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憧れの職業!インテリアコーディネーターの仕事を詳しくご紹介

雑誌で見るようなオシャレな家…憧れますよね。
子供がいると、おうちの中はモノが多く、すぐに散らかりがち。ごちゃごちゃしているのが常態化していて、落ち着くどころの話ではない!という方も多いと思います。また、新居を建てるのを機に、インテリアコーディネーターに内装のアドバイスをしてもらった。なんていう方もいるかもしれませんね。おしゃれでセンスが問われそうな、インテリアコーディネーターの仕事はハードルが高そう?!ここから詳しく見ていきましょう!

目次

インテリアコーディネーターってどんな仕事?

店舗やオフィス、公共施設などの商業スペースや、一般家庭の住居などでクライアントの希望に合うよう内部空間をコーディネートするのが、インテリアコーディネーターのお仕事です。内装・家具・照明機器から、キッチンなどの水回り設備や住宅設備など幅広い商品知識を持ち、そこで過ごす人が快適でいられるようアドバイスをしてくれる、内装のプロフェッショナルです。

インテリアコーディネーターの具体的な仕事内容

① ヒアリング
インテリアコーディネーターは、その空間にいる人が快適に過ごせるよう、アドバイスや提案をする仕事です。ですから、まずはクライアントの要望をしっかりとヒアリングすることがとても大切です。個人の住居であれば、家族構成やライフスタイル、予算、好みの雰囲気、理想の生活、趣味など、細かく聞き取ります。

② プランニング
ヒアリングした内容をもとに理想となる空間をイメージします。単にオシャレであったり見た目が良かったりするだけではなく、住む人のライフスタイルを考慮し、住みやすい居住空間を作り上げていきます。全体の雰囲気や家具のレイアウト、壁や床の色や素材、照明など、全体的なイメージをまとめます。

③ 商品セレクト
②で出来上がったイメージをもとに、内装材から家具、照明、ファブリックに至るまでおすすめの商品をセレクトしていきます。新居を建てる際など、照明や家具、壁紙などは選択肢がとても多く、一般の人では選ぶのが大変ですので、ここがインテリアコーディネーターの腕の見せ所でしょう。

④ プレゼンテーション
選んだ商品を配置した立体モデルや図面、商品カタログなどを使い、クライアントに提案します。インテリアコーディネーターの作り上げたイメージを具現化し、クライアントの希望と合致しているか確認します。ここでクライアントの要望を受けて、再度プランニングや商品セレクトをし直すこともあります。

⑤ 見積り・商品注文・納品
④で提案した内容が合意に至れば、見積り・商品注文・納品という流れになります。
最後の納品では、きちんと注文した通りの商品が届いているか確認し、家具や照明などのセッティングまで行います。最終的なチェックが終われば無事にプロジェクト完了ですが、入居後も不具合がないか確認したり、アフターフォローを行います。

インテリアコーディネーターになるための資格とは

結論から言ってしまうと、インテリアコーディネーターは特に資格がなくても「インテリアコーディネーター」と名乗ることができます。ただ、大学や専門学校などに通って勉強し、「インテリアコーディネーター」や「二級建築士」の資格を取っておくと、より知識が深められ、仕事の幅も広がる可能性が高いでしょう。子育て中の方など、インテリアに興味があっても今から学校に通うのはハードルが高い、という人もいると思います。通信教育で学ぶこともできますし、未経験でもインテリア関連の会社に就職して知識をつけたり、インテリア好きの趣味が高じて独学で勉強したりして、インテリアコーディネーターの資格を取得する人もいますから、本人のやる気次第というところもあります。

インテリアコーディネーターの試験の合格率は約20%とかなり難関。専門的な知識をしっかりと勉強をする必要があります。

インテリアコーディネーターの受験資格

インテリアコーディネーターの受験資格は、特に制限がなく、年齢や経験、学歴などを問わず誰でも受験できます。ただし、出題・回答は日本語のみとなっているので、日本語が読めない方の受験は難しいです。インテリアコーディネーターの資格試験には、一次試験と二次試験があります。一次試験に合格した人だけが二次試験に進むことができます。一次試験の合格率は2019年度では34.7%と、一次試験を突破するのもなかなか難しい試験です。無事一次試験を突破した人の中で、二次試験も合格し、晴れてインテリアコーディネーターの資格を取得できたのは約57%でした。一次試験はマークシート方式の学科問題、二次試験はプレゼンテーションと論文ですので、幅広い知識と実務経験のどちらも必要となります。

