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編集者の仕事とは?年収や適性について

公開日: 2020.08.24
最終更新日: 2020.08.24

編集者の仕事とは?年収や適性について

編集者」という言葉を聞いたことはあっても、具体的にどんな仕事をしているのか説明するのは難しいものですよね。たいていは、「雑誌など紙面の企画を行う人」「締め切りに間に合うようライターを管理する人」などと言う方が多いです。おおまかに考えるとそれは正解と言えるでしょう。しかし、実際にはほかにもたくさんの作業に関わっています。
今回は、そんな編集者の仕事について、仕事内容だけでなく年収ややりがい、どんな人がむいているかについても説明していきます。ずばり編集の仕事に興味がある方は必見ですが、編集者という仕事を目指しているわけではないけれど、新しいブームをいち早く知ったり知らせたりするのが好きなんて方は、ぜひ読んでみてくださいね。

実は影のプロデューサ?編集者の仕事とは?

編集者とは、書籍や雑誌などの企画をしたり、編集を行う仕事です。
言い方を変えれば、仕掛け人です。ヒット商品やブームを生み出したり、世の中に大きく影響を及ぼす重要な職業といえます。
誰もが知っている大ヒットマンガやアニメ作品は作者単体で作り上げたものではありません。ほとんどの作品には編集者が大きく関わっているのです。
しかし、大ヒット記録を残した作品でさえ、一般消費者が言えるのは、タイトルと作者名、場合によっては出版社くらいでしょう。たとえば、小栗左多里さんの『ダーリンは外国人』というコミックがあります。呼んだことはなくても名前を聞いてことがある方もいるでしょう。外国人である旦那様との日常を紹介したユーモアたっぷりの漫画です。しかし、文化の違いについては深堀せず、たんなる日常が書かれているだけなのに何故か面白いということで第2巻の発売をきっかけに大ブレイクしました。そして2巻目で100万部も突破するという大快挙を達成したのです。もともと少女漫画を書いていたという作者がこの本を書くきっかけとなったのは、編集者の存在があったからと言われています。実はその編集者というのが妹というから、さらに驚きです。
ほかにも、『鬼滅の刀』という大ヒット作品が世に登場しましたが、現在の主人公は実は最初のストーリーでは脇役だったというのが有名な話。それを、思い切って主人公にしたことがヒットの最も大きな鍵となったと言えます。これも、編集者と著者である『吾峠呼世晴』氏との徹底的な話し合いのもとで生まれたもの。でもこの編集者の名前を言える人はいないのではないでしょうか?コミックは完結していますが、アニメーション化、映画化も実現しました。主題歌はカラオケランキングで1位を獲得。関連グッズの販売も好調で、とてつもないビッグマネーを生み出す近年例を見ない大ヒット作品となったのです。
今回は、コミック本の例で説明しましたが、書籍の世界でも編集者の力は大きいです。雑誌の特集次第で爆発的なヒットを生み出すことも多々あります。
そして、その影にはいつも編集者の姿が。そういった意味では、全ての鍵を握る、影のプロデューサ的な存在と言えるのです。

編集者の活躍の場

次に、編集者はどういった会社で活躍しているのかについて説明していきます。実はお仕事の内容は、どのような会社の編集者なのか、そして規模はどれくらいなのかによって変わってくるからです。

まず一番ポピュラーなのが出版社です。出版社のなかでも、書籍の編集者なのか、月刊誌や週刊誌といった雑誌なのか、また、書籍といっても、小説や実用本、ビジネス本など種類がありますし、雑誌でもファッション系、経済系、文芸系などのさまざまな分野の雑誌があります。なかには、一般書店には並ばない、業界人が定期購読するような雑誌もあります。たとえば、耳鼻科関連分野の情報をまとめている雑誌や消防・防災・レスキューの専門マガジンなどです。その場合には当然その業界に誰よりも通じていないと編集者が務まりませんから、もともとその業界出身者という可能性が高いので今回は説明を除外します。

