フリーランスはブログが必須!始め方やメリットデメリットを解説
ブログを仕事にする人が増えているってほんと?
働き方が多様化する現代社会。アメリカでは、2025年までにフリーランスを含めた在宅ワークやリモートワークに従事する人の割合が40%に達する見込みです。
日本は、それに比べるとやや保守的で2018年厚生労働省の調査によりますと、全人口の17%ほどがフリーランスという働き方を選んでいるという結果となりました。
フリーランスにも、いろいろな業種がありますが、ブログを運営するお仕事というのを専門に行っている方も多くなっているようです。
いわゆる「ブロガー」と呼ばれるお仕事。一体どれぐらい稼げるのか?そしてブログの収益は、どこから発生するのか?
これからブログを仕事にしてみたいとお考えの方に役立つ情報をまとめます。
ブログを仕事にするとどれぐらい稼げるの?
ブログを仕事にしてみたいと考えている方が、一番気になるのは、ブログを始めたら、一体どれぐらいの報酬を得られるのか?という点ではないでしょうか?
サイトの内容や運営しているコンテンツによっても、売上は変わって来ますが、基本的にブログのアクセス数が多ければ多いほど、収益が増える傾向です。
例えば、サイト運営を開始したばかりで、月間1万PV以下のブログの場合は、得られる利益は1000円以下に止まっています。
逆に、月間のPVが250万PVを越えるようなブログでは、収益が月に300万円以上というケースもあるようです。
ただし、一昔前に比べて、ブログを立ち上げるユーザーの数も爆発的に伸びていることから、競合サイトを抑えてトップに立つのは非常に難しくなってきています。月間40万PVぐらいで、月15万円~月20万円前後の収益になるので、ブログを仕事にする方は、まずは、このあたりを目標にするのが妥当かもしれません。
<ブログの仕事の収入源>
ブログの仕事で収入を得る方法は、大きく分けて2つあります。一つは、ブログに商品やサービスの広告を貼って得られる「アフィリエイト収入」。そしてもう一つは、ブログ上で自分のサービスや情報商材などを販売するという方法です。
アフィリエイトにも、いくつかやり方がありますが、一般的によく知られているのは、クリック率や表示回数に応じて報酬がもらえるGoogle Adsenseです。
また、商品を紹介するブログであれば、Amazonアソシエイトも有名で、ブログユーザーの方におすすめしたい商品などのリンクを自分のブログで紹介したりするのがこの方法です。
それ以外にも、ASPと呼ばれるアフィリエイト広告会社に登録し、広告主と個別契約を結んで商品をPRする方法もあります。この場合、ブログのユーザーが、広告から広告主のサイトを訪問し、実際に商品を購入したり、サービスに登録したりすることで、収益を挙げることができます。
GoogleAdsenseなどの収入の金額は、フラッシュ広告の場合は、1回表示されるごとに0.03円のようなかなり低い金額設定から、数十円ほどのものまでと単価が低めです。
それに対して、ASPに登録して行うアフィリエイト収入の場合は、クレジットカードの登録1件で2000円~3000円、脱毛サロンならユーザーがトライアルを行うだけで1回3500円のように、単価が高いのが特徴です。
ブログを仕事にして、これだけで食べていこうと思うのであれば、アフィリエイトなら単価が高く、需要が多そうなジャンルを狙うことが重要です。
一方、情報商材を販売してブログで稼ぐ方の場合は、例えば、自分自身が月間100PV以上の有名ブロガーで、ブログで稼ぐためのノウハウなどをビデオ教材やPDFなどで販売するケースなどがその一例です。
例えば、月5万円ブログで稼ぐための方法という情報教材を1つ1000円で販売したとします。20人のユーザーが購入すれば、それだけで月2万円の収入が発生します。
情報教材以外にも、オンラインサロンやセミナーを開講して収益を上げる方もいます。例えば、プログラミング講座やブログ開設講座など、初心者をターゲットにした情報教材の販売などがトレンドのようです。
<ブログの仕事で収益が出るまでの期間>
ブログを始めてみたけれど、月の収入が1000円にもならないという方も多いようです。どんなに役立つコンテンツを作成しても、どんなにわかりやすいサイトデザインにしても、ブログ自体の知名度が上がらなければ、ブログを仕事にすることはできません。
売りたい商品やコンテンツがあったとしても、まずは、ユーザーが興味を持つような「客寄せ」となるコンテンツを作成しておくことが重要です。
ブログを仕事にして、収益が出るようになるまでには、少なくとも半年はかかります。月収10万円を越えるのに1年ぐらいかかるそうで、ほとんどのブログ初心者は、最初の3カ月でブログを辞めてしまうようです。
