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2020年最新版プログラマー年収は?収入をアップさせる方法も解説

公開日: 2020.08.23
最終更新日: 2020.08.23

2020年最新版プログラマー年収は?収入をアップさせる方法も解説

コンピューターやタブレット、スマートフォンなど、個人がもつデバイスの数や種類が増えたことで、ますます需要が急増しているプログラマーは、改めて注目を集めている職業です。さらにioT(モノのインターネット)やAI(人工知能)など新しい技術がどんどん開発されているなか需要が急増しているということも挙げられます。
そんなプログラマーという職業が気になるけど、実際年収はどれくらいもらえるのか、気になるところではないでしょうか。プログラマーになるには、当然プログラミングスキルの習得が必要であり、専門学校やオンラインスクールなどで、一定期間学ばなければならないからです。「これしかもらえないなら、プログラマーにならなければ良かった!」などと後悔したくはないですよね。また逆に、「これを学んでいたおかげで、こんなに稼げるプログラマーになれたんだ!」なんて思いをできるかもしれません。
そこで今回は、プログラマーの年収と、収入をアップさせる方法についてご案内していきたいと思います。

2020年最新のプログラマーの平均年収は426万円!

2020年に発表されたプログラマーの平均年収は425,8千円、つまり約426万ということになります。同年の民間企業における平均年収は418万円でしたから、プログラマーの年収は一般的な職種より若干年収が高いということがわかります。
これは、厚生労働省が毎年調査している「賃金構造基本統計調査」から計算した数字です。これ以降の数字も、基本的にこの調査の結果をもとにプログラマーの年収や給与について解説していきます。

さて、下の表をみてください。
プログラマーの過去10年間の平均年収は、一時期下がったものの、再び上昇傾向にあります。今後も同じように上昇していくかはまだはっきりとは言えませんが、ioTやAIなどの新技術の発展、また、テレワークの急速な広がりなどを受け、プログラミングを駆使した経営は激化するものと推測されます。結果、プログラマーという職種は、需要拡大のあおりをうけ、年収増加も期待されます。

※厚生労働省 賃金構造基本統計調査より作成

しかし、これはあくまで平均的な年収となり、実際にもらえる金額とは異なることを知っておく必要があります。
プログラマーの年収の実態をより確実に知るため、統計からわかる他の特徴についても順番に説明していきます。

女性プログラマーの年収平均は366万円

さきほど説明した数字は、男性、女性の合計です。これを、男女別で平均年収を計算すると、男性は442万円、女性は366万円でした。なんと76万近い差が生まれるのです。この格差にはわかりやすい理由があります。まず、きまって支給する現金給与額に差があるからです。プログラマーにきまって支給される現金給与額自体が、男性は月31.5万円であるのに対し、女性は月26.8万円という数字でした。「女性差別がある?」と誤解されがちですが、これは、女性の勤続年数が短い傾向にあることが影響している可能性が高いです。これらの数字のもとになる現役プログラマーの平均勤続年数が、男性が7,6年、女性が5.4年とすでに条件に差があるからです。平均年齢も、男性が34.3歳であるのに対し、女性は31.7歳と若い世代が多く、脂がのって給与があがる前に辞めてしまっているという構図がうかがえます。

また、超過実労働時間数の平均は、男性が1ヶ月当たり15.5時間で女性が10.25時間でした。年で計算すると、男性が186時間、女性が123時間で、63時間の差があります。
このあたりも年収に格差を生み出している原因と言えるでしょう。

会社の規模でも年収に158万円の差が出る

年収の差は性別だけから生まれるわけではありません。企業規模でも大幅に変わってきます。

※厚生労働省 賃金構造基本統計調査より作成

 

上の表は、企業の規模を3つに分けて、それぞれに所属するプログラマーの平均年収を計算したものです。こちらを見れば一目瞭然で、いわゆる大企業に勤務するプログラマーの年収が高い傾向にあります。10人~99人規模の企業に勤務するプログラマーの平均年収は390万円であるのに対し、1,000人を越える企業のプログラマーの平均年収は548万円と、その差はなんと158万円にも及ぶのです。

 

平均年収と実際にもらえる年収は異なる?