次に活躍の場としてあげられるのは、編集プロダクションです。「出版社は聞いたことはあるけれど、編集プロダクションってなに?」という声が聞こえてきそうですが、実は、歴史は決して浅くありません。出版社から依頼を受け、ライティングや撮影、印刷手配までを一通り、または一部行っています。なかには企画から起こすなど実質的なことを全て行っているケースもあります。

最後に、フリーランスで編集者を務めている方もいます。
『All About』というWebサイトの編集長を務めていた松井直之氏は、もともと雑誌の編集者を行っていました。その後フリーランスに転向し、Webメディアの編集ディレクターとして活躍中です。このように、フリーランスの場合は、年々縮小化している雑誌ではなく、Webメディアに活路を見いだしている方が多いです。
実際、業務委託などで募集している案件も、ほとんどがWebメディアです。
そういった意味では、一企業に縛られることなく、さまざまな企業と一緒に仕事をすることも可能です。

編集者のお仕事って?

では、それぞれの場所に所属している編集者はいったいどのようなお仕事をしているのでしょうか。
今回は、雑誌の場合を例にとりましょう。
企画から実際に出版されるまでのおもな流れは以下の通りです。

一般的な出版社の場合、まず編集者会議を行います。そこで各自アイデアを出していくのです。企画が通れば、今度はその企画の構成を考えます。編集長から認められれば、取材依頼や撮影許可をもらうなど速やかに準備手配をします。実際に取材や撮影を行うのはカメラマンやライターです。場合により同行する編集者もいるかもしれませんが、上の表では一般的に編集者が担当する役割のみブルーにしています。ライターから記事があがったら原稿チェックを行います。たいていはそのままOKとなることはないので、修正や校正をしっかり行います。
最終的に固まったら次は紙面上でのレイアウトを決めます。写真や文字の位置を決めていく作業です。ここはDTPデザイナーが担当する部分です。社内にDTPデザイナーをおかず、業務委託のケースもあります。最後的なチェックを行ったら、ついに印刷会社に印刷の手配が行われます。
大手の編集ライターであれば、分業化されているため、企画や予算配分、出来上がりの確認のみくらいで、印刷手配などはアシスタントなどが行う場合もあります。そもそも専属ライターもおかず、外部委託する出版社もあります。しかし、大手出版社にせよ、編集プロダクションにせよ、企画・立案、そして具体的な構成は、編集者が行う業務には欠かせないということです。

編集者の年収って?

編集者はいったいどのくらいの年収をもらえるのでしょうか。
編集者の求人をざっと見てみると、400万から600万円程度の年収例が多いです。一般的なサラリーマンと同じといった印象ですが、なかには、400万から1,000万円などと高額な年収が案内されている求人も。おそらく1,000万円という数字は、編集長など、編集者のなかでも管理職や相当のヒットメーカーである場合に限られるでしょう。また、そういった大手出版社はたいてい4年制大学卒を条件としています。しかも、有名大学でないと採用されないと言われています。つまり、大手出版社への道は狭き門となるというわけです。一方で、学歴不問や、未経験でもOKとしている出版社や編集プロダクションもあります。しかし、その場合、年収は300万円台もざらです。また、年収のなかに固定残業代が含まれるといった条件がつけられているものもあります。

編集者のやりがいとつらい点

編集者のやりがいはなんといっても、自分の企画がとおり、みなの手元に届くことです。場合によっては新たなブームを生み出したり、ヒット商品を生むなど、世の中を変えることができるのです。いろいろな人と出会えたり、さまざまな世界が見られるのも、編集者の特典といえるのではないでしょうか。

一方で、企画が通らない、そもそも、アイデアが思いつかないときほどつらいときはありません。1人デスクで、夜中まで残って頭をひねっていても、アイデアが突然降って湧いてくるわけではないからです。月刊誌などの場合、毎年季節にあったネタを企画に回すだけでは、編集者として決して腕がいいとは言われません。たとえ季節に大きく関わるファッションや料理雑誌でも、編集長や読者を惹きつけるような新しい視点を盛り込まなければ、雑誌の売り上げはどんどん下がってしまうからです。
最近のファッション誌は実際に使えるバッグなどの本格的な付録付きが当たり前となっていますが、あのアイデアはかなり画期的で、テレビでその特集自体が組まれるほどでした。しかし、今、また再び新たな差別化をはからなければならない状況にきています。編集者は、そういった答えなき問に、常に立ち向かっていかなければなりません。それがやりがいともいえますし、つらい点とも言えます。

