話題のプログラミング言語とは?どんな種類?いつ使うの?ランキングと併せてご紹介!
プログラミング言語をご存じでしょうか?
インターネットが世界に普及し、ネットに触れない日はないような時代となってきました。
そんな中でインターネットが普及するとともに活用されてきているのが「プログラミング言語」です。専門的な人は「プログラミング言語」についてご存じだと思いますが、私みたいな初心者は「プログラミング言語」って何ですか?という人もいると思います。
そんな人たちは、私と一緒にプログラミング言語について学んでいきましょう♪
プログラミング言語を解説します
まずはプログラミング言語についてお話していきます。
人と人が話をする時、私たちは言葉(言語)を使ってお互いの伝えたいことをやり取りします。ですが、伝える相手(人間)が異なると使える言葉(言語)が異なります。日本人なら日本語、アメリカ人であれば英語、中国人であれば中国語…というように話す相手によって使う言葉は異なってきます。つまりいろいろな言語を駆使しなくてはいけなくなります。
これは人間だけでなくパソコンの中の世界でも一緒で、人がコンピューターと対話するために使う言語、これが「プログラミング言語」という言葉になります。対話する(使用する)パソコンの種類が異なれば使うプログラミング言語が異なってきます。例えば
◆iPhone(スマホ:アプリ)と対話する…「Objective-C」というプログラミング言語
◆Android(スマホ:アプリ)と対話する…「Java」というプログラミング言語
◆Windows(アプリ)と対話する…「C#」というプログラミング言語
◆Webサイト(ホームページなど)と対話する…「HTML/CSS」というプログラミング言語
などがあり、国が異なれば言葉が異なるようにパソコンでも種類が異なればさまざまなプログラミング言語を駆使しなくてはいけないのが現代のプログラミング言語の現状です。
どんな種類があるのだろう?
先程お話した「プログラミング言語」なのですが、これはソフトウェアを開発するための核として活用されています。このソフトウェアの開発の用途によって、種類豊富なプログラミング言語が誕生し、それらを駆使してきたことによって現代のソフトウェア業界が発展してきたと言えるほどプログラミング言語は重要な存在なのです。
その中で、今人気があるプログラミング言語は、今後も活躍の場が多く存在し将来的にも活躍して行くであろう将来性のあるプログラミング言語ということになってきます。
ですが、ソフトウェアを開発すればするほど、この言語は無数に増えていくものです。その中からどのようにして将来性のある言語を探し出すのかと考えると、宇宙に広がる星の中から1つの星を探し出すようなものです。
ですので、ここで一度ソフトウェアの開発スタイルとプログラミング言語を整理してみると理解しやすくなると思います。すごく大まかに分類すると3つゆるい程度に分類することが出来ます。
■パソコン・スマートフォンアプリやWeb係のもの
こちらの開発スタイルは構成から作成・テストのすべての工程がパソコンやスマートフォン上で行われています。なぜかと言いますと、これらのソフトウェアは特定製品用のソフト開発をしているのではなくソフト自体が製品として取り扱われている為です。
開発方法は多種多様で、IT企業が組織的に開発する方法、フリーランスで個人的に開発する方法などが挙げられます。つまり、ソフトウェア自体が多種多様で、開発スタイルから見て開発環境に汎用性があることが大きな要因と言えるでしょう。
開発環境においてはWindows、スマートフォンではAndroidなどOS機能の充実、フレームワーク(ソフトウェアのひな型のようなもの)が用意されていることもあり、利便性も高いと言えます。多種多様な開発スタイルが存在するのでプログラミング言語も同様に多種多様になります。
ここでよく使われるのは先程ご紹介したJava・JavaScript・PHP・C#・Python・Ruby・GO言語などが存在していますが、実際はもっと多くの言語が使用されていると言われています。もしプログラミング言語を使ってみたいという人がいらっしゃるのであれば、先程お伝えした中の言語を使用してソフトウェアの開発をしてみると良いかもしれません。
■生産設備系のもの
ここでよく使用されているのはVisualBasic・C・C++というプログラミング言語になります。ここではあまりなじみのない言語が多く、流行のプログラミング言語は使用されないことが多いようです。その理由には、過去の技術資産と使うためにプログラミング言語も実績のあるものを使う傾向にあるという背景が残っている為かと考えられます。
それぞれの企業で独自の技術を駆使して生産性の向上を図りながら製品製造においても競争力も向上させてきましたが、同業者同士の競争の為、技術やそれに関するノウハウを活用した開発スタイルを造り上げてきました。その為、ソフトウェアの開発スタイル自体が「閉ざされた世界」で行われています。
近頃は生産設備が大掛かりになってきているようで、新しく設計する場合、設備の設計もできるモジュールを使用し、モジュールの一部としてC言語などの言語を使用してソフトウェアの開発をしていることもあるそうです。
※モジュール
