ベビーシッターの料金相場とは?マッチング型と派遣型の特徴とおすすめ7社の料金比較!
「入園できる幼稚園がないからベビーシッターを頼もうかな?」
「子供の預け先がないから、急用が入っても身動きが取れない」
上記のような悩みを抱えているママのなかには、ベビーシッターを利用するか悩んでいる方もいるかもしれません。
しかしベビーシッターのサービスを展開している企業が多く、どこのベビーシッターを利用すればいいかわからない方も多いはず。同じようなサービスを受けられるのなら、なるべく安い料金で活用したいと思いますよね。
そこでこの記事では、ベビーシッターサービスを提供している7社の料金を紹介します。サービス内容にも触れているので、ベビーシッターを利用するときにも活用できます。ぜひご覧ください。
ベビーシッターとは
まず初めにベビーシッターがどのようなサービスか、改めてご説明しましょう。
ベビーシッターとは、保護者に代わり子供のお世話をしてくれるサービスのこと。家庭の事情に合わせて、利用時間や使用用途などを選べます。食事の用意や子供の送迎のような身の回りのお世話だけではなく、なかには勉強の補助や習い事を教えてくれるサービスを展開している会社も存在しています。
現代社会では単身赴任や両親に頼れないなどの理由で、ワンオペ育児が社会問題になっています。ワンオペ育児を解消するには、ベビーシッターのサービスを賢く利用する必要があるでしょう。
ベビーシッターの種類
ベビーシッターは大きく分けると、派遣型とマッチング型の2種類のサービスが存在しています。自宅にベビーシッターが来てくれるということには変わりはありませんが、細かな部分で違いがあります。
■派遣型
ベビーシッターの派遣を要請された会社が、ベビーシッターを派遣するのが派遣型。定期的に利用していると専属のベビーシッターがついたり、ベビーシッターの指名ができたりする場合もあります。
派遣型のベビーシッターは、入会金や年会費を支払う必要のある会社が多いのが特徴的。数万円の入会金や年会費を支払うことになるので、初期費用にお金がかかることもあります。
基本的にはベビーシッターを自宅に呼んで利用しますが、結婚式のような大きなイベントでの利用も可能。会場に託児所がなくても、託児所のセッティングから行ってくれます。自宅以外での利用は活用方法がイメージしにくいと感じることもありますが、頭の中に入れておくといざという時に役立つかもしれません。
■マッチング型
マッチング型は、ベビーシッターを頼むママとベビーシッターをつなぐサービス。顔や雰囲気、特徴などからベビーシッターを選べます。ベビーシッターの資格や特技などを活かしたサービスを受けられることもあるので、ベビーシッターによって料金が違うことも多いです。
マッチング型のベビーシッターも、事前登録が必要な会社が多いです。会社によっては年会費や入会金などの初期費用がかからないこともあるので、活用する前に調べるのがおすすめ。
ベビーシッター利用にかかる料金
ベビーシッターは、入会金や年会費を支払うと利用できる会社が多いです。年会費や入会金がかからない会社もあるので、利用する前に確認するのがおすすめです。
料金の目安は、派遣型で1時間2,000円~4,000円くらい。マッチング型だと1時間1,000円~3,000円くらいの料金が目安です。
■送迎だけの利用だとどのくらいの費用が掛かる?
