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【2020年最新】未経験の方必見!取っておきたいイラストレーター資格って?

公開日: 2020.09.28
最終更新日: 2020.09.28

【2020年最新】未経験の方必見!取っておきたいイラストレーター資格って?

イラストレーターとしてお仕事をするには、資格取得は必須事項ではありません。
しかし、絵には自信はあるけど、仕事としてイラストを描いたことがないという未経験者の場合、資格を取っておいたほうが良い場合があります。
なぜなら、資格はその人のスキルを客観的に証明してくれたり、その分野や仕事に対して真剣であることのアピールになるからです。
そこで今回は、イラストレーターを目指している未経験者が取得しておきたい資格を5つ紹介していきたいと思います。

 

1:Illustrator(R)クリエイター能力認定試験

コンピューターを使って絵を描くイラストレーターなら、ほとんどの方が愛用しているのが
画像編集ソフト、Illustrator(R)に関するスキルを認定するもので、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が運営・管理している民間試験です。
スタンダードとエキスパートと2つのレベルに分かれていますが、確実にイラストレーターになりたければ、エキスパートを取得しておきたいところです。

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【スタンダード】
Illustrator(R)を活用し、指示通りの作業を正確かつ合理的に行う事ができる。
・作業指示書に基づいた制作ができる。
・Illustrator(R)の基本的な操作ができる。

【エキスパート】
Illustrator(R)を活用し、クライアントのニーズに対応した創造性の高いコンテンツ制作ができる。
・デザインコンセプトや表現の目的に応じて適切な機能を選択し、表現できる。
・DTP/Webデザインに関する基本的な知識がある。
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〇エキスパートはどれくらい難しい?
スタンダードはアシスタントレベルで、基本的な問題が出題されます。
一方でエキスパートは、一歩踏み込んだ問題構成となっているので、「普段から使っている」というだけでは合格できない恐れがあります。
たとえば、グラデーションの作成にしてもスタンダードの場合はグラデーションパネルでの設定、編集までしか問われませんが、エキスパートの場合はより高度なメッシュグラデーションを使用する問題が出されます。
また、スタンダードでは全く出題されないシンボルやアクションなどの機能についても出題対象となります。
さらに、実践ではなく、内容に関する知識問題も範囲となるため、しっかりと対策を立てる必要があるのです。
しかも、DTPやWEBデザインについても範囲となるので、イラストレーターを目指していたとしても基礎的な知識をつけておく必要があると言えます。

〇試験について

試験は、2部構成で、スタンダードは、1部が40分で、2部に90分が割り当てられており、エキスパートは1部が50分と10分長いだけで、2部はスタンダードと同じく90分となっています。
スタンダードは1部に実技問題が出題されます。
具体的には、問題の指示に従い、DTPファイルやWebデザインパーツの作成を行うといったものです。
2部の実践では1つのテーマのもと指示に従って作品を制作するというものです。
エキスパートのほうもスタンダードと同様ですが、違うのは1部に実技だけでなく多岐選択形式知識問題が出題されるということです。

少しややこしいので表を参照してくださいね。

 

 

〇合格率について

合格率は、スタンダード、エキスパートと区別されてはいませんが、67.3%となっています。

 

 

無事合格すると履歴書やエントリーシートに書けるほか、認定証をもらうことができます。
残念ながら落ちてしまった方には、正答状況や認定基準などが案内されますので、再度チャレンジするときに役立てることができます。

 

※出典:サーティファイ

 

〇受験料について

 

受験料はスタンダードが7,600円、エキスパートが8,600円となっています。

なお、公式テキストが販売されているので、そちらで学習したり、サンプル問題をダウンロードして試験対策を行うようにしましょう。

 

 

 

2:Photoshop(R)クリエイター能力認試験

こちらもIllustrator(R)同様、世界中に愛用者がいるPhotoshop(R)に関する試験で、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が運営・管理している民間試験となります。
スタンダードとエキスパートと2つのレベルに分かれていますが、できればエキスパートを取得しておきたいところです。

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【スタンダード】
Photoshop(R)を活用し、指示通りの作業を正確かつ合理的に行う事ができる。
●作業指示書に基づいた制作ができる。
●Photoshop(R)の基本的な操作ができる。

【エキスパート】
Photoshop(R)を活用し、クライアントのニーズに対応した創造性の高いコンテンツ制作ができる。
●デザインコンセプトや表現の目的に応じて適切な機能を選択し、表現できる。
●DTP/Web デザインに関する基本的な知識がある。
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〇エキスパートはどれくらい難しい?
スタンダードはアシスタントレベル、エキスパートは一歩踏み込んだ問題構成となっているのはIllustrator(R)と同様です。
スタンダードでは、Web用画像の保存までしか問われないのに対し、スライス画像の書き出しを指示されたり、カラーマネジメントの知識やコマンドへの理解なども必要となるなど、Photoshop(R)のありとあらゆる機能や正確な知識までを網羅する必要があるのです。

