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ディレクターのお仕事とは?どんな会社がある?プロデューサーとの違いについても解説

公開日: 2020.08.07
最終更新日: 2020.08.07

ディレクターのお仕事とは?どんな会社がある?プロデューサーとの違いについても解説

テレビ番組を見ていると、よく名前が出てくる「ディレクター」という職業。
ふだんよくテレビ番組を見ている人こそ、憧れてしまう人も多いのではないでしょうか。
思わず笑ってしまうテレビ番組や、感動を呼び起こす番組、役立つ知識が得られる番組などさまざまありますよね。そういったテレビ番組を「自分も作ってみたい・・・!」。そう思ってディレクターを目指す方も多いかと思います。
しかし、ディレクターがあなたの本当に目指す職業なのか、実際に分かっている方は少ないのではないでしょうか。というのも、ディレクターと似たようなイメージの「プロデューサー」という仕事と混同している方が多いからです。また、ほかにもテレビ番組を構成するさまざまな職業が存在しています。
今回は、それらの職業との違いに触れながら、テレビディレクターのお仕事について迫ってみたいと思います。

ディレクターの本来の意味

ディレクターというお仕事を理解するにあたり知っておきたいのが、ディレクターの本来の意味です。曖昧な部分もある言葉こそ、原点を知っておくことが、よりイメージを固めるのに役立つからです。
ディレクターとは、『direct(ディレクト)=指揮する、管理する、演出する、道を教える』をする人という意味なので、指導者や演出家、または監督といった意味合いがあります。

>>プロデューサーとの違い
プロデューサーは、『produce=プロデュース=生産する、引き起こす、(映画やテレビ番組などを)制作する』人という意味です。ということは、プロデューサーがつくり出す側で、実際にそのアイデアを実現するのが、ディレクターと考えるとイメージが掴みやすいのではないでしょうか。

ディレクターのお仕事内容

ディレクターは、実際にテレビ番組の撮影をするにあたり、現場で具体的な指示を行います。そもそも番組を制作する現場には、さまざまなスタッフが関わっています。
出演者がいれば彼らのことはもちろん、カメラマンや照明などの技術スタッフにいたるまで、全体の管理を行うのです。
制作する番組にもよりますが、撮影には、さまざまな工程が必要です。
すべて生放送で行う番組もあれば、事前に撮影したり、取材したVTRを見ながらスタジオで紹介する番組もあります。どちらにせよ、それぞれに応じた工程や大変さがあり、それらをクリアしながら全体を仕切っていく役割をこなします。

>プロデューサーとの違い
プロデューサーのお仕事は、実際にテレビ番組を制作する前の段階、つまり企画を行います。テレビ番組の方向性を指し示し、おおまかなプランを練り、配役や予算を決めるお仕事です。その際、編成部隊との折衝やスポンサーむけの宣伝活動も行います。テレビ番組制作は視聴者のためでもありますが、スポンサーからの出資で利益を得ているという意味で、お店などと同じ商売の一種です。プロデューサーは、そういった経済的な面を理解したうえで企画を行うことが重要です。
実際に企画がとおり番組制作が始まると、ディレクターをはじめとした現場に指揮権を渡します。つまり、実際に面白いものを撮りたい、視聴者に提供したいという方は、プロデューサーではなく、ディレクターというお仕事を目指すこととなります。逆に、いま、世の中に何が求められているのか、なにを届けるべきなのか、かつ、なにが会社に利益をもたらすかなど、大きな枠組みにかかわりたいという方は、プロデューサーのお仕事がむいているといえるのです。

ディレクターの求人や勤務先

テレビディレクターの勤務先としてはいくつかあります。

1:テレビ局
1つはテレビ局です。公共放送と呼ばれるNHKがまず頭に浮かぶでしょうか。また、誰もが知っているようなキー局、つまり「日本テレビ」「テレビ朝日」「TBSテレビ」「フジテレビジョン」「テレビ東京」などがあげられます。続いて、「読売テレビ放送」「中京テレビ放送」「関西テレビ放送」「毎日放送」などの準キー局と呼ばれるテレビ局が10こあります。
そのほか、全国各地にある民間の放送局、いわゆるローカル局が130弱あります。

たいていの方は、最初にあげたキー局への就職を考えるのではないでしょうか。
ほとんどの方が、毎日これらのチャンネルを視聴しているでしょうから、
「やっぱりフジテレビがいいなぁ」「TBSにいきたい!」など、具体的なテレビ局をあげて夢も膨らませていることでしょう。

