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小学生のお小遣いは平均いくら?

小学生の子供がいるママの悩みのひとつである「お小遣い問題」。家庭や学年によってお小遣いの金額が違うので、お小遣いの金額を決めかねているママも多いと思います。とくに初めての子供の場合は、お小遣いをどうしていいかわからないですよね。

そんなママのために、小学生のお小遣い事情について記事にしました。お小遣いの平均額についても解説しているので、自分の子供のお小遣いの金額を決めるのにも役立ちます。

この記事を読むと小学生のお小遣い事情に詳しくなれるので、まずはご一読ください。

小学生のお小遣い事情

小学1年生から中学3年生の子供をもつ親を対象にしたお小遣いに関する調査を、2019年にバンダイが行いました。調査によると、小学生でお小遣いをもらっているのは全体の68%。定期的にお小遣いをもらっているのは、34.5%という結果になりました。

定期的にお小遣いをもらっている89.6%の子供は親からお小遣いをもらっていますが、子供の4人に1人は祖父母からお小遣いをもらっていることも判明。ちなみに中学生になると、全体の59%が定期的にお小遣いをもらっているようです。

小学生のお小遣いの平均額

小学生のお小遣いの平均額は、小学生全体で見ると1,662円。小学1年生から3年生の平均額は1,207円、小学4年生から6年生の平均額は1,996円でした。一般的だと思いますが、高学年になるにつれてお小遣いがアップしているのがわかります。

また親からもらうお小遣いよりも、祖父母からもらうお小遣いの方が多かったのも特徴的。祖父母からお小遣いをもらっている子供は、約1.5倍の金額をもらっていました。

 

小学生全体

1~3年生

4~6年生

お小遣い(親)

1,507円

1,045円

1,845円

お小遣い(祖父母)

2,436円

2,007円

2,758円

 

参考までにわが家のお小遣い事情を書くと、基本的に年末にもらうお年玉をすべてお小遣いとして渡しています。基本的に、その中でやりくりしてもらうというスタンスです。

中学生の子供1人、小学生の子供2人がいるわが家ですが、友達と遊びに行くときやなにかほしいものがあるときに必要な分をお小遣いとしてあげています。

ただお小遣いが足りない可能性があるので、お手伝いをしたらお小遣いを渡すというシステムもあります。靴並べ50円、風呂洗い100円という感じで、お手伝いをするほどお小遣いが増える形です。毎月1回お手伝いをした分を、お給料として子供達に渡しています。

私は小学生のとき学年×100円を毎月もらっていたので同じことを自分の子供にしようと思っていましたが、奥さんが「こっちの方がいいんじゃない?」ということでこの方法をとっています。ずっとこのやり方をしていますが、子どもたちから不満がでたことはありません。

お小遣いをわたすタイミング

ここまでお小遣いの金額について解説しましたが、いつからお小遣いを渡しているのか気になる方も多いでしょう。どのタイミングで渡せばいいか、タイミングごとに解説したのでご覧ください。

■小学校入学前
子供にお小遣いを渡し始めるタイミングが小学校入学前の人もいます。未就学の時からお金を渡すことで、金銭感覚を身につける、お金を身近に感じてもらう、などの目的があります。しかし一般的に見れば、この時期に子供にお小遣いを渡しているのは少数派。まだお金をもらうことに興味がない子供も多いでしょう。

■小学校入学後
小学校に入学したのをきっかけに、子供にお小遣いを渡す人もいます。低学年の子供もあまりお金を使わないと思うので、基本的に渡さなくてもいいと思います。しかし周りにお小遣いをもらっている子供がいる場合、うらやましくなってお小遣いをほしがる可能性があります。

私は小学2年生のときに友達がお小遣いをもらっているのを知り、お小遣いがほしくて、親にお小遣いをねだっていました。その結果、お小遣いをもらえるようになったのですが、使い道がなかったので目的もなく貯金していました。

■小学高学年
小学高学年にもなると、お小遣いをもらっている子供が多くなります。高学年にもなると友達と遠くに遊びに行く機会も増えるので、お小遣いを渡す家庭が増えるでしょう。

例えばバスに乗って遠くへ遊びに行く、自転車に乗って遠くまで遊びに行くなど、低学年のころには考えられなかった遊びをすることもあります。遠くに遊びに行くようになると、飲食費や交通費などのお金を渡してあげる必要もでてくるでしょう。

活動範囲が広くなると必要なお金も多くなるので、高学年になってからお小遣いをアップする家庭も多いと思います。

小学生のお小遣いの使い道

小学生のお小遣いの使い道の1位は、お菓子やジュースなどの食べ物でした。57.1%の子供が食べ物にお小遣いを使っています。私にも高学年の子供がいますが、よくお菓子やジュースを買って食べているので妙に納得できました。

順位

小学生のお小遣いの使い道

割合

1位

お菓子やジュースなどの飲食物

57.1%

2位

文房具

30.6%

3位

マンガ・雑誌

28.9%

4位

貯金

28.4%

5位

書籍

22.5%

6位

おもちゃ

15.0%

7位

ゲームセンター

14.7%

8位

ゲームソフト

11.8%

9位

外出時の交通費

8.6%

10位

外食

6.9%

参考:小中学生のおこづかいに関する意識調査 – バンダイ
https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question251.pdf

