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Web系エンジニアってどんな仕事?Web業界や有利になる資格について詳しくご紹介します。

公開日: 2020.09.28
最終更新日: 2020.09.28

Web系エンジニアってどんな仕事?Web業界や有利になる資格について詳しくご紹介します。

IT業界での「エンジニア」と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか。パソコンの前に座って難しいプログラミング言語を操りながら、システムなどを作っているイメージが浮かぶ方が多いかもしれません。さらに「Web系エンジニア」となると、IT業界に詳しい方以外は、ますますよくわからないことと思います。ここで紹介しているWeb系エンジニアとはWeb業界で活躍するエンジニア、すなわちプログラムを組む技術者のことを指しています。ここから詳しく解説していきます!

まずは、Web業界についての解説から

Web業界と聞いたことはあっても、イマイチぴんとこないという人も多いかもしれません。Web業界とは、「インターネットを通じてサービスを提供している会社」が属している業界のことです。同じようなイメージの言葉にIT業界というものもありますが、IT業界はもっと範囲が広く、Web業界はIT業界の一部というイメージです。

 

Web業界では主に一般消費者、私たちのような一般のユーザーがより楽しく、便利に、快適に生活を送れるようなWeb上のサービスを提供しています。例えば、FacebookやInstagramなどのSNS、スマートフォンのゲームアプリ、楽天やAmazonのようなショッピングサイト、電子書籍などが、Web業界が提供するサービスとなります。今や私たちの毎日の生活になくてはならないものばかりですよね。Web業界がとても身近に感じられたのではないでしょうか。

 

Web系エンジニアの仕事内容についてご紹介

WebサイトやECサイト、スマートフォンのアプリなどで使われるシステムの設計・開発など行うエンジニアがWebエンジニアと呼ばれています。例えば、ショッピングサイトで閲覧履歴が見れたり、おすすめ商品が自動で表示されることはよくあることだと思いますが、これはWebエンジニアが組んだプログラムがそういった情報を自動で表示するよう設計されているからです。また、マイページで個人情報を保存した場合、設定しているID・パスワードを入れればすぐに呼び出せるのも、Webエンジニアの設計のおかげです。Webサービスを利用するユーザーが快適に感じられるような仕組みを設計・開発するのがWebエンジニアの大きな役割です。

 

Webエンジニアは「フロントエンドエンジニア」と「サーバーサイドエンジニア」に分かれていて、それぞれ担当する業務が異なります。フロントエンドエンジニアとは、私たちユーザーが実際に目にする画面を作り上げるのが仕事です。一方、サーバーサイドエンジニアは、データ処理やセキュリティ設計など、サービスが快適に提供されるよう裏側で起動するシステムを構築します。

Webエンジニアになるために必要なもの

Web業界は変化のスピードが早い業界で、新しいサービスやアプリケーションが次々に開発されています。AIやIoT家電などの新しいサービスも普及してきて、ますます私たちの生活はIT技術やWebサービスなしでは成り立たなくなっています。現在でもIT業界全般の人材不足が叫ばれていますが、今後もWebエンジニアの需要はますます高まると予想されます。Webエンジニアには、資格や学歴はそれほど必要とされず、実務経験やスキルがより重要視される職種です。ただ、資格があれば、スキルや知識を客観的に評価できるので、転職の際により高い評価を受けるためには役に立つでしょう。

 

Webエンジニアは、先に紹介した通り「フロントエンドエンジニア」と「サーバーサイドエンジニア」の2つに分かれています。「フロントエンドエンジニア」を目指すのであれば、Webサイト制作に必要な言語であるHTMLやCSS、プログラミング言語であるJavaScriptの習得は必須です。また、UI/UXデザインの知識もあると、ユーザーメリットの高いページ制作に役に立つでしょう。「サーバーサイドエンジニア」であれば、Java、Linux、PHP、Pythonといったプログラミング言語の知識が必要です。もちろん両方の言語の知識があれば、Webエンジニアとしてかなり重宝されるでしょう。