子供の送迎だけのために、ベビーシッターを利用することも可能。幼稚園や保育園の送迎に悩んでいるのであれば、利用するのがおすすめです。
しかし会社によっては、送迎のみの利用ができないこともあります。送迎のみの利用ができない会社だと、依頼するのに最低3時間からという条件が設定されていることも。このような場合、送迎だけではなく家事代行や料理などのほかの仕事も一緒に頼む必要があるでしょう。
■オプション料金もかかる
ベビーシッターの利用方法によっては、オプション料金がかかることもあります。早朝や深夜の利用でかかる「早朝・深夜料金」、子供の沐浴(もくよく)や入浴を行ってくれる「沐浴・入浴料金」など、利用方法によってオプション料金がかかります。
ほかにもベビーシッターに宿泊してもらう「宿泊料金」、時間延長で発生する「延長料金」など、リ利用方法によってさまざまな料金が発生します。オプション料金も会社によって違うので、気になる会社を見つけたら確認するのがおすすめです。
ベビーシッターサービスを展開している7社の料金相場の紹介
ベビーシッターサービスを展開している7社の料金相場を紹介していきます。サービスの特徴についても触れているので、ベビーシッターを選ぶときの参考にしてください。
①キズナシッター
キズナシッターは、厚生労働省のガイドラインに沿った面接と審査方法を採用しています。ベビーシッターに登録している方全員が、保育士免許や幼稚園教員免許、看護師免許などの資格を保有していることでも有名です。
キズナシッターだとアプリやサイトからベビーシッターの顔写真やプロフィール、料金などを確認できるので、子供を預けるベビーシッターをゆっくり選べます。単発や定期的な依頼、追加料金なしでの送迎サービスを行うなど、幅広く対応している会社です。
キズナシッターは、年会費や入会費が無料。料金相場は、1時間1,600円~2,000円ぐらいです。ベビーシッターによっては1時間2,000円以上でサービスを行っているので、利用する前に1時間あたりの金額を確認するのがおすすめです。
深夜料金や延長料金、子供を預ける人数などによるオプション料金もかかります。ベビーシッターを呼ぶには交通費も支払う必要があるので、頭に入れておくといいでしょう。ほかにも基本料金やオプション料金の20%の料金がかかる、サービス料も必要になります。
②キッズライン
全国47都道府県に3,000名以上のベビーシッターが登録しているキッズライン。ベビーシッターだけではなく、家事代行を依頼することもできます。
キッズラインも、入会金と年会費が無料で利用可能。ベビーシッターによっては1時間/1,000円から利用できるので、ほかの会社のサービスよりも安い料金で利用可能です。
ベビーシッターの交通費や手数料(単発で20%、定期で10%)も別途必要。オプションを利用する場合は、別途オプション料金がかかります。オプションを使用すると、家事や料理、英会話レッスンなどのサービスを受けることもできるので、確認してみて自分に合っているサービスがあるか確認するといいでしょう。
③ポピンズシッター(旧スマートシッター)
ポピンズシッターも、入会金や年会費のかからないサービス。ベビーシッターのスキルによって金額は変わってきますが、1時間2,000円から利用できます。30分から利用できる送迎、2時間以上から利用できるベビーシッターサービスなども利用可能です。
ポピンズシッターは8時前と21時以降に利用する場合、基本料金に25%上乗せした価格が発生します。ほかにも2人目の子供は1.5倍、3人目は2倍の料金がかかるので、利用する前に確認するのがおすすめです。
ポピンズシッターを利用すると、保育園のお迎えと習い事の送迎などを頼むことも可能。仕事や用事でお迎えや習い事の送迎などをママができなくても、子供に習い事をさせることができます。送迎のみなら30分単位で利用できるので、利用にかかる料金を安くできるでしょう。
④Bears(ベアーズ)
Bearsは、買い物や料理などの家事代行サービスを行っている会社です。ほかにも水回りやエアコンなどの清掃、ベビーシッターなどのサービスも展開しています。さまざまなサービスを展開しているので、ベビーシッター以外にも利用したいサービスが見付かるかもしれません。
Bearsの特徴は、ベビーシッター専用の社員を雇っているところ。有資格者や子育て経験のあるプロと契約しています。ベビーシッターの研修も行い、スキルアップを図っているのも好印象です。
Bearsも、入会金や年会費のかからないサービス。初回利用の方限定の「初回お試しプラン」では、「3,000円(1時間)×利用時間+消費税+交通費」がかかります。「初回お試しプラン」は3時間のみのサービスになっていますが、延長も可能。延長しない場合、10,000円ぐらいの料金がかかります。