また、一次試験のみ合格した人は、次年度から3年間は一次試験が免除になり、二次試験のみ受験できます。ただし、次年度以降申し込み時に免除申請が必要です。3年間の免除期間が過ぎた場合、また一次試験から始める必要がありますので、一次試験のみに合格した場合は、3年以内の二次試験合格を目指したいですね。

インテリアコーディネーターに向いているのはこんな人!

最も大切なのは、インテリアが好きな人ということです。好きなものであれば、専門的な勉強をするのも苦ではないのではないでしょうか。また、生まれ持ってのセンスももちろん大事ですが、トレンドや時代の流れをくみ取ったり、新商品の知識を得たり。インテリアコーディネーターになったあとも日々新しい知識を身に着ける必要がありますので、そういった努力を惜しまず努力できる人が向いていると言えるでしょう。

インテリアコーディネーターの活躍の場

インテリアコーディネーターは、内装の専門家として勤務する人が多いようです。住宅メーカー、リフォーム会社、設計・デザイン事務所、インテリア関連商品のメーカーやショールームなどで活躍しています。インテリアの販売店やメーカーで働く場合は、基本的には自社製品の組み合わせで提案しますが、様々なメーカーのものを組み合わせて提案したいという人には、インテリアショップやデパート、また独立してフリーのインテリアコーディネーターとして活躍している人も多くいます。

インテリアコーディネーターの給料はどれくらい?

インテリアコーディネーターは、住宅メーカーやインテリアショップなど、様々な企業で活躍しています。求人情報のデータを元にすると、インテリアコーディネーターの平均年収は、正社員の場合300~400万程度であることが多いようです。専門的な知識が求められる仕事ですが、2020年の日本人の平均年収が440万円程度となっているので、それと比べるとやや低い水準となっていることがわかります。インテリアコーディネーターの資格があれば、資格手当が支給されたり、受注のインセンティブが支給されたりするケースもあります。
また、派遣や契約社員として働く人もいますが、その場合の給料は他の仕事と同様、さらに正社員より低くなることが多いです。

また、独立してフリーランスのインテリアコーディネーターとして働く場合は、頑張り次第で、高収入を目指すこともできるでしょう。女性でも年収1000万円も夢ではないかもしれません。しかし、フリーランスとなれば、企業の看板もなく自分の力でクライアントを獲得し、交渉から実務までこなさなければなりませんし、給料の保証も福利厚生もない不安定な立場にはなります。現場で少なくとも10年以上の経験を積み、クライアントとの信頼関係を築き、人脈を広げることが、独立には必須の条件と言えそうです。

インテリアコーディネーターの男女比・年代

インテリアコーディネーターとして、実際に働かれている方の男女比のデータはありませんが、インテリアコーディネーター資格試験の合格者数の内訳で見ると、男性が18%、女性が82%と圧倒的に女性に人気の職業であることがわかります。また試験の合格者を年代別で見ると、男女ともに30~39歳が最も多く、次いで女性は25~29歳、男性は40~49歳と幅広い年代の方が合格しているようです。この数字からは、高校卒業後、大学や専門学校で空間デザインや建築など専門的なことを学んだ方ばかりでなく、ある程度現場で経験を積んだ方やキャリアチェンジで資格取得される方も多いと考えられます。

女性のインテリアコーディネーターの結婚・出産後の生活

特に女性に人気のあるインテリアコーディネーターの仕事。そうなると、キャリアの途中で妊娠・出産を経験し、ライフスタイルが大きく変わることが予想されます。一般的にインテリアコーディネーターの仕事は、プロジェクトが進行している間は多忙になりがちで、納期に間に合わせるため深夜まで残業するなんてことも珍しくありません。また、クライアントの都合に合わせる必要があるため、平日休みで土日出社が必須ということも多いようです。いくら仕事が好きでも、妊娠・出産後もそれまでと同じように正社員でバリバリ働くというは、周囲の協力がなければ難しいかもしれません。また、かわいい盛りの子供と過ごす時間が少なく、悩んでしまうママさんも多いでしょう。

しかし、インテリアコーディネーターの活躍の場は、住宅メーカーやデザイン事務所での第一線だけではありません。インテリアショップやホームセンターの販売員としてスキルを生かしたり、住宅メーカーの展示場で働いたり、様々な道があります。正社員だけではなく、派遣社員やパートとして、時間に区切りをつけて働くこともできるでしょう。家族の理解を得られるのであれば、インテリアショップなどで土日だけの勤務なども重宝されているようです。

インテリアコーディネーターはここが楽しい!