 

また、Webの仕組みを理解したり、データベースについての知識も必要になります。変化の早い業界なので、トレンドや時代の流れをくみ取るセンスや努力も重要なポイントです。

 

Web系エンジニアにおすすめの資格

先の項目で、Webエンジニアになるのに資格はそれほど必要ないとお伝えしました。ただ資格は持っているがそれが実践で生かせないのであれば、その資格は必要ないでしょう。しかし、実務に生かせる資格を自身のスキルアップの材料として取得するのは、評価されることです。平成29年に経済産業省が発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」を参考にすると、ITスキルを判断するうえで重要視している項目を尋ねた問いでは、「保有資格」の割合が最も高く「非常に重視している」「ある程度重視している」の合計で70%以上となっています。このことから、昇給・昇格の判断や、転職の際には、実務に役に立つ資格があると有利になる可能性が高いことがわかります。それでは、おすすめの資格を順にご紹介します。

 

【国家資格】
・基本情報技術者試験(FE)、応用情報技術者試験(AP)
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している、国家資格です。
FEはエンジニアを目指す人がまず取得したい、登竜門ともいえる資格です。ITに関する基本的な知識や技能を持ち、実践的な活用能力が身についているかを認定します。APはその上級資格で、IT技術はもちろん管理や経営まで幅広い知識と応用力が身に付いていることを証明します。どちらも合格率は20数%ですので、しっかりとした勉強が必要な難関資格ですが、持っていれば他プログラマーとの差別化につながります。

 

【Webプログラミング系ベンダー資格】
ベンダー資格とは、自社の製品やサービスを扱える知識や技術があることを認定する民間の資格です。種類はたくさんありますが、すでに職務上扱っている言語や今後携わりたい業務にあった言語を選んで資格試験を受けるのが良いでしょう。

 

・HTML5プロフェッショナル認定資格
特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が運営する民間資格で、Webプログラマーには必ず必要となる「HTML5」、「CSS3」、「JavaScript」に関する知識やスキルを認定するものです。レベル1とレベル2の2種類があります。認定試験の勉強をすることで、知識を深めることができ、実際の業務にも役に立つでしょう。

 

・Java(TM)プログラミング能力認定試験
サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催する民間資格です。その名の通り、プログラミング言語の「Java」に関する知識と技術を認定するものです。Javaを学び始めたばかりの入門者向けの「3級」、中級者用の「2級」、プロのエンジニアプログラマー向けの「1級」の3つがあります。

 

その他にも、「Ruby技術者認定試験」「PHP技術者認定試験」「Webクリエイター能力認定試験」など様々な認定試験があります。

Webエンジニアの平均年収

求人サービス各社の平均年収のデータを参考にすると、Webエンジニアの平均年収は400万~500万円程度だということです。同業界では、Webデザイナーより若干上の水準です。国税庁の民間給与実態調査では、日本人の平均年収が441万円とされていますので、額面だけで見るとほぼ平均と同水準と言えます。ただ、Web業界は年齢層が若い人が多く、Webエンジニアとして活躍している人は20~30代が多いということを考慮すると、同世代では高水準といえるかもしれません。また、知識やスキルによっても大きく差があります。先に紹介したようにフロントエンドとサーバーサイドをどちらも担当できるエンジニアや、高度なプログラミングができるエンジニアであれば、必然的に評価は高くなり、年収は平均よりも高くなるでしょう。

女性のWeb系エンジニアはいるの?

