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バイヤーの仕事とは?センスだけじゃない!?必要なスキルを解説

公開日: 2020.08.10
最終更新日: 2020.08.10

バイヤーの仕事とは?センスだけじゃない!?必要なスキルを解説

「モノが大好き!そしてそれを勧めるのが好き!」そんな方が目指す職業のひとつに「バイヤー」があります。たくさんのものの中から、ある基準をもって自分が選んだものが、たくさんの人に受け入れられたら、とても嬉しいですよね。
そこで今回は、そんなバイヤーのお仕事について、皆さんに知っていただきたいと思います。

バイヤーとは

バイヤーとは、おもに、販売するもの品を買い付けするお仕事です。といっても、工場などの生産品をつくるための原料を買い付けるお仕事もバイヤーにあたります。しかし、今回は、できあがった商品を仕入れて消費者に販売する、一般的なバイヤーのお仕事について解説していきます。

バイヤーのお仕事

バイヤーは売れそうな商品を買い付けるお仕事です。ただし、買い付けると言っても、消費者の皆さんのように、一般の小売業、つまり、デパートやネット通販でものを買うわけではありません。

>>買い付け先はいろいろ、メーカーから商社、展示会まで!
どんな企業のバイヤーになるのか、また、その規模によって変わりますが、買い付け先は、おもにメーカーや、商社などから買い付けを行います。
アパレル業界の場合は、みなに商品を知ってもらうための展示会が行われるので、その展示会に足を運んで、自社に合ったものを選んでいきます。

>>ネゴシエーションをする
自社にあったものが見つかったら、商談を行います。とくに初めての取引の場合は、時間や日数がかかる場合も。1日に数社と商談を行う場合もありますし、あくまで商談ですから、体力的にも精神的にもエネルギーが必要です。

>>責任は重大!
単価もピンからキリまでありますが、1つだけではなく、たいていは何十個や何百個など、大きなロットで仕入れることが多いです。
そうなると、1つの単価は低くても、全体の金額は大きくなります。
商品や契約によっては返品できる場合もありますが、原則、その商品が売れなかった場合は
負債となりますから、バイヤーの仕事は、利益を大幅に生み出せるのか、そうでないのか、
大きな責任が伴う仕事と言えます。

バイヤーの就職先

一言でバイヤーと言っても、さまざまな就職先が考えられます。
たとえば、ファッション・アパレル系にしぼってみると、活躍の場として、以下のような企業が考えられます。

<百貨店>
全国にある百貨店では、アパレル・ファッション系はもちろん、服飾小物や家具、寝具、食器類、食べ物にいたるまでさまざまなものが販売されています。
お正月に恒例の福袋販売などもあり、それぞれの品目についてバイヤーがいます。

<大手セレクトショップ>
全国展開をしているようなファッショ・アパレル系のセレクトショップでは、百貨店と同じように品目ごとのバイヤーがいます。国内出張はもちろん、海外の展示会やメーカーなどに行く場合も。
有名なショップには、ユナイテッドアローズ、BEAMS、SHIPSなどがあります。

<オンラインショッピング系(ECサイト)>
カタログも出しているような通信販売会社から、自社サイトで商品を販売する会社、テレビ番組を通して商品を販売する会社があります。スマートフォンの急速な普及、データ通信量の増加などから、その市場規模はどんどん拡大する方向にあります。下記は売り上げ上位の会社です。現在は、店舗展開をするブランドもオンラインショッピングを展開するというマルチチャネル化の方向にあり、現在、売り上げの上位には、そういった会社の名前で占められていますが、10位以降にはいわゆるカタログ系の通信販売会社の名前が出てきます。

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ファッション・アパレルEC 売上高(上位5位)
1位:ファーストリテイリング(ユニクロ)・・・各国に実店舗を展開するなど、世界的なブランドに成長を遂げている会社。
2位:アダストリア・・・グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームなどのブランドを手がける会社で、店舗展開を基本としています。本社は渋谷。
3位:ベイクルーズ・・・ジャーナル・スタンダードやイエナなどのブランドを手がける会社で、店舗展開を基本としています。本社は渋谷。
4位以降:TISホールディングス・・・『東京スタイル』や『サンエー・インターナショナル』などを傘下に持つグループ企業
5位以降:千趣会・・・大手通信販売会社

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なお、11位以降に総合通信販売会社のベルーナや、テレビ番組での販売網をもつショップチャンネルなどの名前が入ってきます。
また、ある特定の年代をターゲットにしぼって、ユニークなブランディングを行っている『Rady』や、ブランドモノに絞ったオンラインショッピングサイトを展開する『GLADD』なども売り上げをどんどん伸ばしています。

<その他小売業>
全国展開するような大手セレクトショップだけでなく、小中規模の販売店は相当数あります。規模によりバイヤーの数は全く違いますが、小さい会社であれば、自分がとくに好きなジャンル、または得意分野に絞った買い付けに携われるというメリットもあります。