編集者にむいている人、むかない人

編集者にむき、不向きはあるのでしょうか?当然ながら、好奇心が旺盛で、新しいモノ・コトを探すのが好きだったり、それを人に広めたいと考えているといったような人が編集者に向いています。また、ある程度構成を考えるのも編集者の仕事なので、単に好奇心旺盛だけでなく、論理的思考も兼ね揃えていないといけません。そもそも会議の場で自分の企画を認めてもらわないといけないわけですから、論理的思考プラス、説得力がある方のほうが良いでしょう。
企画が決まったら、カメラマンやライターに指示を行います。たいていは時間に余裕がないほうが多いので、どんどん割り振って、指示をしていける人でないと務まりません。また、文章中に修正して欲しい箇所があった場合、ライターにはっきりと修正指示をいれなければならないので、そういった意味ではリーダーシップがあること、きちんと厳しいことも言えるというのも、重要な要素のひとつです。
また、意外と思われるかもしれませんが、記事に誤字脱字があったり、記事表記に誤りがあった場合は、責任問題になります。誤字脱字をチェックする校正担当者は原則別にいますが編集者もチェックを行います。内容が不適切だったり、誤っていたりしないか細心の注意も必要なので、集中力も求められるのです。

このことから、編集者にむかない人というのは、上で説明した性格と真逆である場合や、どこか欠けている場合です。多少のことであれば、経験とともに慣れることもできますので、全部が満点でなくても構いませんが、そもそも好奇心旺盛ではないとなると、編集者にはむいていないと言わざるを得ません。

編集者になるために必要なこと

編集者になるためには、とくに資格は必要ありません。しかし、企画を練って指示をするなど、全体を統括する、影のプロデューサという立場であることから、非常に高い能力が求められます。

まずは、新聞や書籍も含めて、文章を読むのが好きであるということ。情報収集に欠かせない作業であるからです。しかも、たとえ明るくない、または苦手な分野でも、読み込まないといけない場合があります。自分の好きな分野だけでなく、あらゆる分野についても学ぶという姿勢が必要なのです。ですから、編集者になりたいのであれば、活字を読むことを習慣化させると良いでしょう。

次に、常にアンテナを張ること。あらゆるツテを使ってさまざまな会に顔を出し、幅広い分野の人々と繋がることです。そうした行動も、新しいモノ・コトの発見に欠かせません。新しく得たツテから、さらに世界を広げていきます。ただし、会社からはそれらにかかる交際費は出ないものなので、自己投資費と考え、割り切るしかないでしょう。
なお、編集者には人と違った視点が必要だと言われていますが、ただの変わり者では務まらないのも編集者です。もし、自分にユニークな視点がないと感じたら、上にあげた努力により、どのようなことが今求められているのか、どのようなことが人々の興味を引くのか、自分なりにデータ分析を行うという努力が必要です。まずは、気になった事柄をノートに書き留めることから始めましょう。

次に、実際に記事や作品にするために企画をたてる必要があります。
そこで必要な能力は論理的思考です。どこをどのようにもっていったら、読者に効果的に伝えることができるのか、そしてそのためにはどのような資料や取材が必要なのか、具体的に表現する為の文章力も磨く必要があります。
言ってみれば、編集者はインプット、アウトプットの繰り返しです。そのどちらも努力を欠いては務まらないのです。また、企画は企画書を作って渡すだけではありません。周囲や編集長に認めてもらうには、プレゼン力が鍵となります。せっかくいい企画をつくっても、発表がうまくいかないと面白さが伝わらずボツになる恐れも。
企画書作成やプレゼンスキルは回数をこなせば徐々に上達するものですが、ビジネススクールやオンライン講習などを受けることにより、短時間で効果的に伸ばす方法もありますよ。
本格的なものだと20万円近いものもありますが、年収アップのための自己投資と考えれば、むしろ安いかもしれません。
最後にカメラマンやライター、校正担当者などを動かすためのリーダーシップ力ですが、これは単に威張れば良いものでは決してありません。相手が面倒だと思うことをお願いすることになるのですから、むしろ丁重な対応が必要です。しかしながら、毅然とお願いをしなければならないので、コミュニケーション能力が必要です。これも、プレゼンスキルなどと同じく、ビジネススキルに関する講座が役に立つでしょう。

