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アプリケーションエンジニアってどんな仕事?IT業界に詳しくない人にもわかりやすくご紹介!

公開日: 2020.10.07
最終更新日: 2020.10.07

アプリケーションエンジニアってどんな仕事?IT業界に詳しくない人にもわかりやすくご紹介!

IT業界に身を置いていない人にはあまり聞きなれない「アプリケーションエンジニア」という職種。エンジニアは、なんとなくパソコンの前に座って難しいコードを延々と書いているようなイメージですが、アプリケーションと付くと何が違うのかわからない方も多いと思います。IT業界に明るくない方にもわかりやすいよう、順にご紹介していきます!

まず、アプリケーションとは何か?

そもそも「アプリケーション」とは、何を指しているのでしょうか。スマートフォンのアプリならわかるけど…という方も多いと思います。アプリケーションとは、OS上にインストールして使用できるソフトウェア全般を意味し、特定の目的のために設計されたもののことを言います。ちなみにOSとは、アプリケーションを動かすためのソフトで、パソコンならWindowsやMac、スマートフォンならアンドロイドやiOS(iPhoneのOS)がそれに当たります。

 

パソコン上でのアプリケーションと言えば、わかりやすいものでは表計算のためのエクセルや文書作成のためのワードなどのOffice系ソフト、Webページを閲覧するためのGoogleやSafariなどのブラウザ、画像編集のためのphotoshopなどが代表的なものです。アプリケーションには無料で使用できるものと有料のものがあります。

 

また、企業で使用される在庫や料金管理のソフトや給与計算のソフトは、「業務用アプリケーション」、Web上で動作するアプリケーションは「Webアプリケーション」と呼ばれています。WebアプリケーションはショッピングサイトやSNSなど、パソコンやスマートフォンにインストールしなくても、ブラウザ上で利用することのできるアプリケーションのことです。さらに、今やスマートフォンでは、ブラウザよりもアプリの閲覧時間のほうが長くなっているので、「スマホアプリケーション」の開発の需要も格段に高まっています。

アプリケーションエンジニアのお仕事内容

アプリケーションが何なのかを理解できたところで、アプリケーションエンジニアの話に戻りましょう。アプリケーションエンジニアは、システム開発のプロジェクトにおいて、システム設計・プログラムの開発・開発したシステムの動作テストや運用、保守など一連の作業を担う仕事です。そのため、ソフトウェア、ハードウェア、ネットワーク、データベースなど幅広い知識が必要になります。またプロジェクトを円滑に進めるためのマネジメント能力や、コミュニケーション能力が必要となる場面もあるでしょう。

 

アプリケーションエンジニアになるにはどんなスキルが必要?

一般的には、システムエンジニアとして採用されて、経験を積み、そこからアプリケーションエンジニアやWebエンジニアなど、スキルや興味に応じて細分化していくことが多いです。

 

アプリケーションエンジニアが開発するために使う言語は、プロジェクトにより異なるので、複数のプログラミング言語の習得が欠かせません。下記に主に使われる言語を挙げてみます。これらの他にも環境により、異なるプログラミング言語が使用されています。

 

■業務系アプリケーション:Java、C、C#
■Webアプリケーション バックエンド:Java、C、Ruby、PHP
フロントエンド:HTML、CSS、JavaScript
■スマホアプリ開発 iPhone用アプリ:Swift
Android用アプリ:JavaやKotlin

 

また、ネットワークやサーバー、データベースなどの知識も必要です。今後新しいツールや技術もどんどん生まれてくるでしょう。

 

アプリケーションエンジニアは、幅広い知識が必要な職種で、決して楽な仕事ではありません。複数のプログラミング言語の習得や最新のツールの勉強など、アプリケーションエンジニアとして仕事をしていくためには、常に学び続ける必要があります。プログラミングが好きで、好奇心旺盛で新しいことにもチャレンジする向上心のある人が望ましいといえるでしょう。

 

アプリケーションエンジニアには資格は必要?

結論から言ってしまえば、特定の資格は必要ありません。IT業界は実力主義の世界ですので、資格も学歴もそれほど重要視されないということも多いです。ただ実際には、実務に生かせる資格を自身のスキルアップの材料として取得するのは、評価されることです。

 

平成29年に経済産業省が発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」を参考にすると、ITスキルを判断するうえで重要視している項目を尋ねた問いでは、「保有資格」の割合が最も高く「非常に重視している」「ある程度重視している」の合計で70%以上となっています。このことから、昇給・昇格の判断や、転職の際には、実務に役に立つ資格があると有利になる可能性が高いことがわかります。また、システム開発全体の理解を深めるためにも次のような資格があるとスキルアップにも役立ちます。

 

■基本情報技術者試験(FE)
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格です。ITに関する基本的な知識や技能を持ち、実践的な活用能力が身についているかどうかを認定します。エンジニアを目指す人の登竜門ともいえる資格で多くの人が取得を目指しているため、令和元年には約17万人もの人が受験し、合格率は25.7%と難関な試験です。