 

〇試験について

試験は、2部構成で、時間配分や出題範囲などはIllustrator(R)とほぼ同じと考えてさしつかえありません。
スタンダードは、1部が40分で、2部に90分、エキスパートは1部が50分、2部は90分とIllustrator(R)と同じ条件です。
また、1部に実技問題、2部に実践が出されるのも同じで、エキスパートの場合は実技だけでなく多岐選択形式の知識問題が出題されるのも同じです。

こちらも表にまとめてみましたので参照してくださいね。

 

 

〇合格率について

 

合格率は、スタンダード、エキスパートと区別されてはいませんが、75%となっています。

 

 

無事合格すると認定証をもらえるのは、Illustrator(R)と同様です。
落ちてしまった方に詳細が掲載された試験結果が送られるのも同じなので、落ちてしまった場合は参考にしてしっかり対策をしましょう。

 

3:CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、デッサンや2D・3D CGの作成、動画撮影やカメラワーク、さらに知的財産権についての知識まで網羅する検定で、CG-ARTS(公益社団法人画像情報教育振興協会)」が運営・管理しています。

 

イラストレーターなのにCGクリエイター検定が必要なの?と思われるかもしれませんが、実は広告代理店などに勤務するイラストレーターは、CGデザインも担当する場合があります。
いろいろなことができるイラストレーターのほうが雇用してもらいやすいのと、フリーランスとしても受注が増やせるので、プラスアルファで取得しておくことがおすすめです。
また、実際にCGデザイナーに引き渡すイラスト画を制作するにしても、3Dに関する知識があると役立つはずです。

なお、CGクリエイター検定は2段階に分かれています。

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【ベーシック】
2次元CGと3次元CG、デザインに関する基礎的な理解と、CGの静止画制作に知識を利用する能力を測ります。
【エキスパート】
3次元CGと映像制作に関する専門的な理解と、3次元CG映像の制作に知識を応用する能力を測ります。
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基本的にイラストレーターとしてやっていく場合はベーシックに合格すれば十分と言えるでしょう。

 

なお、スタンダード、エキスパートともに、100点満点中70点以上をとれれば合格となります。
合格率は、2019年後期実績ベースで、ベーシックは71.5%、エキスパートは22.69%と大きな差があり、ベーシックは比較的高い合格率を誇っています。とはいえ、60%近くに落ち込んだこともありますので、しっかりと対策しておくことをおすすめします。
ちなみに受験料はベーシックで5,600円、エキスパートで6,700円です。

 

4:色彩検定(R)

色彩検定(R)は、「公益社団法人 色彩検定協会」が運営しており、文部省にも認定されている公的資格です、
イラストレーターだけでなく、Webデザイナーやインテリアデザイナー、アパレル販売員など、さまざまな職業の方に人気の資格でもあります。

 

色づかいはセンスと思われがちですが、実は違います。
色が与えるイメージや効果的な配色を学ぶことにより、より効果的な作品を生み出すことができます。
イラストレーターが仕事を受注するとき、それは、認知度や販売量をあげるためのイラストの作成であることがほとんどです。
クライアントの望むことをしっかりと組み込み、効果を発揮する作品を作るためには、履歴書に書けるというだけでなく、ぜひ取得しておきたいところです。

 

なお、レベルは4段階あります。
2級まで取得しておくとアピール力が高まります。

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【UC(色のユニバーサルデザイン)級】
UCとは、色のユニバーサルデザインのことです。
特定の色の組み合わせが判別しにくいといった方や、加齢により視機能の低下してしまった方に配慮した色デザインを学びます。

【3級】
色の世界への入り口として、色彩の理論や法則を学びます。
色のはたらきや、心理的効果、配色の考え方など、基本的な問題が出題されます。

【2級】
色を仕事に活かすための、実務に応用できるレベルの色彩調和について学びます。
マンセル表色系や配色技法、ビジュアルデザインの色彩のほか、住空間のインテリアカラーコーディネーションといったイラストレーターには直接関係のない部分までが出題されます。

【1級】
色彩実務担当者として色彩設計に携わることができるレベルの内容を学びます。
ヨーロッパの色彩文化など知識的なものから、コンシューマプロダクツのビジネスプロセスと色彩などの応用力を問う問題まで掘り下げます。

 

