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ライターの求人は二極化に?高収入ライターになるための必要スキルと具体的な方法とは

公開日: 2020.07.17
最終更新日: 2020.07.17

ライターの求人は二極化に?高収入ライターになるための必要スキルと具体的な方法とは

ライターを目指す人は少なくありません。
実際にいま、ライターとして働いている人もいるのではないでしょうか。
一般企業に勤務する方が副業としてやっている場合も多いです。
ライターの求人も増えていることも背景にあると思います。

しかし、現在、ライターの求人は二極化の傾向がみられます。
それは、高単価のものと、低単価のものです。
本業で本格的なライターを目指す方はもちろん、副業で収入アップさせたい方も高単価のお仕事のほうが望ましいですよね。

そこで今回は、ライターの求人の最新傾向とその背景、そして、高収入を得るためのライターになる方法を解説していきます。
現在ライターとして働いている方は、将来にむけたステップアップとして参考にしていただければと思います。
なお、これからライターとして働こうと考えている人にも分かりやすいよう、ライターというお仕事についての解説もいたします。そのあとに続く項も、ライターとして続けていけるよう、心構えとして読んでいただければと思います。

ライターの仕事とは?

ライターとは、雑誌や新聞、フリーペーパーといった紙の媒体に掲載する記事を書いたり、Webサイトなど紙媒体以外のものに掲載する記事を書くお仕事です。
最近では、Web記事を通じて会社のアピールや宣伝をすることが増えているため、後者のWebライターの求人が増えています。
いま、この記事を読んでくださっている皆さんも、実際にWeb記事を書いていたり、Web記事のライターを目指している人がほとんどでしょう。
今回は、このWeb上の記事のライターにしぼって、説明を展開していきます。
したがって、以降に出てくる「ライター」はWebライターのことを指しています。

なお、ライターが書くWeb記事は、おもに以下のようなWebサイトに掲載されます。
・ニュースサイト
・企業のオウンドメディア
・マッチングサイト

ニュースサイトとは、さまざまなニュースを載せているサイトで、新聞社や雑誌会社などが運営しているケースが多いです。
オウンドメディアというのは、一般企業が運営・公開するメディアのことです。たとえば「子連れにもおすすめ!鎌倉の観光スポット」「運を味方に!関東にあるおすすめパワースポット」など、旅行に関する記事をまとめたWebサイトは、旅行会社や代理店が運営しているオウンドメディアです。
マッチングサイトとは、ある特定の分野の悩みごとをかかえたユーザーが求めるような情報を掲載したり、企業を紹介するサイトです。ユーザーと企業をマッチングさせることにより収入を得ています。ユーザーがインターネット検索を通じてWebサイトを訪問してくれるよう、解説記事などを公開しています。
これらの1つ1つの記事を書いているのがライターというお仕事です。

コラムニストとの違いって?

ライターに似たような言葉として、コラムニストという言葉があります。
コラムニストは、記事を書く、つまりライティングを行うといった意味では、ライターに入るとも考えられます。しかし、一般的に言われるライターとは、明確な違いがあります。
一般的に言われるライターというのは、指示された具体的な内容に応じて記事を書くお仕事です。
一方、コラムニストは、新聞や雑誌、またはWebサイトの一部のスペースを与えられて、おおまかな指示のもとで記事を書くお仕事です。
あまり具体的に指示をされるのではないので、比較的自由に書くことができるのです。
コラムニストに求められるのは、その人なりの感性や表現力です。記事を書いて皆に知らしめるだけのトピックを探し出し、それを独自の視点で切り込んでいくだけの能力が必要です。
ライターは、指示された具体的な内容について、「指示に的確に」「誤りなく」「分かりやすく伝える」ことが求められる仕事です。そういった意味では、学校の先生といった職業に近いかもしれませね。

ブロガーとの違いって?

Webサイトに文章を書く仕事のなかには、ブロガーと呼ばれる方も存在します。
文字を書くといった意味では、ライターと共通していますが、正確に言うと2つには違いがあります。
「ブロガーとはブログを書く人」ということは、ほとんどの方がご存じでしょう。
しかし、ブログが「Weblog(ウェブログ)」のことを意味しており、それを略してブログと呼んでいるとことは、知らない人が多いのではないでしょうか。
このブログは、自分の意見や感想をまとめた日記などまとめたWebサイトのことをいいます。つまり、ブロガーは、記事ではなく、日記をつけている人のことを言うのです。
とはいえ、現在、ブロガーは、広告収入を目的としてブログを公開している人が多く、その内容も、訪問者が増えるよう、人に役立つ解説をしているケースが多く見られます。
そういった意味では、ライターとほぼ変わりなく、書いている本人も区別していない場合が多いといえます。

ライターにはどうやってなるの?