*複数に回答できるので、パーセンテージの割合が大きくなっています。

ランキングを見ると2位の文房具や3位のマンガなど、子供が必要としているものや好きなものが多くランクインしています。5位のおもちゃ、6位のゲームセンターなど子供が好きそうなものにお小遣いを使っていますよね。私の子供を見ても同じようなものにお金を使っているので、個人的に納得できるランキングでした。お小遣いは自由に使えるお金なので、好きなものを買いたくなる気持ちはよくわかります。

意外に感じるのは、4位の貯金ではないでしょうか?この調査では4人に1人の子供が貯金しているので、子供の貯金に対する意識の高さが伺えます。私が子供のときはお金を使うものがなくて貯金していたので、今の子供達も同じかもしれません。

わが家の長男の場合は、お金を貯金するのが好きだったりお金を使って減るのが嫌だったりするので、お小遣いの大部分を貯金にまわしています。お小遣いの使い道は子供によって違いますが、ほとんどの子供がこのランキングのようなお金の使い方をしていると思います。

お小遣いによって発生するトラブル

子供にお小遣いを渡すことで、発生してしまうトラブルもあります。例えばお菓子を買い忘れてしまったときに、子供にお小遣いを渡してしまうこと。家庭の事情があるのでしょうがない場合もありますが、子供にお小遣いを渡して買い物を頼んでしまうとトラブルになりやすいです。

1人で買いに行くならまだいいものの、友達と一緒に買いに行くと「お菓子が欲しいから買って~」、「お金を返すから100円だけ貸してよ」なんていうことになる可能性があります。

周りに好きなものを買える子供がいるとうらやましく思ってしまいますから、友達もお金を使いたくなったりものを買ってもらおうとしたりすることが起こるかもしれません。

またお金を持ち歩いていることが周りに知られると、お金目当てで子供が寄ってくることもあります。最悪の場合、カツアゲの被害にあう可能性も…

私の話しでいうと、小学生の遠征のときに決められた金額よりも多くお金を持って行ってしまい、友達にお金を盗まれてしまうことがありました。周りの協力もありお金は戻ってきましたが、その後お金を盗んだ友達は習い事をやめることに…

おおごとになったことを覚えています。もともとは私がお小遣いを多めにもっていったのが原因の出来事だったので「お小遣いを多く持っていかなければよかった…」と落ち込んだのを覚えています。

このようにお小遣いが原因のトラブルはおおごとになりやすく、今までの関係を壊してしまう可能性もあるもの。お小遣いを子供に渡す時は、お小遣いに関するルールを決めておくのがおすすめです。

禁止している学校もある

このような背景から、子供が公園や児童館に遊びに行くときは、小銭を持たせることを禁止している学校もあります。しかし、まだまだ出かける際にお金を持っている子も多く、このことがきっかけで友人関係に溝が出ることもあるそうです。

心の成長とともに、大人のようにお金を使ってみたいという、背伸びした気持ちもありますし、お金の使い方を考えるよい機会でもあるのでどう向き合うか家族で話し合う必要があります。

家庭のルールを決めておく

お小遣いをただ渡すだけだと、さきほど紹介したトラブルにつながりかねません。そこでお小遣いを渡すときの注意点を解説します。

●お小遣いのルールを決める
さきほども少し書きましたが、お小遣いのルールについて決めておくのがおすすめです。お小遣いを渡す前に、可能なら家族会議を開くといいでしょう。

家族会議では、お小遣いの使い方や使い方のルールを決めるのがおすすめ。やっていいこととダメなことをハッキリできると、子供もお小遣いを使いやすいと思います。

無駄遣いをしないように購入前に本当に必要なものか考える、お金をもらえることは当り前じゃないなど、お金に関することも教えてあげるといいでしょう。

家族会議をするのは、大事な話しをしていることを子供にわかってもらうため。いつもと違うシチュエーションで話すと、大事な話をしていることが子供に伝わりやすいです。

●お金の貸し借りをさせない
お金の貸し借りは、大人同士でもトラブルになりかねない問題です。人生経験の浅い子供たちにお金の貸し借りを認めてしまうと大きなトラブルになりかねないので、基本的に貸し借りをさせないようにするといいと思います。

●前借は禁止させる
基本的に、お小遣いの前借は禁止した方がいいと思います。前借を許してしまうと「お願いすればお金をもらえる」という風に子供が感じてしまい、お小遣いがなくなっても親にもらえると考えてしまうかもしれません。

このように前借を許していると、お小遣いの範囲内でやりくりできない子供になってしまうかも。大人になったときに、計画性のないお金の使い方をしてしまう可能性があります。現実ではお金が降ってくることはないので、将来お金に困る大人になってしまうかもしれません。

●子供の好きに使わせる
お小遣いは、子供の好きに使わせてあげるといいと思います。子供のうちからお金を使うことで、お金をどうやって使えばいいか経験できるからです。

かりにお小遣いを早い段階で使い切ってしまっても、しかる必要はありません。お金を使いすぎてしまうとなくなることがわかるので、お金の使い方を気をつけられるようになるでしょう。親はしかる必要はありませんが「なにが失敗だったのか?」、「次からどうしていけばいいか?」など、子供がいろいろと気付けるようにフォローしてあげるといいと思います。

参考:小中学生のおこづかいに関する意識調査 – バンダイ
https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question251.pdf

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