2:番組制作会社・プロダクション
テレビ業界をよく知っている方、またはテレビ番組をつぶさに見ている方はご存知かと思いますが、実際にテレビ番組をつくっているのは、先に挙げたキー局のスタッフではなく、番組制作会社やプロダクションだったりします。
注意してテレビ番組を見ていると、番組の最後に名前が出ることがありますよね。
つまり、キー局は、スポンサー探しや企画、編成を行っているだけで、実際の番組制作は、個別の番組制作会社やプロダクションが行っていることがほとんどなのです。
先ほど違いを説明したプロデューサーより、ディレクター、つまり現場のディレクション業務を行いたいのであれば、番組制作会社やプロダクションの門をたたく方法があります。
番組制作会社は、テレビ局から番組制作の依頼を受け、制作をスタートする場合と、自ら企画し番組を制作してテレビ局に売り込む場合とがあります。
ちなみに、番組制作会社でも、キー局が株主になっている大手番組制作会社もありますし、大きな番組制作会社の下請けをしているような小さな番組制作会社もあります。

3:フリーランス
ほとんどの方が上の2つをまず目指すと思いますが、実はフリーのディレクターも存在します。
その場合は給与制ではなく、1本あたりいくらといった契約を行います。
フリーランスのメリットは、テレビ局をまたいでのテレビ番組制作にかかわれることです。
番組制作会社は、1つのテレビ局と取引している場合が多いです。
とくに、株主がキー局など大手放送局である場合は、そこの放送局にかんする仕事がメインとなります。
もし、自分が、自然をテーマとしたドキュメンタリーを作りたい、または、技術力の高い日本の会社を紹介するような専門性の高い番組を作りたいなど、確固たる目的があるのであれば、そういった番組づくりを専門としている番組制作会社か、フリーランスを目指すと良いでしょう。
ただし、最初、未経験でフリーランスをやることは難しいでしょう。まずは、どこかでディレクター経験を積むことが必要となります。

>>テレビ番組制作にかかわる仕事をしたいなら、まずは番組制作会社へ
3つの就職方法をご紹介しましたが、自分の進むべき道がなんとなくイメージできたでしょうか?
現在未経験だけど、テレビ番組制作にかかわりたいという方は、2の番組制作会社の求人に応募する道が王道だとお分かりいただけたのではないでしょうか。
次項では、番組制作会社にはどんなところがあるのか、より詳しく説明していきたいと思います。

「番組制作会社」には、どんなところがある?

番組制作会社は、小さいところから大手と言われるところまで、いろいろあります。大きい会社では1,000人以上の従業員を抱えていますが、もっとも多いのが、10人から29人ほどの規模の企業で、全体の3.5割ほどを占めています。100人以上いる企業は39社で、全体の10%程度にしかなりません。つまり、たいていは100人以下の小さな企業が多く、なかには、10名にも満たない企業もあるということです。

出典:総務省「平成21年度放送番組制作業実態調査」より)

 

では、大きな会社にはどんなところがあるのか、具体例を挙げて説明していきたいと思います。

■株式会社TBSスパークル
東京放送ホールディングス100出資の子会社。ドラマ、バラエティ、報道、情報、スポーツなど、多彩な番組を手掛ける大手番組制作会社です。社員数は1,313名(2020年6月1日現在)。『マツコの知らない世界』や『東大王』など、数々の人気番組を制作している会社です。

■株式会社NHKエンタープライズ
公共放送であるNHKのテレビ番組やラジオ番組の制作を行っている会社。ほかにも、東京駅のプロジェクションマッピングなどのイベントの制作や、番組キャラクターのライセンス許諾なども手掛けています。
主要株主は当然日本放送協会、つまり、NHKで関連会社も多くもっています。
社員数は753名(2020年6月30日現在)と、TBSスパークルと比較すると半分近くの規模ですが、受信料から成り立っているので資金は潤沢。安定性のある企業といえます。

■株式会社フレックス
テレビ朝日100%出資の会社。テレビ朝日のなかでも、とくに報道を中心に映像制作を行っています。ヘリコプターやドローンを使った撮影や、総理大臣に同行取材するなど、報道に関してはスペシャリストの集団です。
各地に系列局があるほか、ワシントンやニューヨークにもカメラマンを常駐させています。
社員数は495名です(2020年4月1日現在)。