ここまでさまざまなデータを見てきて、自分がどれくらいの年収がもらえるのか、イメージできてきたでしょうか?現在プログラマーの方は、自分の務める企業や規模の平均年収と比較して、「平均より多い!」、または「平均より少ない!」などと、喜んだりがっかりしているかもしれません。
しかし、この平均値というのは、あくまで実際のデータをすべて足して割ったものなので、平均モデルとは異なります。実際にこの金額をずばりもらっているプログラマーというのは原則存在しないということです。
たとえば、現在38歳で、10年以上の経験年数があれば、もっと年収が高い可能性もありますし、逆に25歳でまだ駆け出しのプログラマーであれば、平均年収よりもずっと低いことが予想されます。プログラマーという職業は原則年功序列ではなく、なにがどれくらいの速度で作れるのかなど、スキルが重要視されます。ですから、10年以上経過していても、年収が平均以下ということもあるのです。
ここで、実際、どれくらいの方がどれくらいの給与をもらっているのかというデータもお見せします。

※厚生労働省 賃金構造基本統計調査より作成

上の表をみてください。これは、所定内給与額の分布特性値というデータをグラフ化したものです。所定内給与額というのは、きまって支給される月額の給与から早出や休日出勤などの実労働時間を引いたものです。この表を見るとお分かりいただけるように、所定内給与額が22万から23,9万の方がもっとも多いことになります。次に多いのは、24万から25.9万、続いて、20万~21.9万です。この20万円から25.9万円で約44%をしめています。
実は、所定内給与額の平均額は27万円という数字が出ています。しかし5割を越える人が27万円より低い金額なのです。
平均年収や平均給与だけでなく、こういった数値にも注目してみましょう。

プログラマーは最初の10年で収入がどんどんあがる!

プログラマーの平均年収は一般サラリーマンと比較しやや高めですが、いきなり平均年収がもらえるわけではないということは理解いただけたと思います。
下の表は、年齢別のプログラマーの年収をまとめたものです。30歳からプログラマーを始める人もいますので一概には言えませんが、19歳まで、つまり高卒でプログラマーになる場合は226万からのスタートと推測されます。

※厚生労働省 賃金構造基本統計調査より作成

20歳から24歳になると、およそ年収は295万になります。その金額の差は68万9千円です。つまり、たった数年でこれだけの年収アップが期待できるというわけです。
このように、年齢があがるにつれて、どの程度あがっていくか、その増減率をグラフにしたものが次の表です。

※厚生労働省 賃金構造基本統計調査より作成

19歳までは比較対象がないので0円ですが、20~24歳で、19歳までのときの年収と比較し68万9千円が増加、25~29歳になると20~24歳のときの年収と比べ、さらに65万1千円増加と、34歳までは50万を超える割合でどんどんあがっていくのがわかります。
問題は、そのあとです。35歳以上になると、その増加の割合が減っていくのが分かります。45~49歳には再び増加が50万に近づきますが、これはプログラマーでもなにか役職につくなどステップがあがるなど、特別な事情による可能性があります。
また、55歳以上になると、年収の増加率がマイナスになっていることにも注目です。プログラミングの分野では新しい技術がどんどん開発されており、常に最新のテクノロジーに対し自分自身をアップデートしていくことが不可欠です。そういった背景もあり、プログラマーの年収は年齢が進むにつれ、具体的には54歳以降は、減少するという傾向が見られるのです。

年収をアップさせる方法~大企業に務める~

ここまでの特徴を見ていただければ、年収をアップさせる道が見えてくると思います。

まずひとつめは、最初の10年は地道に続けるということ。未経験からプログラマーとなった場合、最初の数年は研修期間ともいえる期間で、企業側から見ると、一人前ではない可能性が高いです。とくに、大手の企業で大規模なシステムを新たに組むといったプロジェクトには新人を組み込むことは珍しく、最初は部分的な関わりだったり、既に作られたシステムの運用・保守程度のことしか任せられないでしょう。一方、小さな規模の会社であれば、新規のプロジェクトに関わらせてもらう可能性も高いです。
そもそも、大企業における未経験者の採用は、四年制大学の新卒に限られる場合もありますから、まずは小さな会社でどんどんプロジェクトに関わり、腕を磨いて経験者として転職するといった方法が考えられます。
なぜなら、先の項で説明したように、会社の規模で年収に158万円の差が出るからです。
大きな企業に勤務する人と、小さな企業に勤務する人では、勤続年数が進むにつれて明らかに差が生まれます。最初は大企業に勤められなくても、途中でレールを切り替えていくのが年収をアップさせる秘訣とも言えるでしょう。