ほかにも定期的に利用できる「定期プラン」、1回からの利用できる「スポットプラン」などを利用できます。使用条件によって料金は異なりますが。定期プランで1時間/3,300円、スポットサービスで1時間/4,000円くらいの料金がかかります。
⑤ベビーシッターのHAS(ハズ)
ベビーシッターのHASは入会金20,000円、年会費10,000円で利用できる会員制度を取り入れています。会員登録のさいに家族や子供のデータを入力するので、家族や子供に合っているベビーシッターを派遣してくれるメリットがあります。
利用料金は平日(9:00~19:00)に利用する場合、会員なら1時間/2,100円、会員登録をしていない方は2,750円です。平日(9:00~19:00)に利用する場合の料金の差額は、1時間で650円。
日祝日(9:00~19:00)なら、会員で1時間/2,520円、会員登録をしていない方は3,300円です。日祝日(9:00~19:00)の場合、780円の料金の差額があります。
このように会員登録しなくても利用できますが、会員登録をしないと利用料金も高くなります。複数回利用するなら、会員登録をするのがおすすめです。
ほかにも沐浴・入浴をお願いすると1回1,000円、7:00~8:00、12:00~13:00、18:00~19:00の時間帯には1食600円の食事代がかかるので、覚えておくと便利です。
⑥Honey Clover(ハニークローバー)
子育て環境を保障できる社会の実現のために活動している全国保育サービス協会、子育てライフを支援している育児保育協議会に加入しているのがハニークローバー。安全、安心、便利の3点にこだわった品質の高いサービスを提供しています。
ベビーシッターの検索や指名ができるので、気になるベビーシッターに依頼できます。子供を預けているときも、ベビーシッターが状況を報告してくれるので安心して預けられるでしょう。
ハニークローバーは地域によって、入会金が変わります。関東地方だと入会金が30,000円、そのほかの地域(北海道・中部・関西・九州・沖縄)だと入会金20,000円がかかります。月会費が設定されていて、毎月900円必要です。
利用時間は2時間以上の利用が必須。お昼料金(8:00~18:00)だと30分850円、夜間料金(18:00~22:00)だと30分1,000円の料金が発生します。交通費は、上限1,000円までです。
1回30分から送迎で利用できる「短時間送迎」は30分/2,200円、1時間以上の利用が必須の「外国語保育」は30分/1,850円となっています。
*料金は利用時間帯や地域、会員登録状況によって変動します。
⑦バンビーノクラブ
子育て支援、1人1人の子供を大切にする、確かな知識と技術に基づく、という3つのマインドを大切に運営しているのがバンビーノクラブ。入会金20,000円、年会費15,000円の費用がかかります。
交通費を別途請求、沐浴・入浴1回/1,000円、土日祝日1時間/300円、年末年始1時間/1,000円のオプション料金が必要です。
バンビーノクラブでは、それぞれのサービスにあったプランを用意しています。0歳から未就学児が対象の「育児サポート」は1時間/2,200円、小学生以上の子供の学習習慣を作るサポートや食事などを行う「学童サポート」で1時間/2,300円という風にプランによって料金は違います。
上記で紹介しているのは平日9:00~18:00までで適用される基本料金で、早朝や夕方(5:00~9:00、18:00~22:00)や深夜(22:00~5:00)では料金が変わります。
ベビーシッターの助成金制度もある
ベビーシッターの利用を考えている方は、助成金制度を活用するのがおすすめ。補助金を利用すれば、1回2,200円の割引を受けられます。子供が2人いれば1日2枚の利用もできるので、活用したい制度です。
利用条件は親が働いているか求職中であること、小学3年生の子供(障害がある子は除く)であることが条件。所得の条件もないので、活用しやすい助成金制度です。
まとめ
この記事では、ベビーシッターサービスを展開している7社の料金を紹介しました。この記事で紹介したのは以下の7社。
・キズナシッター
・キッズライン
・ポピンズシッター(旧スマートシッター)
・ベアーズ
・ベビーシッターのHAS(ハズ)
・ハニークローバー
・バンビーノクラブ
会社によって料金やサービス内容に違いがあるので、気になる会社を見つけたら内容を確認するのがおすすめです。お得に利用できる助成金もあるので、ぜひ活用してくださいね。