■株式会社テレビマンユニオン
テレビ番組の企画・制作をはじめとして、CM制作、映画、音楽、舞台にまで手掛ける番組制作会社です。他の企業と異なるのは、どこの放送局にも属さない、独立系の会社であるということ。TBS系の『世界ふしぎ発見!』やNHK総合の『サラメシ』、有料放送のWOWOWの『おしゃべりアラモード 〜森山良子と清水ミチコとプラスワン〜』などを手掛けています。株主にはTBSテレビや株式会社IMAGICAなど大手企業が名を連ねるなか、なんと萩本欽一という個人名も入っています。
なお、ほとんどのキー局に番組を提供しているほか、電通や博報堂といった広告代理店にも映像提供をしています。
従業員は350名(2020年7月現在)です。

■株式会社ウエスト
クリエイター集団の集まりと豪語する、クリエイター派遣会社。社内で育てたディレクターを、NHKやキー局をはじめとしたテレビ放送局へ派遣しています。
東京に本社を、大阪に事業所をもっています。
派遣先は21社、派遣労働者数は305名にのぼります。賃金は1日あたり11,998円となります(2017年4月現在)。

今回、5つの番組制作会社をあげましたが、実際には非常に多くの制作会社が存在します。総務省が平成21年に調査した「放送番組制作実態調査」によると、テレビ番組制作にかかわっている企業は、389社ありました。
また、株式会社TBSスパークルのように、テレビ局をはじめとした親会社があると答えた企業の割合は38.2%でした。そして、親会社ではなく、子会社、または関連会社があると答えた企業は25.8%にのぼります。一方、親会社や関連会社などの系列会社がいっさいないと答えた企業は41.8%。つまり6割の企業が、なにかしらの関連会社があるということになります。

なお、関連会社といっても、すべてがテレビ放送に関連するわけではありません。世界最大級のTVショッピング専門チャンネルである株式会社QVCジャパンなど、異業種発のテレビ制作番組会社の場合もあります。

それぞれメリット・デメリットがありますので、自分が何をしたいのか、何を求めるかで選んでいきましょう。

 

ディクレターになるためには?

では実際に、テレビディレクターになるためには、どうすれば良いのでしょうか。
まったくの未経験の人が、いきなりテレビディレクターの求人に応募しても、採用されることはまずありません。
ほとんどのケースは、AD、つまり、アシスタント・ディクレターからの昇格です。
およそ、3年から5年の間、ディクレターのもとで、番組制作の基本を学んだのちにようやくディクレターとして認められるのです。
ということは、まずは、ADの求人を探すことが必要だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ちなみにADの仕事は大変だと言われています。番組によっては夜中の出勤になることもありますし、徹夜で作業なんてこともあり得ます。そのため、ディクレターになりたくて始めたけれども数日で辞めてしまうなんてケースもざらです。
そのため、ADの募集を探すこと自体は苦労しないと言えるでしょう。
ただし、テレビ局の場合は、四年制の大学を出ていることが求められます。一方、番組制作会社であれば、短大卒や専門学校卒でも入ることができますが、体力はもちろん、忍耐力が求められると言えるでしょう。

売上高は減っている…だからこそ!

番組制作会社の売上高は年々減少しています。
下の表は平成18年から平成21年にかけての平均売上高(売り上げ見込みも含む)です。

テレビ局も、番組スポンサー料以外の収入を得ようと、イベントなどを企画していますよね。
その背景には、インターネットやスマートフォンの普及があることは間違いありません。情報を得る手段が増えたうえ、インターネット上にはさまざま動画があふれています。これまでテレビ番組に出ていた芸能人もYouTubeで映像を公開するなど、時代が変わりつつあるのです。
これまでも、テレビ番組制作やそれに携わるADやディクレターも、厳しい職業でありましたが、今後、予算が限られる中で、求められるスキルや能力が増えてくるでしょう。

また、視聴者が惹きつけられるようなテレビ番組を作るには、並外れた好奇心や行動力が必要です。今実際に活躍しているディレクターをはじめとした制作スタッフは、それぞれ、個性的で情熱的な人が多い傾向があります。
多くの人がディレクターを目指す中で、自分がADからディレクターとして選ばれるためには、彼らと同じように、好奇心旺盛で常にアンテナを張り巡らすこと、テレビ番組を自ら作りたいという強固な意志を持つことが不可欠であることはもちろん、さまざまなスタッフにかわいがってもらえるような人など、なつっこさも必要です。