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高収入も夢じゃない?広告宣伝のプロ、コピーライターの仕事とは?

テレビCMや駅に貼ってあるポスター、はたまたWebサイトを見ていて、思わず心惹かれる言葉に出会ったことはありませんか?その言葉に心を動かされて、思わず購入してしまったり、申し込んでしまう…。それはその言葉に宣伝力が備わっているからです。
今回は、そのような言葉を考える職業、コピーライターについて、具体的な仕事内容や年収、なるために必要なスキルについて解説していきたいと思います。

目次

コピーライターとは

コピーライターとは、コピーを書く人という意味ですが、広告業界でいうこのコピーとは宣伝文のことを意味しています。なにか、製品やサービスを宣伝するのには、新聞広告、テレビCMなどさまざまな媒体がありますが、媒体に限らず、原則、製品やサービスを簡潔に説明する一文が使われているはずです。
最近のテレビCMで話題になったものでいうと『おしりだって洗ってほしい』といったコピーです。これは、トイレメーカーであるTOTOさんのCMで、コピーライターであり、コピーライターの養成講座を開設している仲畑貴志さんの作品です。
また、最近移住者が急増している千葉県流山市では、つくばエクスプレス線の流山おおたかの森駅周辺の宅地開発を進めると同時に、『母になるなら流山市』というキャッチコピーが功を奏したといわれています。この印象深いキャッチコピーのほかに、「子どもといたい私も、仕事をしたい私も、この街を選んだ」というコピー文が添えられていますが、さきほどの『母になるなら…』のひとことで、子育て支援が行き届いていることをイメージさせることに成功しており、コピーライティングの重要さがお分かりいただけると思います。

そんなコピーを書くのが、コピーライターのお仕事。
依頼してくる企業や団体の意図や目的をくみ取り、その意図や目的を達成するためのコピーを考えなくてはなりません。
宣伝する媒体がWebサイトであれば、Webサイトに適したコピーを、パンフレットであれば、そのパンフレットに適したコピーを、両方に適したコピーが必要であれば、どちらにつかわれてもしっくりくるコピーを考える必要があります。
たとえば、ラジオCMであれば、視聴者の視覚に訴えることはできません。聞き取りやすい言葉、しかもそう長くない言葉にする必要があるでしょうし、そのコピーを口にするナレーターなどの条件なども加味しなければなりません。
もちろん、これらは広告を企画する広告代理店や依頼主との打合せ等で決めていきます。つまりコピーライターは、アイデアを考えるときは1人でも、実際完成させるまでには、さまざまな役割を担う人たちとともに作業をするお仕事なのです。

コピーライターに必要なスキルとは?

コピーライターに必要なスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは、語彙力の豊富さは絶対と言えるでしょう。
それにもまして、必要なものがあります。
それは、ヒアリング力です。
「え?文章を考えるのに、なぜ聞く力が必要?」と思う方が多いのではないでしょうか。
しかし、コピーを考えるお仕事は、あくまで企業や団体からの依頼から始まります。
そして、その依頼には必ず目的があります。
「購買行動につなげてほしい」「認知度をあげたい」「注意喚起をしたい」などといった目的です。大半はものを売ったり申し込んでもらうための宣伝ですが、まずは認知度をあげるだけや、注意を促すためだけといった場合もあります。
コピーライターはその目的に応じたコピーを考えますが、ポスターなどにうつ場合、そのポスターに使われる写真や、テレビCMなどに使われるコピーの場合は、その映像に合ったコピーにすることも求められます。
そのうえで、見ている人も心情に訴えて、なにか行動を起こさせるような言葉を考えつかなくてはなりません。

なお、最近はWeb広告に限定したコピーライターが必要とされています。
ECサイトを通じた販売が増加傾向にあることや、Webサイトを入口として認知されることが増えているからです。
これらのコピーライターも、一般的なコピーライターと同様です。
クライアントの話をじっくりと聞くということから始まります。そして、デザイナーとの打ち合せも欠かせません。実際にパソコンの前に座って、コピーを考えている時間は、勤務時間のうち3分の1以下という話も。
それ以外は、打ち合せやリサーチなどに費やしているのです。
つまり、最初に挙げた語彙力のほか、ヒアリング力、そしてリサーチ力が、優秀なコピーライターに必要なスキルということができるのです。