【日々インテリアと接していられる】
インテリアコーディネーターになる人は、インテリアが好きな人が多いので、まずは自分の好きなことに携わって仕事ができる楽しさがあるでしょう。好きな分野の勉強ならば、苦にならず、楽しんでできるという方も多いと思います。

【お客様に満足してもらい、「ありがとう」と言ってもらえたとき】
自分の提案したコーディネートを見てクライアントが喜んでくださったときの嬉しさは、それまでの苦労を吹き飛ばすほどのものです。その場所での生活をイメージしながら、何度もクライアントとの話し合いを重ねて作り上げたコーディネート。気に入っていただければ、他のクライアントを紹介していただけたり、また別の機会に指名していただけたりすることもあるでしょう。どんな仕事でもそうですが、自分のアイデアや努力を認めていただくことは、仕事をするうえで、大きなモチベーションとなるに違いありません。

【周囲の人と協力して一つのものを作り上げていく達成感】
インテリアコーディネーターが作り上げてきたイメージを形にするのは、とても一人でできることではありません。クライアント以外にも、建築士や現場監督、ハウスメーカーの担当者、水回りの施工業者などたくさんの住宅関連のプロたちと協力しながら、理想の空間を作り上げていきます。立場が違う人たちとの仕事は時に意見が対立したり、ぶつかり合ったりすることもありますが、「よいものを作りたい」という気持ちが同じであれば、折衝を経て空間が完成したとき、大きな達成感が生まれるでしょう。また良い仕事をすれば、周囲の仲間にも信頼されるようになり、スムーズに現場が回っていくことにもあります。

インテリアコーディネーターのここが大変!

【働く時間や休みが不規則】
インテリアコーディネーターは、基本的にクライアントやお客様の都合に合わせて動く必要があります。クライアントが希望すれば、土日や夜の商談となることもありますし、ショールームや住宅展示場、デパートやインテリアショップなどで働く場合は、土日祝日にお客様が多くお見えになるので、基本的に休むことは難しく、平日休みとなります。建築現場のチェックなどは、現場作業が終わる夕方以降になることも多く、定時できっかり帰ることはなかなかできないようです。そのため、友人や家族と過ごす時間が取れなかったり、深夜までの残業で体力的にきつかったりということも多くあります。

【人間関係の悩み】
インテリアコーディネーターは、お客様と接することが多い仕事ですので、信頼関係を築くためにも、感じの良い接客や対話スキルなどのコミュニケ―ション能力が重要になってきます。また、施工現場の監督や住宅メーカーの担当者など多くの関係者と対話をし、協力して作り上げていくことが必要になりますので、「初対面の相手と良好な関係を築くのが苦手」という方には、少しハードルが高いかもしれません。お客様と現場の橋渡し役となることも多くあり、どちらの顔も立てなくてはならないので、精神的に疲れてしまうなんていうこともあるようです。

インテリアコーディネーターのお仕事まとめ

今回はインテリアコーディネーターのお仕事内容について見てきました。ただインテリアが好き!という気持ちだけでできる仕事ではないのがわかりましたね。しかし、インテリアコーディネーターの仕事をする上で最も大事なことは、「インテリアが好き!」という気持ちであることも間違いありません。絶え間ない努力と、現場での経験を積み、自分の提案したコーディネートでお客様に喜んでいただけたときの喜びは、何物にも代えがたいものです。インテリアコーディネーターの資格は受験資格がありませんし、学校に通わずとも通信教育で勉強したり、現場で経験を積んで受験したりすることもできます。もし、インテリアが大好きで、インテリアコーディネーターのお仕事に興味を持ったのなら、思い切って一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

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