ライターの求人情報は、Web上で簡単に見つかります。
しかも、ライターになるのに専用の資格はないので、なろうと思えばなることが可能です。
求人情報は一般の求人サイトのほか、在宅ワークを中心に取り扱う求人サイトで見つかります。なぜなら、業務委託在宅ワーカーに依頼することが多いからです。
なお、ライターには主に、2つのワークスタイルがあります。

・企業に就職して働く
・フリーランスとして働く

フリーランスは文字通り、どこにも所属せず、フリーで働くスタイルです。
企業に就職する場合は、出版社や新聞社のほか、Web関連企業に応募することになります。
専業主婦の方が子育てをしながら仕事を得ようとしたり、現在一般企業に勤務されている方が副業としてライティングを行う場合は、気軽に始めやすいフリーランスとして働くケースが多いといえます。

ライターの収入はどのように決まるの?

企業に所属してライティングを行う場合は、一般のサラリーマンと同様、月給制となります。
一方、フリーランスでライティングを行う場合は、案件ごとに受注し、支払いを受けることがほとんどです。
具体的には、最初、ライター契約として書類は取り交わしますが、実際の仕事は、案件ごとにメールかチャットツールなどを用いて相談を受け受注します。そのとき、書く内容と文字数について具体的に指示されます。そして1件あたりの報酬額は以下のように決められることが多いです。

・記事単価制・・・指定される記事の内容や分量に応じて1記事あたり○円と固定される
・文字単価制・・・指定される記事の内容に応じて、1文字あたり○円と固定される。
       4,152字で納品した場合は4,152字✕1文字あたりの単価○円が記事単価となる
      ※ただし、指定された文字数に近い形で納品することが求められる。

どのような求人があるのか、実際の求人情報をご紹介します。

2020年7月12日現在

二極化するフリーランスの求人

ライターの求人、とくに、フリーランスむけの業務委託の求人には、二極化が見られます。
具体的にいうと、高単価の仕事と、そうでない仕事の2つに分かれています。
文字単価でいうと、1文字4円と高単価のものがある一方で、1文字0.5円など1円を切る仕事があるのです。
この2つの仕事の違いはどこにあるか分かりますか?
ライター経験ありか、未経験の差?」と思う方もいるでしょう。
確かに、経験年数の差で単価に差がでる場合はありますが、さすがに8倍の差は生まれません。

その差を生む理由は、Webサイトの目的を考えれば理解できるはずです。
そもそも、Webサイトは宣伝手段の1つです。また、単なる宣伝ではなく、実際の申し込みや購入などの具体的なアクションにつなげる手段として、ホームページを重要視する企業もあります。
そこで、必要となるのがホームページへの誘導です。とくに、検索をしたときに上位に表示されれば、ホームページへのアクセス数が増加します。しかも、自社に関連するキーワードを入れたときに上位に表示されることが一番いいですよね。たとえば化粧品会社なら、「美白・方法」といったキーワードで検索する人に自社の美白化粧品をアピールすることが、最も効果的です。
そういった有効なターゲットを呼ぶには、そのターゲットが求めるような記事が必要です。
実際にあなたがインターネットで検索をするときは、なにかを調べるときが多いですよね。
つまり、人々が調べそうなことに対して、「わかりやすい解説」や「具体的な解決方法」、とくに「他ではなかなか知ることができない貴重な情報」が掲載されていることが求められるのです。
そして、その記事を書くのがライターですよね。
上で述べたような条件の記事かどうかで、高単価かそうでないか、決められる場合が多いです。

そこで、次項では、高単価ライターになるための方法について解説していきます。

高単価ライターになるための具体的な方法3つ

高単価を得るための方法としては3つあります。1つずつ順番に説明していきますね。

1:特定分野の専門知識を身につける
専門知識を身につけるというのは、当たり前すぎると思われるかも知れません。
しかし、これがもっとも確実に高単価の案件を得る一番の近道なのです。
繰り返しになりますが、Web記事には、「わかりやすい解説」「具体的な解決方法」、そして「他ではなかなか知ることができない貴重な情報」が求められます。
その分野の専門知識があれば、条件が揃った記事を書くことは簡単ですよね。