建築材料などの基準寸法・単位のこと、または家具などの規格化された建築素材の組み立てユニットのことを指します。もう一つの意味として装置・機械・システムを構成する、機能的にまとまった部分を意味します。
■組み込み系のもの
こちらはほかの製品に組み込まれるタイプのソフトウェアになります。現代では製品のありとあらゆる物にコンピューターが内蔵される時代。良い例としては、家電や自動車が挙げられます。
こちらの開発スタイルは組織的に行っている場合が多く、組織のプログラミングの他製品の知識とコンピューターの知識など数多くの知識と技術が要求されます。組織も大掛かりなものが多く、製品の不具合が出ない為のテストも入念に行います。組織を製品に組み込んで仕上げる為のプロセス管理もきちんとしています。
つまり、それだけ組織的な開発を行っているということが伺えます。こちらでも先程の生産整備系で使われていたC、C++がプログラミング言語として使われていますが、ソフトウェアの一部がアセンブラというプログラミング言語でしか作成できない部分がある為、そちらも使用されています。
【ここで補足】
C言語は歴史がある為、凡用ツールも多くありますが、品質と効率化を両立させるために、製品に合わせメーカー独自のツールも数多く使用されています。
プログラミング言語ランキング!
先程お話した内容を読んでみると、プログラミング言語にはさまざまな開発スタイルの中で使用されていると感じられたかと思います。では、ここで実際に人気(=将来性を感じることが出来る)プログラミング言語を少しご紹介していこうと思います。
「TOBE(外部サイトになります)」というサイトで毎月発表されている話題のプログラミング言語を5位までご紹介いたします。
※こちらのランキングは2018年度のものになりますのでご了承ください。
1位…Java
2位…C
3位…C++
4位…Python
5位…C#
上記でご紹介したプログラミング言語がランクインしていますが、ここで注目されているものとしてPythonについて詳しくお話させてください。このPythonは特に海外で人気があり、扱いやすいという理由が人気の理由として挙げられています。まだまだ日本ではあまり活用されていませんが、今後活躍の場が広がるという視点で注目されている言語と言えるでしょう。
このPythonの特徴として挙げられるのが
・文法がシンプル
・ソースコードが短くて読みやすい
※ソースコード…プログラミング言語で記述されたテキストを意味しています。
という点です。また、使用される専門分野の幅が広く、人工知能・機械学習などで使用されて来ていることにより、急速に知名度が高まってきましたことにも納得がいきます。海外での人気に伴ない日本でも少しずつ知名度は高まってきましたが、まだまだ企業で使用されるには至っていないのが現状です。しかし、海外での実績も多くあるので、今後の日本でも需要が伸びていく言語であることは間違いないと思います。
まだ需要があまりない日本ではPythonを扱えるプログラマーやエンジニアの求人は少ないですが、わかりやすく勉強しやすいという点、将来性のあるプログラミング言語なので、勉強しておいて損はないと言えるでしょう。
さて、Pythonもあることながら、定番のプログラミング言語である「C」についてもお話させてください。このC言語はプログラミング言語の基本ともいえる言語であり、現代の世で例えると「英語」の立ち位置として考えられるでしょう。
先程、文中でも登場したC++やC#はこのC言語を拡張したものとして開発されました。基本の言語であるというだけに、C言語はありとあらゆる分野で使用されてきた万能選手的な存在です。
このC言語の特徴として挙げられるのは、「C言語を使用して開発されたソフトウェアは処理速度が速い」という点です。その処理速度の速さからゲーム開発から生産性ソフトウェアの開発まで手広く扱われてきました。このプログラミング言語の基本ともいえるC言語、学習することでプログラミングやソフトウェアの基本的な考え方法、設計手法をしっかりと身に着けられるのですが、
その反面、使いこなすのがとても難しい言語です。
初心者が挑戦するのは大変かもしれませんが、身に着けてしまえばC言語のみに留まらず、他のプログラミング言語を取り入れたソフトウェアの開発にも応用できるので、本格的にプログラマーやエンジニアとして働いていきたいと思っている人でしたら、勉強しておくと良い言語です。
もしIT業界に入りたいというのでしたJavaの習得をお勧めいたします。
JavaはWebアプリやパソコンアプリ、Androidアプリなどで活用されており、IT業界では欠かせない存在として使われています。Javaの特徴として挙げられるのが「どのOSも選ばず汎用性が高い」という点です。オブジェクト指向言語であるJavaは、大規模のプログラム構築がしやすく、高速かつセキュリティに優れている為信頼性が高いのです。
そのような点も人気の1つですが、C言語同様収得するのが大変で難易度も高いという短所がありますが、事らも習得して損はない下bb後であると言えるでしょう。今は参考書やネット記事でもプログラミング言語を取り扱っているものが増えてきているので、勉強するための情報は豊富に取り揃っていると言えるでしょう。
どんなことをしておくことが大切なのか?
