れの心配はいらないことに。これはとても大きなメリットでしょう。

派遣のメリット:その8_大学や公的機関、地方公共団体などでの就業が可能

通常、大学や市役所、社団法人などで働こうと思えば、まず最低でも2回ほど筆記試験と面接を受けたうえで、やっと採用というのが大まかな流れだと思います。

しかもこれらの職場は人気ですから競争率が激しく、採用にまで至れる方は非常に少ないです。

しかし派遣社員だと、いともたやすくそれらの職場で働くことが可能に。これも大きなメリットではないでしょうか。

派遣のメリット:その9_滅多にできない仕事ができる

例えば、勤務先の健康保険に加入されている方の場合、健康診断を受けた経験があると思います。

そのとき血圧や身長、聴力を検査して貰ったことはきっとあると思いますが、それらの検査を“される側”ではなく、“する側”の仕事が派遣社員の仕事としてあります。

この派遣の仕事は、確かに講習を受ける必要はありますが、特別に資格がいるわけではありません。「人とは違う珍しい仕事がしてみたい」という方にはうってつけの仕事でしょう。

このように派遣の仕事には、珍しい仕事が意外とあります。ちなみに、派遣のライターのお仕事もあるそうですよ。

契約社員や正社員との違い

ここまで派遣社員のメリットについてみてきました。それでは契約社員正社員と比較してどのような違いがあるのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットを比較しながらみていきましょう。

派遣社員は派遣期間に上限がある
派遣社員には、3年の上限があります。どんなに環境の良かった職場であっても、それ以上働き続けることはできません。ただし契約満了後は、派遣会社が次の派遣先を探してくれることがあります。

契約社員も契約期間が定められていますが、契約満了後は自分で次の勤務先を探す必要があります。

正社員は、基本的に終身雇用であるため、安定した環境で仕事をすることができます。

派遣社員は時給である
派遣社員は時給で支払われますが、契約社員は月給のケースの方が多くなっています。このため大型連休がある月でも、安定した収入を確保することができます。 

正社員は月給制であり、各種手当も充実しています。派遣社員は、正社員に比べてボーナスは低く、交通費も自己負担となっている会社が多くあります。

派遣社員は福利厚生が使えない
正社員の場合、福利厚生が充実しており、会社が提供している宿泊施設やレクリェーション施設が利用できます。また多くの会社では、住居手当、扶養手当などの手当てが支給されます。 

派遣社員はこれらの福利厚生の恩恵を受けられないことが多いのです。

派遣社員はいろいろな職種が経験できる
派遣社員はいろいろな業種の仕事が体験できます。もちろん会社によっては、当たり外れがありますが、そうした経験も含めて、やがて自分の財産となり、将来に生かすことができます。

一方で正社員は、基本的にひとつの会社にとどまっていますから、派遣社員のように多様な経験を積むことができません。

派遣社員は自由度が高い
現在は働き方のありようとして、仕事中心の生き方ではなく、プライベートの時間をふんだんに確保したうえで働くという道を選択する人も増えてきました。

たとえば派遣社員であれば、契約満了後に長期間海外をヒッチハイクするという体験をすることも可能です。しかし正社員ともなれば、定められた有給休暇の範囲を超えて、毎年のように長期間の休暇を取得するのは不可能です。

派遣社員は、正社員では味わえない自由を満喫することができるのです。 

派遣社員は住宅ローンを借りられる?
住宅ローンを融資する金融機関の中には、勤続年数を重視するところがあります。そうした金融機関では勤続三年以上を条件とするところが多く、派遣社員では基準に適合しないために融資してもらえないことがあります。 

契約社員の場合は、長期間同一の会社に勤務している実績があれば、融資をしてもらえる可能性は高くなります。

正社員は勤続年数の条件が合えば、ほとんどのケースで融資してもらえます。

派遣のメリットをちゃんと受けるためにするべきことは?