編集者の仕事の探し方

編集者はどのように仕事を探せるのかも説明していきたいと思います。
まず、新卒の場合は、学校の就職サポートに相談する方が多いかもしれません。OB,OGがいる場合は紹介してもらうことも可能でしょう。インターン制度があれば、参加しておいたほうが良いです。とくに、具体的に行きたい出版社がある場合は、情報キャッチをしておきましょう。
学校に出版社に行った卒業生がいない、サポートが不十分であるという場合は、独自に探す必要があります。しかし、新卒向けの求人サイトで比較的容易に見つけることができます。
とはいえ、前述したように大手出版社の場合は、四年制大学を卒業していることが条件となる場合が多いです。短大卒や専門学校卒の場合は、まずは中規模の編集プロダクションや契約社員など、範囲を広げて探すようにしましょう。アシスタントからスタートとし、編集者として経験を積めば、大手に転職できるチャンスも十分あります。
新卒ではなく、他業種からの転職の場合も同様です。まずは未経験枠から応募できる企業を探しましょう。ただし、わざわざ転職するには熱意だけでなく、ライター経験を積んでおくと良いでしょう。さらに、仕事とは別に、自分でネタを探してオリジナルの記事製作をしておくこともおすすめです。ポートフォリオにしたうえで面接の際に提出すれば、強力なアピールポイントになるはずです。なお、ポートフォリオとは、自分の作品をまとめたものですが、プロフィールや将来性を示すものでもあります。詳しくは「ポートフォリオの「なに?」「どうつくる?」がまとめてわかる! 初心者向けガイド」や「職業事に違う!?クリエイターが知っておきたいポートフォリオ作り方や便利サービスについて解説します」を参照してくださいね。

編集者の将来性

編集者という仕事には将来性はあるのでしょうか。
編集者は以前からある職業ですが、企画や構成という仕事はなくならないので、将来性はあると言えるでしょう。締め切りに終われつつアイデアを出し続けなければならないのでハードな仕事ではありますが、コンプライアンスや働き方改革もあり、以前より勤務状況は改善されつつあると言えます。
一方で書籍や雑誌の売り上げは減少傾向にあります。その代わり、Webメディアの台頭が著しいです。そんななか、どのように売り上げを伸ばせるのか、場合によっては書籍や雑誌のWebメディア化なども含めて、さまざまな可能性を模索できる人材となることが求められます。もちろん、最初からWebメディアの編集者を目指すこともおすすめです。同じ編集者でもWebメディアにおける求人は簡単にみつかるからです。毎日発行されるような新聞は別として、一般的にWebメディアのほうが更新頻度は多めで大変そうに思われるかもしれませんが、より多くの人に見てもらえる可能性もあるので、やりがいもあることでしょう。

まとめ

これまでの説明からお分かりいただけるように、編集者の仕事は非常に大変であるうえ、さまざまな能力が必要とされます。その代わり、あなたの見つけた情報を多くの人々に届けられたり、生き方に影響を与えたりするなど、大いにやりがいのある仕事だというのは間違いありません。
編集者の原動力となるのは言うまでもなく情熱、パッションです。
今の自分が、どの能力も足りていないと感じるのであれば、その情熱をもって一歩一歩、編集者としてスキルアップを目指していきましょう。そうすれば、世に感動を与えられるような編集者になれるはずです。
今回は、編集者の仕事に興味がある方むけに仕事内容や適性、なるための方法などについて解説をしてきました。今回の記事が編集者を目指したいという人にとって、少しでも役に立つことを祈っています。