なお、試験概要や合格基準は以下の通りです。

【UC級】
試験時間:60分
試験方法:マークシート方式(一部記述式)
合格基準:満点の70%前後。※問題の難易度により多少変動します。

【3級】
試験時間:70分
試験方法:マークシート方式(一部記述式)
合格基準:満点の70%前後。※問題の難易度により多少変動します。

【2級】
試験時間:80分
試験方法:マークシート方式(一部記述式)
合格基準:満点の70%前後。※問題の難易度により多少変動します。

【1級】
試験時間:1次90分、2次90分
試験方法:1次マークシート方式(一部記述式)、2次記述式(一部実技)
合格基準:満点の70%前後。※問題の難易度により多少変動します。

〇合格率について

合格率は難易度があがるにしたがって下がってきます。
UC級では88.6%と9割に近い方が合格していますが、3級で74.4%、2級で67.4%と徐々に落ちていき、1級ではなんと5割を大幅に切ります。
イラストレーターを目指している方でも、インテリアやファッションなど、直接関係のない分野に対する勉強も必要なのがネックなのかもしれませんね。
しかし、この資格は自分の洋服選びやインテリアづくりなど、日常生活にも役立つ知識ですので、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。

 

 

5:カラーコーディネーター検定試験

最後にご紹介するのはカラーコーディネーター検定試験です。
色彩検定に似ていますが、こちらは商工会議所が運営しているもので、色彩とビジネスに関する知識を認定する検定試験です。
スタンダードクラスと、アドバンスクラスという、2つのクラスに分かれていますが、
アピールしたいのであれば、やはりアドバンスクラスレベルにチャレンジしておきたいところです。
実はこの試験、1995年に開始されて以来、25万人の合格者を輩出してきましたが、社会を取り巻くさまざまな環境の変化に伴い2020年6月に一新されたのです。その結果、これまでは1級から3級に分かれていましたが、先述したようにスタンダードクラス・アドバンスクラスの2段階に変更されたのです。

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【スタンダードクラス】
日常から見た色彩に関する基礎的な知識について理解している
【アドバンスクラス】
スタンダードクラスの知識に加え、ビジネスにおける色彩の活用事例など幅広い知識を有している。
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スタンダードクラス、アドバンスクラスの出題範囲は以下の通りです。
スタンダードクラスはあくまで基本的な知識であるのに対し、アドバンスクラスは、メイクアップやインテリア、プレゼンテーションなどのためのカラーコーディネーション術など実務的な知識を問うものが出題されます。
いずれも、公式テキストに沿って出題されますが、なかの内容がそのまま出題されるだけでなく応用問題も出てきますので、きちんと理解したうえで受験することが望まれます。

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【スタンダードクラス】
・生活と色の効用
・色を自在に操る方法
・きれいな配色をつくる
・色を美しく見せる光のマジック
・背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう
・色で売り上げをアップするために

【アドバンスクラス】
・カラーコーディネーターの実務
・色の見えの多様性とユニバーサルデザイン
・色をつくり、形をつくる 色材、混色から画像へ
・色彩と照明計画
・表色系と測色方法及び色彩管理の手法
・安全色彩
・製品の色彩調査手法・・・色彩分析と心理評価
・さまざまな配色用語と実際
・ファッションカラーと色彩計画の諸条件
・メイクアップ製品の色彩設計・管理とカラーコーディネーション
・インテリア製品の色彩の特徴とカラーコーディネーション
・プロダクツの色彩的特徴
・環境色彩
・効果的なプレゼンテーションを生み出すカラーコーディネーション技術
・近現代のデザインとカラーの歴史
・ファッションカラーの変遷と時代背景
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試験概要は以下の通りです。

【スタンダードクラス・アドバンスクラス共通】
試験時間:120分
試験方法:マークシート方式
合格基準:100点満点中70点以上

受験資格は特にありませんので、いきなりアドバンスクラスを受けることもできますし、実施日が別々なので併願受験することもできます。
受験料はスタンダードクラスで5,500円、アドバンスクラスで7,700円となっています。

○合格率について
2020年に一新されたこともあり、合格率のデータはありません。
ちなみに以前の試験制度では、3級で73.2%、2級で45.4%、1級で31.9%と上級になるにしたがって合格率は半分以下に下がっていました。
今回のアドバンスクラスでも難易度が高いと予想できますね。

なお、こちらの試験の面白いところは、合格したらお終いというわけではなく、合格者にセミナーを開催してくれることです。フォローアップしてくれることで最新情報を学べたりさらにレベルアップが図れるようになっているのですね。
過去には化粧品会社の担当者やサッカースタジアム開発の環境色彩計画者、ファッションカラーディレクターなどが講師を務めています。

 

まとめ

今回は未経験からイラストレーターを目指す方におすすめの資格情報についてお届けしてきました。
それぞれ難易度の異なる2つ以上のレベルが設定されていますので、資格にチャレンジするのはまったく初めてという方は、まず下位のレベルからチャレンジしてみると良いと思います。
履歴書やエントリーシートに載せられるだけでなく、自分自身のスキルアップにもつながりますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

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