まず一番しなければならないことは、「派遣会社の比較」でしょう。派遣会社によって、待遇もマージン率が異なります。また各派遣会社によって、「デザイン関連は強いが、販売系は弱い」などのような業界によっての得手不得手もあるでしょう。

また派遣社員へのフォローが厚いかどうか、求人数が多いかどうかなど、本当にこれらは各派遣会社によって内容が全く異なることなので、事前にしっかりと比較してください。

次に行なうべきことは、「自分の将来をどのように考えているか」ということ。直接的な表現をすれば、「“無期雇用”を目指したいか、“有期雇用”でいいか」ということです。

この“有期雇用”と“無期雇用”については、あなたの将来設計によって、どちらの雇用を選択したほうが有利かどうかが変わってきます。

とりあえずお仕事を継続的にくれそうな派遣会社に登録して働いてから、将来の状況から判断するという選択肢もありかもしれません。

あとは「登録している派遣会社をしっかり活用する」こと。

例えば既述のように、もし稼働をしていなくても、例えばエクセル講習の案内が来て、それに興味があるならば、(念のため事前に「派遣社員として稼働していないが、講習を受けることができるかどうか」の確認をすることをおすすめしますが)ぜひその講習に参加しましょう。

講習に参加をすれば、同じような境遇の方に出会うでしょう。それによって刺激を受けて、働く意識がより高くなるかもしれません。

またおそらく講習はその派遣会社内で開講されると思います。これは登録している派遣会社の方に仕事の相談をするチャンス!

また、それだけではなく、子の場合だと決まった開講時間に決まった公衆を受けることは、生活のリズムを作り出します。

もし怠惰な日常を過ごしているならば、ぜひこの「派遣会社の活用」をおすすめします。

派遣のメリットをしっかり享受するために最低限知っておくべきことは?

ここでの最重要項目は、「契約内容の確認」でしょう。例えば繰り返しになりますが、もしあなたが無期雇用派遣を目指したとします。

そのときAという派遣会社では、契約書に「無期雇用派遣になった場合、雇用は無期になるけれど、そのほかの条件は派遣社員として働いている今と全く変わりません」という内容の一文が契約書に添えられているとします。

この場合、もし無期雇用になっても、おそらくいわゆるボーナスはもらえない可能性が非常に高いと思います。つまり、このようにたかだか一文ではあっても、その内容によってあなたの将来はかなり変わる可能性が。

以上より、契約書はその都度しっかりと確認をする、分からないことがあれば必ず派遣会社の方に質問するようにしましょう。

他に大切なことは、「ある程度のコミュニケーション能力は養っておく」こと。

例えば、私の会社に来ている派遣社員の方は「編集」として稼働しています。編集ですから専門職なので、進行管理ほど周りとの調整を図る必要はありません。

仕事のスタイルとしては、「粛々と自分の仕事をこなす」感じになるでしょう。とはいうものの、必ず一日に一度は、仕事で誰かと打ち合わせなどをする必要はあります。

つまりどんなに専門性が高い仕事であっても、誰ともコミュニケーションを取らずに仕事を進めるなんてことは不可能なのです。

以上より、派遣社員として働く場合は特に、ある程度のコミュニケーション能力が必要となると言えるでしょう。

派遣という働き方、どうですか?

いかがでしたか?派遣という働き方は、無期雇用だと難しい、さまざまな業界、いろいろな職種を体験できます。

またパートやアルバイトのようなそれ以外の有期雇用とも異なって、契約終了後も派遣会社の担当社員がサポートをしてくれるうえに、新しい派遣先でもフォローをしっかりしてくれます。

その上、今では一定期間以上勤務すれば、無期雇用も目指すことが可能です。

あと余談ですが、無期雇用派遣ではなくても、例えば紹介予定派遣であれば、「派遣先の正社員になることが前提の派遣社員」になります。

以上のように派遣社員としての働き方によって、これほど選択の幅が広がるわけです。しかも最近では記述の通り、「パート派遣」なる新しい働きも出てきています。

おそらく子育てがひと段落してきたのでいざ働きたい!と思っても、「いきなりがっつり働くのは不安だし、パートだと何かあったときに相談する相手がいないし…」といろいろお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。

そんなときまずは「派遣」あるいは「パート派遣」から社会復帰を始めるのは、ある種、非常に賢明な手段ではないでしょうか。

以上のように、派遣で働くことはメリットがいっぱい!まずはあなたも派遣会社に登録してみませんか?

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