ブログを仕事にするということは、継続して文章を書きつづけられるということ、また一人でコツコツとリンクを貼ったり、サイトデザインをしたりする必要があるので、そういった努力を惜しみなく続けられる人だけが成功します。
ブログだけを仕事にするのではなく、最初の半年から1年は、他の仕事を掛け持ちしながら、徐々にブログを育てていくぐらいの覚悟で進める方が良さそうです。
ブログを仕事にすることのメリットとデメリット
続いて、ブログを仕事にすることのメリットとデメリットを見ていきましょう。
<ブログを仕事にすることのメリット>
・価値ある情報を提供できれば、月収100万円以上の報酬を得られる
・個人事業なので、自分の好きな時間に働けるし、仕事がなくなる心配がいらない
・パソコンとWIFI環境さえあれば、どこでも仕事ができるので、住む場所や働く場所を自由に選べる
・定年退職がなく、体力的に厳しい仕事ではないので、年をとっても続けられる
・フレキシブルに働けるので、子育てや介護をしながらでも続けていきやすい
・自分の特技や才能を生かした働き方ができる
・低コストで始められるので投資などと比べてリスクが少ない
<ブログを仕事にすることのデメリット>
続いては、ブログを仕事にすることのデメリットをみていきましょう。
・ユーザーのニーズに応えたコンテンツが作れないと収入につながらない
・文章力やマーケティング力が問われる
・収入を得られるまでに最低でも1年は時間がかかる
・SEOの知識やWordpressの知識といった専門的な知識が必要
・サイトデザインなどブログをデザインする知識が必要
・サイトのアクセス解析や滞在時間の分析などに関する知識が必要。
・Googleのアップデートによって、突然評価が下がり、収入が減るリスクがある
・ブログを継続するためのネタやアイデアが必要
・SNSなどでの情報発信力や集客力が必要
ブログを仕事にするならどこから始めたらいいの?
ブログを仕事にするなら、まずは、記事を投稿する場所を作らなければなりません。
ブログを収益化するためには、アフィリエイトサイトの広告を貼ったり、GoogleAdsenseに登録する必要がありますが、フリーブログの中には、こういった広告などを貼ることを禁止しているサイトもあります。
芸能人やネットワークビジネスをやっている方などは、アメブロなどを使っていますが、広告の貼り付けなどに制限があるため、アフィリエイトで収益を上げたい方には向いていません。
ブログを仕事にするなら、
・WordPress
・はてなブログ
・liveddorブログ
の3種類を利用するのがおすすめです。
まず、はてなブログとlivedoorブログについてですが、この2つは、無料ブログの一種ですが、アフィリエイト広告を貼ることが認められています。
ただし、同じサイトのページ内に、livedoorやはてなブログの広告も表示される仕組みになっているため、自分の広告ではなく、無料サイト運営側が設置した広告をユーザーがクリックしてしまうと、自分のブログに集客したのに収益が上がらないという可能性があります。
無料ブログは、操作や入力方法が簡単で、誰でもすぐに自分のブログを持つことができるので、ブログ構築の知識がなくても始めやすいというメリットがあります。
しかしながら、逆に言えば簡単な分、自由度が低くて広告の貼り方やサイトデザインを変更できないというデメリットもあります。
一方で、Wordpressについてですが、Wordpressでブログを始めるには、「独自ドメイン」と「サーバー」を取得する必要があります。
独自ドメインとは、インターネット上における自分のサイトアドレスのことで、住所のようなものです。取得には、年間1000円ほど費用がかかりますが、安いものだと100円もしない場合もあります。
サーバーについては、レンタルサーバーを利用するのが一般的で、こちらも、接続スピードの違いや容量によって料金が異なります。
ブロガーに人気の「エックスサーバー」だと、月額1000円前後ぐらいのサーバーレンタル費用でブログを運営していくことが可能です。
WordPressでブログを作れば、自分の表示させたい広告だけを貼ることが可能ですし、サイトのデザインも自由に作れるというメリットがあります。
その半面、プログラミングの知識が必要となりますので、最低限HTMLとCSSだけは理解していないと、うまくサイトを構築できないというデメリットがあります。
そのため、ブログを仕事にする初心者の方は、どちらかというとスタートが簡単な無料ブログから始めて、その後、Wordpressに移行するというスタイルが主流のようです。
また、Wordpressに移行しなくても、はてなブログにははてなブログProという広告表示を制限できる有料サービスがあるので、そちらを利用するというのも、一つの方法です。
