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いま再注目!?ノマドになりたい方必見!ノマドになれる方法やデメリットとは?

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ノマドってなに?

「ノマド」というキーワードが、最近、再びよく聞かれるようになりました。
このノマドという言葉が日本人の会話に使われ始めたのは、今から10年以上も前のことです。
そもそもノマドは「遊牧民」を意味する「nomad」からきています。
遊牧民というのは、ある一定の場所に住み着くのではなく、移動しながら牧畜などで生計をたてている人たちのことですよね。
しかし、わたしたちが「ノマド」というときは、この遊牧民そのものを意味するのではありません。
「(遊牧民のように)働く場所を自由に決めて働く」という、働き方のことです。
よく、フリーランスと同意義という方がいますが、正確には同じではありません。
フリーランスは、ひとつの企業に所属するのではなく、仕事に応じて契約を行い収入を得ることです。自分の事務所をもって、そこで毎日働く場合もあります。
いっぽうノマドは、ある企業に所属はしているが、同じ事務所に通わず、カフェや自宅で仕事をするなど、居場所が縛られていないという働き方をいいます。

もちろん、フリーランスでノマドということもあり、明確に区別せず使用されているケースも多々あります。

最近、このノマドが、再びよく聞かれるようになったのは、テレワークが急速に進んでいるという背景があるからなのです。
テレワークとは、「tere(=離れた)+work(=働く)」という英語からきており、本来のオフィスとは離れた場所で働くことを意味します。
それは、その企業の別事務所であったり、カフェであったり、自宅であったりもします。とりわけ自宅で勤務することを、「在宅勤務」「在宅ワーク」と呼ぶ場合もあります。

いずれにせよ、急速に進むテレワークの波が、「ノマド」という言葉を再び注目させたといえるでしょう。
ちなみに、もっと具体的に働く人を指して、「ノマドワーカー」という場合もあります。

ノマドの1日

ノマドの場合、どのような働き方をしているのでしょうか。
いくつか具体例をあげます。

■ある企業で営業推進の仕事を行うAさんの場合

n日…取引先に出向き、そのまま近くのカフェで仕事をする

n+1日…自宅で昨日の資料をまとめる日

n+2日…オフィスにて今後の改善点についてプレゼンを実施

n+3日…自宅で再び本格的な資料づくりにいそしむ

n+4日…別の取引先に出向き、資料を集める

n+5日…自宅で再び資料のとりまとめ。午後はテレビ電話会議で進捗報告を行う

n+6日…休日 車で1泊旅行

n+7日…休日 夕方には帰宅して休息、翌日に備える

■フリーランスでライターを行うBさんの場合

n日…自宅から記事の最終チェックと納品作業 次の旅への準備を行い夜間出発

n+1日…G県で取材開始。街並みの撮影やお店への取材を行う。

n+2日…別の地点に移り、温泉や歴史資料館などを訪ねる。 次のF県に向かいながら資料をまとめる
n+3日…午前はF県の観光地を取材、その後I県へと移動し市場やホテルの取材を実施。
    夜行バスで戻りつつ、おおまかに記事を制作。

n+4日…朝一でカフェへとむかい、記事を仕上げる。
午後は、別のクライアントと打ち合わせを行い、再びカフェへ。
夜までカフェで過ごしつつ、次の記事の方向性を決める。

n+5日…自宅で次の記事を執筆。取材は電話やメールでやりとりのみなので、1日自宅で仕事を行う

n+6日…プライベート旅行もかねて南国O県に出発。ネット電話やメールを使って打合せや取材を行いつつ執筆をすすめる。リゾート地ならではのナイトライフを楽しみつつ、コンドミニアムで1週間ほど過ごす…

2つのタイプのノマドをご紹介しました。
これはあくまで一例で、実際には、さまざまな職業があります。
後者は、カフェで仕事をしたり、旅先で仕事をしたりなど、一般的な方のもつノマドのイメージに近いのではないでしょうか。
しかし、前者もオフィス以外で自由に仕事をしているという意味で、ノマドにあたります。

最近では、そもそも社員の固定デスクを置かない企業も増えてきています。テレワークを基本としており、出社したい人だけが座る分だけのスペースやデスクを用意するといった形です。ヴァーチャルオフィスなどのWebアプリケーションもそういった動きを加速させています。そのうち、日本でも、オフィス自体を持たない企業が生まれるのではないでしょうか。
もちろん、会社をつくるにあたっては、住所などを登記する必要はありますが、登記用にレンタルオフィスがあるので、仕組み的には可能でしょう。
今後、ノマドは、もっと当たり前になってくるかもしれませんね。

ノマドのデメリットも知っておこう

一般的にノマドは「自由でかっこいい!」というイメージを持たれます。
たしかに、毎日満員電車に揺られることなく、自宅やカフェ、場合によっては海外リゾートで仕事ができるだなんて、憧れてしまいますよね。
ノマド女子を名乗る女性が、海外を転々としながら、遊牧民のような生活をレポートするブログもいくつかあるので、羨ましくなってしまう人もいるのではないでしょうか。
でも、ノマドにはデメリットもあります。
どんなデメリットがあるのか、ご紹介していきます。