これまで私が見てきた単価の高いお仕事の分野には、以下のようなものがあります。

・不動産関係
・税金関係
・医療関係
・企業運営関係
・労務関係
・インターネットセキュリティ関係
・プログラミング関係

これらの記事に共通しているのは専門性の高さです。
つまり、知人に聞いた程度では解決できず、自らインターネットを使って調べなければならない分野です。
しかも、これらの分野は、具体的なアクションにつながる可能性を秘めています。
たとえば、土地を高く売る方法やタイミングについて調べた人は、土地を高く売るノウハウを持っていると宣伝する不動産会社に問い合わせをする可能性が高いです。また、相続税がいくらかかるか、減らせるかの記事を探した人は、相続税に特化した税理士に問い合わせを行う可能性が高いでしょう。
しかも、これらは、化粧品1個と比べて、1件当たりの売り上げが高い分野と言えます。
わざわざ高単価を支払って記事を制作するメリットがあるのです。
だからこそ、こういった分野の記事をわかりやすく書くライティングは高単価のものが多いのです。

一般のライターでは、こういった専門性の高い分野のライティングは困難です。ライターは、指定された内容についてまずはリサーチし、その情報をもとに自分の言葉でライティングしていきます。しかし、専門性の高い分野ほどリサーチは時間がかかりますし、万が一誤ったことを書いてしまうと信用を失うことにもつながるため、慎重に行う必要があります。

一方、その業界で働いていた人にとっては、当たり前の知識が多いはずです。一般の人向けの解説を行うことは、むしろ簡単と言えるでしょう。
つまり、最初から高単価のライターを目指すのであれば、先にあげたような業界で働いてみることです。パートでも構いません。遠い道のように思えますが、意外とこれが一番の近道と言えるでしょう。
なお、うえで挙げたような業界ですでに働いているという方は、ライティングの経験がなくても、最初から高単価で働ける可能性もあります。
ただし、勤務している企業の機密を漏らしたり損害を与えるような記事はルール違反なので気をつけて下さいね。

2:範囲を広げる

1の方法が難しい人におすすめなのが、ライティングの範囲を広げることです。
基本的にライターの仕事は、指定された内容にしたがって記事を書く仕事です。
あなたにライティングを依頼する会社はその前後に何をしているかというと、「ライターに依頼する内容を決める」「内容に合った写真を挿入する」「校正をする」「ホームページにアップする」という作業を行っているのです。

企業によって、「写真挿入1枚あたりプラス○円」や「見出し作成まで行う場合はプラス○円」「Wordpressへの直接記述を行う場合には、単価は○円」などのオファーをしています。
つまり、仕事の範囲を広げることで高単価にすることができるのです。
1文字当たり1円が2倍、3倍になることはありませんが、報酬アップが期待できます。

3:契約は1社と、そして、数をこなす

まだライティングを始めて間もない、子育て中であり外に働きにいけないという方は、1,2の方法は難しいでしょう。その場合は、数をこなすことをおすすめします。
数をこなすことが、どうして高単価につながるのか、不思議に思う人もいるでしょう。
確かに、数をこなせば、単価がそれほど高くなくても、必然的に収入はアップします。
でも、ここで言っているのは、単価をあげるために数をこなすという逆の発想です。

一度、募集する企業側の立場にたってみてください。オウンドメディアを運営するのに、100人のライターと契約して書いてもらうのと、10人のライターと契約して書いてもらうのではどちらが楽だと思いますか?
当然、少ない人数のライターでまわしたほうが、管理が楽ですよね。
実際にライティングをしたことがある方はご存じでしょうが、ライティングには文字数以外にさまざまなルールがあります。
「ですます調にする」「コピペ厳禁」などの基本的なルールはどこでも共通ですが、それ以外にも「改行の方法」「一文あたりの文字数」など、細かく定めているケースもあります。
何人ものライターにそれらのルールを説明し、徹底してもらうのは非常に手間がかかるのです。
一方で、サイト運営に必要な本数をクリアしないといけません。更新が少ないと飽きられてしまったり、新規訪問者数も伸びないからです。

そこで、大量に記事を書いてくれる人を優遇する場合があるのです。
具体的には、月20本以上書いてくれる方は単価をあげるといった具合です。
つまり、いろんな会社と契約するより、そういった優遇制度があるところ1つと契約することがおすすめなのです。
ちなみに、決まった分野で本数をこなすと、その分野に詳しくなり、自然と仕上がるスピードも早くなりますよね。
1つの記事、たとえば単価6,000円の記事を6時間で仕上げれば時給1,000円計算ですが、3時間で仕上げれば2,000円になります。つまり、1つの会社で似たような分野の記事をどんどんこなすことが高単価ライターへの道と言えるのです。

まとめ

今回はライターというお仕事についての解説だけでなく、高単価を得るための方法について深掘りしてきました。
ライターを始めてはみたが収入があがらない人、ステップアップをしたい方、これからライターを目指す方に、少しでも役にたてると嬉しいです。

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