コピーライターのやりがい

コピーライターのやりがいには何があるでしょうか。
答えは簡単です。
自分の書いたコピーによって、目的が達成されること・・・。何よりその一言につきます。
コピーライターは、コピーを考えること自体が本来の仕事ではないからです。
あくまで、目的を達成するための言葉を考えてあげるのがコピーライターの仕事です。
たしかに、面白いコピーを考えると、そのコピー自体が話題を呼ぶことがあります。
しかしそのコピーがあまりにも強烈な印象で、いったい何を宣伝しているのか記憶に残らないといった場合がありませんか?
もし、企業が売り上げアップという実質的な目標を掲げて宣伝やコピーを依頼してきたとします。でも、そのコピーが話題になっただけで、まったく売り上げがあがらなかったら、企業側は満足するでしょうか?
優秀なコピーライターであれば、やりがいは、企業の目標をクリアし、感謝されたことにあるのではないでしょうか。

コピーライターの年収

コピーライターの年収は450万から600万程度と言われています。しかし、あくまで平均的な話なので、なかには450万以下の人もいれば、1,000万稼ぐ人もいます。また、正社員ではなく派遣社員やパートタイマー、フリーランスの場合に限ると、低くなる可能性があります。しかし、ある程度経験を積んで、正社員として起用されれば、いわゆる平均的なサラリーマンと同様の収入は期待できますし、自分が作ったコピーが大ヒットすれば、名前も売れて一気に年収もあがる可能性もあります。

コピーライターになるには?

なお、コピーライターになるにはとくに資格はいりませんが、未経験でいきなり求人に応募をしてもとってもらえない可能性が高いです。コピーライターとして道を確実に歩みたいのであれば、コピーライティングを学べるようなマスコミ・デザイン系の専門学校に通うか、四年制大学を卒業し、広告業界を受けることです。前者であれば、新卒でいきなりコピーライターとして採用される可能性は高いです。一方、四年制大学の場合は、営業職など、総合職での採用となる可能性が高いです。その後、実際に広告制作の現場に関わり、知識や経験を積んでいくことで、コピーライターとして働くようになるケースが多いです。その際にも適性試験などに合格する必要がありますので、文章力アップや、論理的な思考など、コピーライティングに必要な知識を身につけることが欠かせません。
そう説明すると、「専門学校を選んだ方が簡単にコピーライターになれるの?」と思う方が出てくると思います。しかし、大手の広告代理店では、四年制大学の学生を採る傾向がありますので、ある程度大きな仕事がしたい、年収も確保したいという場合は、一見遠回りでも四年制大学を卒業し、総合的な力をつけていくことをおすすめします。

まずはチャレンジしてみるのも手?

プロのコピーライターでなくても応募できるコンテストがあるのをご存じですか?
ここで賞を採れても即採用となるかはわかりませんが、少なくとも腕を磨く良い機会になりますし、運が良ければ名前が売れ一気に収入アップが図れる可能性があります。
いくつかコンテストをご紹介しますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

○宣伝会議賞・・・コピーライター養成講座を提供している企業のコンテストです。
○C-1グランプリ・・・広告代理店には必ず置いてあるといってもいいほど有名な月刊誌のコンテストです。
○朝日広告賞・・・ビジュアルとコピーのセットでの応募となります。
○毎日広告デザイン賞・・・ビジュアルとコピーのセットでの応募となります。

まとめ

今回はコピーライターのお仕事について解説して参りました。アイデアがひらめく人こそがなれる職業だと思われがちですが、ヒアリング力や広告に関する総合的な力も必要な職業だとお分かりいただけたのではないでしょうか。つまり、自分自身を磨けば、コピーライターになれるということ。短い言葉でものごとを表現する行為に喜びを感じる方、また、その言葉の力で人の心を動かしたいと考えている方、ぜひコピーライターを目指してみませんか?

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