 

■システムアーキテクト試験(SA)
こちらも上記法人が実施する国家資格です。高度IT人材として、情報システムや組込みシステムにおけるアーキテクチャーの設計をしたり、システム開発を主導したりする立場の人に知識や実践能力を問う試験です。令和元年の合格率は15.3%と、かなり難易度の高い資格ですので、合格すれば幅広い知識を持っていることの証明になります。

 

■Android™技術者認定試験
一般社団法人 IT職業能力支援機構 Android技術者認定試験制度委員会が実施する認定試験です。業務でAndroidアプリの開発に携わっていたり、これから携わりたいという人にはおすすめの資格です。「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2種類があり、さらに「ベーシック」と「プロフェッショナル」の2段階があります。この認定試験では、単にAndroid関連のスキルを証明するだけではなく、組み込み技術者としてのスキルも測ることができます。合格すれば、日本だけではなく、世界160か国で通用する世界基準の資格となるので、活躍の場が広がるでしょう。

 

また、業務上で使用する各プログラミング言語(C言語、Java、Ruby、HTML5など)の能力認定試験もあります。合格すれば、自分のスキルを正確に伝えることができますし、転職の際には有利になるでしょう。

アプリケーションエンジニアのやりがい

システム開発のプロジェクトは通常複数名のチームで担当します。チームでアプリケーションを完成させたときの達成感や、世に出したアプリケーションが好評だったときの喜びは何事にも代えがたいでしょう。また年功よりも実力が評価される職業ですので、しっかりと経験を積んでスキルを磨けば、年収が上がったり、より上流のポジションに昇格したりといった結果に直結することもモチベーションが上がる一つの要因ですね。

 

アプリケーションエンジニアの年収

「求人ボックス 求人ナビ」の最新データ(2020年8月)を参考にすると、アプリケーションエンジニアの仕事の平均年収は約551万円となっています。国税庁が発表している、平成29年度「民間給与実態統計調査結果」によると、日本全体の平均年収が440万円ほどと言われているので、それより高い水準になっています。また、エンジニアとして働きだしたばかりの20~24歳だと平均年収339万ほどなのに対し、40代~50代になると平均650万円程度になります。ただし、20~24歳から25~29歳、25~29歳から30~34歳の上昇幅がそれぞれ100万円ほどあるのに対し、30代からは40~50万円程度の上昇幅になり、40代でほぼ頭打ちとなるようです。その先のキャリアパスを考えるのもこの時期なのかもしれませんね。

アプリケーションエンジニアのキャリアパス

アプリケーションエンジニアとして経験を積み、キャリアアップを考えた時にはどんな道があるのでしょうか。ここでは大まかに3つの道をご紹介します。

 

① マネジメントサイド・ビジネスサイドへ移行
アプリケーションエンジニアからプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなど、プロジェクトを管理したり、後輩を指導したりする立場を目指すことが一般的です。クライアントや他部署との交渉など、コミュニケーション能力が必要な場面が多く、また予算内に納期までに納品するといった、経営者目線でのマネジメント能力も要求される仕事です。もちろん責任の大きさと比例して、年収アップが見込めるでしょう。

 

② 現場仕事を続けて、アプリケーション開発のスペシャリストに
プログラミングが好きで、エンジニアとしてコードを書き続け、エキスパート系プログラマーとなる方もいます。複数のプログラミング言語の習得をしているのはもちろんのこと、データベースやネットワークなど高度な専門知識が必要な「ITスペシャリスト」の資格を持っている人などは、重宝される人材となるでしょう。

 

③ フリーランスや経営者として独立
経験を積み、技術を身につけたのちフリーランスとして独立することも多いです。また、エンジニアがシステム開発の会社を立ち上げ、経営することも少なくありません。自分で仕事内容や働く時間を選べたり、高い報酬が期待できる可能性がある一方で、確定申告などの事務処理が増えたり、収入が不安定になることも大いにありえます。メリットとデメリットの両方があることをしっかりと考慮し、今後の道筋を考えるのがいいでしょう。

アプリケーションエンジニアのお仕事まとめ

ここまで、アプリケーションエンジニアの仕事について色々と見てきました!年収は平均よりは少々高めである一方、複数のプログラミング言語の習得や新しい技術を取り入れるなど、常にアンテナを高く張り、学び続けなければいけない仕事だとお分かりいただけたかと思います。

 

IT業界での仕事は、パソコンとネットワークがあればできることが多いので、他業界に比べて働く場所や時間に融通がきくことも多いです。テレワークや在宅ワークが一般的になってきた昨今では、クラウドソーシングを利用した、フリーランスのエンジニアのお仕事も増えてきています。人材不足の業界なので、技術を身につければ、再就職やフリーでお仕事することも難しくないでしょう。一からしっかり学びたい方は、オンラインのプログラミングスクールを利用したり、職業訓練を利用するのがおすすめです。手に職をつければ、今後需要がますます増えると思われるアプリケーションエンジニアとして、安定して働くことができるでしょう。

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