IT業界は基本的には男性が多い職場ですが、Web業界は私生活に近く、なじみが深いこともあり、比較的女性エンジニアに選ばれやすい業界ではあります。また、女性ユーザー向けのWebサービスを提供している企業にとっては、ユーザー目線でページを設計でき、重宝されることも多いでしょう。

 

Web業界は20~30代の若い社員が多いことから、子育て支援に積極的な企業も多く見られます。常に人材不足の業界ですので、しっかりとした経験と技術があれば子育てでブランクがあっても再就職しやすく、またフリーランスや在宅ワークで活躍することもできます。

 

ただし、変化のスピードが早い業界ですので、今の常識が来年には変わっているなんてことも珍しくありません。女性に限った話ではありませんが、常に最新の情報にアップデートし、勉強し続ける必要がありますので、新しいことを学ぶ好奇心がないと難しいかもしれません。また小さな会社で、少人数でプロジェクトを進行している場合など、残業で帰りが遅くなったり、休日出勤を余儀なくされることもあるかもしれませんね。

 

子育てに理解ある職場を選ぶことができ、家族の協力も得られれば、子育て中でも女性のWebエンジニアとして十分活躍できるでしょう。またフリーランスとして独立し、自分の得意分野の案件や、納期に余裕がある案件など無理のない範囲で仕事を受注し、子育てと両立しながらWebエンジニアとして活躍する人もいます。

Web系エンジニアのキャリアパスとは

Webエンジニアが収入を上げたり、自身のスキルアップのためのキャリアパスを考える場合、どのような道があるのでしょうか。大まかにいうと、4つの道がありそうです。

 

① プログラミングを続け、技術のスペシャリストに
プログラミングが大好きで、エンジニアとしてコードを書き続け、エキスパート系プログラマーとなる方もいます。ネットワークやデータベースなど高度な専門知識が必要な「ITスペシャリスト」の資格を持った人や、1人で開発のすべてを担当できるようなマルチなスキルを持った「フルスタックエンジニア」となれば、人材不足のこの業界では引く手あまたでしょう。

 

② 徐々にマネジメントサイド・ビジネスサイドへ
Webエンジニアからプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャー、Webディレクターといった、プロジェクトを管理したり、後輩を指導したりする立場を目指すことも一般的なキャリアパスです。クライアントや他部署との交渉など、コミュニケーション能力が必要な場面が多いので、自身はそういった点にストレスを感じないか見極めることも大切です。

 

③ フリーランスとして独立
経験を積み、技術を身につけたのちフリーランスとして独立することも多いです。Webエンジニアとして案件を受けることはもちろん、IT講師や技術系ライターとしての需要もあります。求人情報サイトに掲載されるフリーランスエンジニアの仕事の中でも、Webエンジニアの案件が圧倒的に多いというデータもあります。自分で仕事や働く時間を選べたり、高い報酬が期待できる可能性がある一方で、確定申告などの事務処理が増えたり、収入が不安定になることも大いにありえます。独立にはメリットとデメリットの両方があることをしっかりと考慮し、今後の道筋を考えましょう。

 

④ 他の職種への転職
Webエンジニアとして培ったスキルと経験を武器に、他の職種に転職する人もいます。
営業がクライアントと商談する際に同行し、自社製品のシステムについて技術的な説明をする「プリセールス」や、IT技術を活用して経営課題を解決する「ITコンサルタント」などの職種は、平均年収も高めです。コミュニケーションが得意な人や課題解決に喜びを感じられる人にはおすすめのキャリアパスと言えるでしょう。

Web系エンジニアのお仕事まとめ

ここまでWeb系エンジニアについてお仕事内容や年収、キャリアパスなどを見てきました。Webエンジニアは、インターネット上でのサービスがどんどん拡大を続けていく中、Web業界にはなくてはならない職種となっていますし、今後も需要が下がることは考えにくいでしょう。これからWeb系のエンジニアを目指したい方は、まずはプログラミング言語をしっかりと身につけ、HTMLやCSSなどを使って、Webページを構築してみるのもおすすめです。今既にWeb系エンジニアとして活躍されている方は、この記事が今後のキャリアパスの参考になれば幸いです。ライフワークバランスや目指す年収や目標に合わせてワークスタイルがある程度選べるのもWebエンジニアのよいところですね。

 

以上、今や私たちの生活になくてはならないインターネット、快適に利用できるよう陰で支えてくれているWebエンジニアという職業のご紹介でした!

 

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