バイヤーになるためには

さまざまな活躍の場を想像すると、ますます夢が膨らんでくるでしょう。
しかし、まったくの未経験者がバイヤーとして採用されることは難しいといえます。
とくに、百貨店や大きなセレクトショップのバイヤーの場合は、まずは販売員として経験を積んでから、希望や会社の判断に応じて異動させてもらえるというパターンが多いです。
お客様がなにを望んでいるのか、実際にどのように販売されるのか、売り上げはどう管理されているのかという点についてじっくりと学んだあとでなければ、いくらセンスが良くても、バイヤーとして十分とは言えないからです。
なお、服飾系の専門学校等を出て、バイヤーの道へ進むパターンがないとは言えませんが百貨店や大きなセレクトショップ等では、まず大学を卒業することが求められます。
バイヤーには、センスの良さだけではなく、マーチャンダイジングの知識が不可欠であり、大学で専門の授業をとってないまでも、総合的な知識が求められるからです。

>>マーチャンダイジングを学ぶ

もし、本当にバイヤーになりたいのであれば、服飾系の専門学校にしろ、短大にしろ、マーチャンダイジングを学べる専門学校にも通うことがおすすめです。
マーチャンダイジングとは、市場調査をもとに、適切な商品の販売方法や値段設定などを行うことをいいます。
服飾系専門学校として有名な文化服装学院でも、「インダストリアルマーチャンダイジング科」という専門課程を用意しています。社会人であれば、セミナーや書籍により勉強することをおすすめします。

プロのバイヤーに求められること

プロのバイヤーに求められることとはなんでしょうか?
一般的にはセンスと言われることが多いバイヤーですが、実は、一般の職業と共通するような能力も求められるのです。

>>広くて感度の良いアンテナ
ひとつは、流行に敏感なことです。
テレビや雑誌はもちろんですが、最近は、InstagramやTikTok、TwitterなどのSNSなどから、いかに素早く流行を感知するかが重要になります。
なぜなら、テレビや雑誌で取り上げられるには、すでにある程度時間が経過したあとだからです。最近では、SNSが先行して一部で動き出した流行の芽を、大きなトレンドにつくり上げる傾向が強いです。取材や構成を行う必要のあるテレビや雑誌と比べて、その小さな波があっという間に大きな渦となるのも、こうしたSNSの特徴ですから、普段からこうしたツールにアンテナを張っていることがバイヤーとしても必要です。

>>分析力
バイヤーにはセンスが必要です。
しかし、売れる商品を見つけるには、センスだけでは失敗も避けられないでしょう。
消費の動向を見極め、現在、消費者になにが求められているのかを十分理解する必要があります。自分が良いと思ったものが皆に受け入れられるとは限らないからです。
景気の良し悪しや、ターゲットとする年齢層の行動分析なども含め、これから何が売れるかを自分なりに見いだす必要があるのです。
さきほど説明したマーチャンダイジングがここに役立つというわけです。

>>勝負心と説得力
バイヤーには、何が売れるかを見極める力は不可欠です。
しかし、残念ながら、それだけではまだ不十分なのです。
自分なりに売れると確信したもので実際に勝負する度胸も必要ですし、それを上司や会社の上層部に認めてもらうだけのプレゼン力も必要です。
場合によっては、自分が提案した商品を反対されることもあります。
そのときは、なぜこの商品なのかを、理論的に説明することも求められるというわけです。

>>幅広い知識と積極性
売れる物を見極め、上司や会社の上層部に説得ができたとします。
そして販売にこぎ着けたとしても、実際に売れない場合があります。
それは、宣伝の仕方がその商品とマッチしていなかったり、販売員に魅力が伝わっておらず、結果消費者の購買に繋がらないといったケースです。
商品が実際売れるためには、商品の魅力を十分アピールできる広告宣伝や販売スペースのセッティング、販売員の教育などが必要です。
つまり、バイヤー自身にも、多少なりとも、各分野における知識があったほうが望ましいのです。

なお、百貨店や大手セレクトショップであれば、各部門の担当者が集まる定例会議などがあり、総合的に商品展開について話し合う機会が設けられているでしょう。
お互いにアイデアを出し合いより魅力的な販売が行われれば、売り上げを伸ばすことに繋がります。もし、広告宣伝や販売に関して専門部署があっても繋がりが薄ければ協力体制をつくったり、専門部署がない、あっても不十分であれば、外部に委託するといった働きかけも必要と言えるでしょう。

これらのことは本来のバイヤーの業務とは異なりますが、売れるものを見つけ、本当に売れることこそが、プロのバイヤーとしてどこでも通用する、また求められるバイヤーになる秘訣なのです。

バイヤーを目指す方へ

日本をはじめとした先進国の経済成長が鈍化し、日本国内の消費動向は落ち込みつつあります。世界中の経済を動かすような大きなことが起きない限り、消費が急速に復活するということはあり得ないでしょう。
また、最近ではモノよりコトに消費を行う傾向が強まっており、車など業界によっては売り上げの増加に苦しんでいる分野もあります。
また、共働きの増加や、データ通信量の増加により、ECサイトでの流通量が増え、実店舗の売り上げの増加は減少傾向にあります。
今後5Gが当たり前になれば、その傾向には拍車がかかることは間違いありません。
スマートフォンを通じて、自分が実際に試着しているかのような画像が見られる、手持ちの服もアップロードして合うかどうかもわかる・・・なんてことになれば、実店舗に足を運ぶ機会が減るからです。

そんなめまぐるしく変わる変化のなかで、バイヤーが求められるものも変わりつつあります。
センスを磨くことはもちろんですが、そういった世の中の動きに対応できるよう、さまざまな知識を身につけてバイヤーを目指してください。