■ノマドを認めてくれる企業はまだ少ない
ノマドという働き方をするには、主に2通りの方法があります。
1つはフリーランスになること。どこの企業にも所属せず、業務ごとに契約を結ぶ形だったり、自分で事業を立ち上げたりするなどの方法であれば、ノマドワーカーとして生きていくことは容易です。
しかし、企業に所属しつつノマドで働きたいということであれば、ノマドを認めている企業を選ぶことになるでしょう。
一般の企業と比べたらまだ少ないのが実情です。そんななか、自分に合う職業内で探すほかなく、仕事探しに苦労することが容易に想像できます。


■自己管理が必要
ノマドは、1人で仕事をすることがほとんどであり、上司や同僚の目が届きにくいと言えます。仕事場が自由だといって、リゾート地で仕事をしていると、ついつい遊びに出かけてしまったり、のんびりとした気分になって仕事が思うようにはかどらない恐れもあります。
半端な気持ちでノマドを始めてしまうと、会社や取引先に迷惑をかけてしまいます。
つまり、責任感や自己管理能力が不可欠。遊び半分で始めると続きません。

■意外にお金がかかる
ノマドは、働く場所が固定されず、さまざまな場所で仕事をするという働き方です。
ノマドを認めてくれる良い会社に雇用されたり、フリーランスでノマドを選択したとして、自由に場所を決められたとしても、結局どこか仕事場を探すことになります。
ノマドの集まるWi-Fi完備のカフェで、キャラメルマキアートをお洒落に飲みつつモバイルノートパソコンにむかって仕事をするといったときにも、少なくとも飲み物代がかかります。1日1杯で過ごすわけにもいかず、お代わりやランチなどをオーダーすることになるでしょう。
リゾートや旅先での仕事なんてなおさら費用がかかります。仮に安宿を見つけたしても、無料ではありませんし、食事も3食分かかります。
自宅でも同じです。オフィスがあれば、冷暖房完備で快適ななか仕事ができるでしょう。ドリンクサーバーが設置されているオフィスであれば、飲み物代もかかりません。
一方、自宅にいた場合は、光熱費がかかります。夏や冬は1日中冷暖房をかけることになり、気が付いたら出費が増えているということになるでしょう。
カフェや旅先で仕事をすることを考えてノマドに憧れるのであれば、それに見合うだけの収入のある仕事に就く必要があるのです。

■高いスキルが求められる場合が多い
自分の力が活かせる仕事ができる、ノマドを認めている企業が見つかったのであれば、とりあえず安心ですが、フリーランスでノマドを始めたとなると、仕事を受注することが重要となります。
ある程度実力を認められた場合には、高単価で仕事を請け負うことができますので、ノマドで自由に仕事をしながら、十分生活もしていけるでしょう。その反面、スキルや経験が不足している場合、生活を十分賄えるだけの収入が確保できない恐れがあります。なお、高いスキルがあって高単価の仕事をえられたとしても、企業側の事情で、急に仕事を打ち切られる恐れはあります。これはノマドだからとは関係なく、フリーランスのノマドに言えるリスクですが、十分理解しておくことをおすすめします。

ノマドにむく人、むかない人

ノマドにむく人、むかない人というのはあるのでしょうか。
簡単に言えば、先ほど説明したノマドのデメリットを打ち消せる人物がむくといったことになります。
つまり、スキルが高く、自己管理もできる人であることが、ノマドにむくということです。
特に以下のようなスキルがあると、よりノマドとして成功の可能性が高まります。
なぜなら、以下のような職務なら、オフィス勤務以外の働き方が認められたり、フリーランスでも仕事が受注できる場合が多いからです。

・ジャーナリスト
・評論家
・ライター
・Webデザイナー
・イラストレーター
・プログラマー

いずれも、スキルとセンスが求められる仕事といった印象です。
しかし、勉強したり経験を積むことにより腕を磨くことも可能です。
そういった意味では、やる気と根気さえあれば、誰にでも道は開けるといえるでしょう。

まとめ~ノマドになる方法は?~

今回は、にわかに再注目を集めているノマドについて解説をしてきました。
ただ何となく憧れてはいたけれども、一念発起してチャレンジしてみようと思った方もいるのではないでしょうか。
先ほどの項で挙げたようなことに対し十分なスキルをもっている人は、求人情報を見てすぐにでも応募することができるでしょう。ただし、まだ十分スキルがないと思う方も、一度求人情報を見ることをおすすめします。
どんな仕事があって、どのような収入が得られるのか、事前に知識を得ることが重要です。
そのうえで、自分が目指す職業には何を習得していったらよいか調べるなど、1歩1歩進むことです。それが、ノマドになる一番の近道といえるのではないでしょうか。

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