ブログで仕事を取るためのコツ
ブログを仕事にするためには、自分のブログを見てくれるユーザーを増やすということが、まず第一歩となります。
そのためにできることと言えば、SNSと連動させてブランディング化していくということです。個人が情報を発信する時代となり、最近では、同じ商品でも「誰」から買うのか?といったことが重要になってきています。
インスタグラマーやインフルエンサーと呼ばれる方たちが、おすすめしている商品を購入するフォロワーがいるように、ブログで発信する情報を誰かに注目してもらうには、自分自身が影響力のある人であることが望ましいのです。
ブログ運営者は「ツイッター」を利用している方が多いですが、ツイッターだと、同じようなブログビジネスを考えている方たちと競争することになってしまいます。
インスタグラムの方が、競争相手が少ない分、ブログと組み合わせると珍しいと思ってもらえるかもしれません。
ブログを仕事にするために準備すること
ブログを仕事にしたい方は、まずは自分がどんな情報を発信したいのか?というところから、考えてみましょう。
ブログと一口に言っても、さまざまな情報を公開する「雑記ブログ」という形と、一つの情報について専門的に掘り下げる「特化ブログ」というブログがあります。
雑記ブログの場合は、自分の趣味や生活全般について書いていくようなブログで、いくつかのカテゴリーに分かれて、様々なジャンルを紹介していくような形です。
例えば、もともとプログラマーの方だったら、プログラミングに関するコンテンツを最初に書いて、そこから自分が始めたブログ運営に関するコンテンツを付け足し、さらに、趣味で始めた筋トレなどの分野を追加するといった感じです。
雑記ブログの場合は、ユーザーがブログ運営者のファンになっていれば固定の読者を作ることができ、定期的にPVを伸ばしていける可能性があります。
また、ユーザーは、ブログ運営者のおすすめする商品を購入しやすい傾向にあるので、ファンを固定化できるだけの才能がある方であれば、雑記ブログでも十分稼げる可能性があります。
一方、特化ブログについては、例えば「クレジットカードの比較」や「医療脱毛の比較」と言った、一つのジャンルに特化した情報を網羅していくブログです。
いわゆるアフィリエイトブログは、こういった「比較サイト」のような特化ブログが多く、単価の高い商品やサービスを集めて、それにまつわる専門的な情報を公開し、ユーザーを集客するというスタイルです。
特化ブログの場合は、上位検索されている競合サイトが網羅していないようなオリジナルの情報をコンテンツに加えること、また、ユーザーの立場にたって、どのような情報が求められているのかというニーズをしっかりと掘り下げることがさらに重要となってきます。
最近では、いわゆるビッグワードと言われるような「仮想通貨」「脱毛」「クレジットカード」のようなジャンルについては、企業がたくさんのライターを雇ってキュレーションサイトなどを作成する傾向にあり、個人が運営するブログで戦っていくには、かなり厳しい状況となっています。
ブログを始める時には、まず、自分がどんなサイトを運営したいのかというイメージを明確に持ち、そこから、ユーザーに必要とされているキーワードや、実際に収益につながりそうなジャンルにはどのような分野があるのかなど、しっかりと調査を行ってからスタートしましょう。
自分がどんなコンテンツを書いていいのか分からないという方は、ひとまず雑記ブログから始めてみても大丈夫です。
とにかく0を1にするところが、ブログを仕事にしていくための第一歩です。
ブログを仕事にして在宅で稼ごう!
ブログを仕事にする方法と、ブログでの稼ぎ方についてざっくりとご紹介いたしました。
ブログを仕事にするには、アフィリエイトサイトか自分の商品やサービスを販売するという、大きく分けて2つの方法がありました。
一番重要なのは、ユーザーの立場に立って考え、ユーザーがわかりやすく本当に有益な情報を発信していくということです。
また、ブログを収益化するには、集客とマーケティングも必須です。日頃からSNSでブランディングを図ったり、ブログの前に、一個人としてあなたのファンを増やしていくということも重要です。
ブログを始めるのにかかるコストは、パソコンとインターネット環境がある方であれば、それにプラスして、サーバー代が年12000円とドメイン取得費用の1000円ほどと格安です。
ブログを始めるのにそれほどお金はかかりませんので、投資や仮想通貨など他の在宅ワークに比べて、ハードルは低めです。
文章を書くことが好きな人や、情報発信に興味のある人なら、コツコツ継続していけば、簡単な雑記ブログでも月1万円から3万円ぐらいのお小遣いを稼げます。
まずは無料ブログに記事を投稿して、ブロガーを目指してみませんか?