ここまでプログラミング言語の種類や将来性についてお話してきました。将来システムエンジニアやプログラマーはこれから需要がある職種ですので、将来そのような関係の仕事に就きたいと考える方もいらっしゃると思います。では、そのような仕事に就く為にはどのようなことをしていく必要があるのかを少しお話します。
◆自分が何をしたいのかを明確する
ソフトウェアやプログラミングに関わる仕事を検討している方は、まず自分が何をしたいのかをはっきりさせる必要があります。ただ漠然と「プログラミングをやってみたい」と思うだけではプログラミングを「やらされている」仕事でしかなくなってしまいます。プログラミング関係の仕事は多種多様です。どの業界でどのような仕事をしたいということを考え目標を持って取り組もうとする意欲があればプログラミングを勉強することにも意欲を持って取り組むことが出来ます。
ここで注意したいのが「プログラミング言語を勉強しなくてはいけない」と意識しすぎないようにすること。確かにプログラミング言語で文法や技術を学ぶことも大切ですが、目先の技術取得にばかりに集中せず開発環境や何が出来るかというイメージをすることの方が将来重要なポイントとして役立つ時が来ます。もし何を勉強していいのかに悩んでしまった時は人気と需要のあるプログラミング言語から学んでおくと良いでしょう。
◆トレンドに対して常にアンテナを張っておく(敏感になる)
プログラミング関係の仕事に技術は確かに必要ですが、最新の技術のトレンドに敏感になっておくことも大切なことになります。例えですが、10年前にAIの技術・IoT・ビッグデータなどの最新技術、スマートフォンやSNSなどの普及を想像していた人はほとんどいなかったでしょう。
ですが、先程登場した新しい技術や流行という世の中のトレンドに対してアンテナを張っていればそのような流れをいち早くキャッチすることが出来るのです。プログラミング言語を使いソフトウェアを開発する時には関連する技術のトレンドはとても重要です。そこからプログラミング言語のトレンドと新しいソフトウェアのアルゴリズムも誕生することが出来るのです。
※アルゴリズム…数学やコンピューティング、言語学あるいは関連する分野において問題を解くための手順を定式化した形で表現したもののことを指す。または算法のこと。
◆学習をし続けること
「そんなのは当たり前でしょう!」と思っていると思いますが、ただ単にプログラミングを勉強し続けるということではありません。ここでの意味は「常に新しい技術を学習し、固定観念に捕らわれず柔軟に対応すること」が重要なポイントとなります。もちろんプログラミングやソフトウェアに対する新しい技術を知り知識として蓄えることは大切ですが、それらを常に探求し学習し続ける持続性が必要とされてきます。
何かと理由を付けて学習することを怠ってしまえば、自身が持っている知識や技術はあっという間に「過去の産物」と化してしまい、使えなくなってしまいます。怠惰せず常に努力し続けることが求められるのです。
まとめ
ソフトウェアを開発することにおいてプログラミング言語は開発の核、必要不可欠な存在です。これからプログラミングに携わっていきたいと思うならこそ、プログラミング言語を学習し取得していくことは将来必ず役に立ちます。
また、その中から将来性のあるプログラミング言語を学習していけば決して損することはありません。プログラミング言語を学習する上ではプログラミングというカテゴリーに固執せずに学習することを意識して勉強していきましょう。