年収をアップさせる方法2~35歳でSEを目指す~

大企業のプログラマーを目指すのと同じくらい重要なのが、ステップアップという方法です。先に示したとおり、プログラマーの年収増加率は、34歳を超えると縮小傾向になり、54歳以降で頭打ちどころか、減少の一途をたどることになります。つまり、もっとも効果的に年収アップをはかるには、35歳でSE(システムエンジニア)の道へとステップアップをはかることです。
SEの年収と、プログラマーとの年収の差を年齢ごとにグラフにしてみました。

※厚生労働省 賃金構造基本統計調査より作成

 

グラフのうちブルーの棒グラフが、SEの年収を示しており、年々あがっていくのがわかります。しかし、プログラマーと同様に、ある年齢に達すると下がっていきます。また、最初の10年間の年収増加率は高い傾向にあるのもプログラマーと同じです。そしてもうひとつ言えるのが、59歳まではつねにプログラマーより年収が高いということ。年収増加が鈍化する35~39歳では、100万近い差が生まれています。

だからこそ、35歳までにしっかりとプログラマーとしてのスキルを習得し、プログラミングの知識をもつSEとしてステップアップすることが望まれます。プログラマーとしての知識や経験があるからこそ、より具体性、実現性のある提案や設計ができるはずです。会社からもクライアントからも、そしてプログラマーからも頼られる存在になり、年収アップも期待できます。

 

 

年収をアップさせる方法3~プログラミング言語をチョイスする~

一言でプログラマーといっても、どんなシステムをプログラミングするのかといったようなことで、年収にも差が生まれます。銀行などの基幹システムに携わるのか、スマートフォンむけのアプリ開発なのか、鉄道や工場などの機器管理システムなのか、その開発するシステム・ソフトにより扱うプログラミング言語も異なります。
基本的にプログラマーは、すべてのプログラミング言語を習得しているわけではありません。どんなシステムを開発したいか、またはどのプログラミング言語が習得しやすいのかなどの観点で選択して習得することが多いです。しかし、習得するプログラミング言語によってはより高額な年収を期待できる場合があります。
そこで、プログラミング言語別の年収について、簡単に説明していきます。

出典:みんなのスタンバイより作成

上の表は、プログラミング言語のなかでも平均年収が高いランキング5位までのプログラミング言語と平均年収を表したものです。
第1位のPythonは、人工知能などを使ったプログラムに使われる言語であり、ここ最近注目が高まっています。給与も、1ヶ月当たり70万や年収1600万円などという高額案件が見つかります。
第2位のPerlに関しても同様で、月55万円という高額案件はもちろん、年収1900万円などといった超高額案件を見つけることができます。Perlは、さきほどPythonと同様、サーバーサイドのプログラミング言語で、Webプログラミングに適していると言われています。また、Webプログラミングだけではなく、銀行系の社内システムやEC決済システムなど、汎用系のシステム開発にも利用されます。
このように、高額な年収が期待できるプログラミング言語を選ぶことが、年収をアップさせるコツと言えます。
なお、プログラミング言語の特徴や難易度については、やりたいことやタイプから探す、学びたいプログラミング言語とその解説を参照してくださいね。

気になる!フリーランスのプログラマー年収

これまで案内してきた年収は、10人以上の労働者数をかかえる企業から得たデータです。つまりフリーランスなど、個人事業主のデータは含まれていません。では、フリーランスになった場合の年収はどれくらいになるのでしょうか。
一般的に言われているのは、600万~700万円です。
「そんなにもらえるなら、フリーランスのほうがいいじゃないか」と考える方も多いと思います。しかし、企業に勤務すると言うことは、厚生年金などの福利厚生が受けられるということです。また、フリーランスの場合には、自分で案件を探してくる必要があります。多くの方は、知人やもと会社の同僚などから仕事を紹介してもらうことも多いですが、安定的な収入を得るのにはある程度営業力も必要です。
とはいえ、複数のプログラミング言語を使いこなして、細やかな提案やサポートができるのであれば、1,000万円という年収も夢ではありません。まずは、企業のなかで、しっかりと腕を磨き、SEやフリーランスを目指していきましょう。

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