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【2020年最新版】エンジニアの就職やスキル向上に役立つ、おすすめの資格とは?

公開日: 2020.10.19
最終更新日: 2020.10.19

【2020年最新版】エンジニアの就職やスキル向上に役立つ、おすすめの資格とは?

IT系のエンジニアを目指す方は、資格の有無について悩む方が多いようです。
しかし実際には、資格は必要不可欠ではなく、実力さえあれば就職することができます。
とはいえ、未経験の方が応募する場合、これまでの経歴がないわけですから、その実力を応募する会社に示すことはなかなか難しいのが現状です。
そこで、ITエンジニア向けの資格を取得しておくと就職に有利となる場合があるのです。
また、現状エンジニアとして活躍されている方も、今度は管理役として俯瞰的に関わっていきたい、今とは違った分野にチャレンジしたいなどの理由で、改めて資格を取得したいと考えている方もいるでしょう。
そこで今回は、エンジニアの就職やスキル向上に役立つ、おすすめの資格についてご説明していきたいと思います。

資格は主に2種類

おすすめの資格を説明する前に、資格には2種類あることを知っておきましょう。
1つは民間の資格です。ベンダー資格とも言われます。
ベンダーとは、IT関連のソフトウェアを取り扱う企業のことで、その企業事態が独自の試験・資格を運営・管理しているのです。
その試験は当然、自社の製品やサービスに関する習得度合いを問うものです。
その資格をもっているということはそのソフトウェアに関しては即戦力になると言えますから、実際にそのソフトウェアを使っている企業にとっては、とても大きいものといえます。
もう1つの資格は国家資格です。文字通り、国が実施している資格試験を合格した方に与えられる資格です。
ベンダー資格と比較し、難易度は高めとなります。しかしそのぶん信頼度も高くなるため、確実にキャリアにつながるはずです。
ただし、試験によって受験条件があり、実務経験がないとすぐには受けられないものも存在します。
最初に民間(ベンダー)資格から、次に国家資格へと順番に説明して参ります。

 

マイクロソフト認定試験

WindowsやOfficeで知られるマイクロソフト社の認定試験です。マイクロソフト製品に対する知識と技能をレベル別に認定する試験です。世界中で使われているソフトウェアのため、海外でも通じる資格試験で、人材育成の一環として社員に資格取得を推進している企業もあります。
幅広い製品を出しているマイクロソフト社らしく、試験もあらゆるカテゴリーを網羅しています。サーバーやデスクトップアプリケーションに関することから、データベース、デベロッパー、セキュリティなど広範囲であり、さまざまな企業できっと役立てることができます。

 

オラクルマスター認定資格試験

世界中で使用されているデータベースソフトを手がける日本オラクル社が運営している資格試験です。『Oracle Database』シリーズへの理解度を問う問題が出題されます。
今後、Webサイトやスマホアプリでは、データベースへとの連携を伴うサービスがますます増加傾向にあるため、システムエンジニアやWeb系のエンジニアのスキルアップ試験としておすすめです。
しかも、このオラクルは、リレーショナル・データベースを管理するソフトウェアマーケットの国内市場においてトップに君臨し続けているソフトウェアなのです。
公式サイトによると、この資格試験も26 万人を超えるエンジニアが受験してきたとあります。
試験はORACLE製品に関することだけにとどまりません。データベースの管理や運用方法のほか、SQLへの理解力を問う問題も出ます。
つまりこの資格試験に合格した場合は、リレーショナル・データベースや国内トップシェアを誇るオラクルマスターへの技術力や知識力が証明されるということです。

 

○グレードは4つ

 

オラクルマスター認定資格試験には4つのグレードがあります。

 

・ORACLE MASTER Bronze(オラクルマスター ブロンズ)
データベース管理者としての最低限必要な知識があるかどうかを証明する資格です。
ITエンジニアにおすすめの資格と言えます。
4つのグレードの中では、最も簡単なエントリーレベルに位置付けられていますが、ORACLE経験がない方にとってはかなり難しい内容となっています。
試験は3種類あり、計2つに合格することで「ORALCE MASTER Bronze 12c」と履歴書に書くことができるようになります。
ちなみに、試験はそれぞれ独立しており、1つでも受かれば、次はもう片方に再受験すればOKです。そもそも同時に受ける必要もないため、1つずつ勉強をして受験することも可能です。
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・ORACLE MASTER Silver(オラクルマスター シルバー)

日常的にデータベースを運用管理する運用担当者向けの資格試験です。
バックアップ・リカバリ、マルチテナント・アーキテクチャといったスキルへの習熟度を問う問題が出題されます。
ブロンズは、未経験者でもなんとか合格できますが、シルバー以降は実務的、かつより高度な知識が求められるので、実際に運用担当者として働いている方向けと考えて良いでしょう。以前はブロンズを取得していることが受験のための必要条件でしたが現在は撤廃されていますので、いきなりシルバーに受験すること自体は可能です。
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・ORACLE MASTER Gold(オラクルマスター ゴールド)

データベースの運用知識はもちろん、管理者(DBA)としての能力を問う問題が出題されます。
バックアップやリカバリから、マルチテナント環境のスキルも必須となります。
ゴールドを受ける場合は、シルバーに合格している必要があります。

・ORACLE MASTER Platium DBA(オラクルマスター プラチナDBA)
データベースに関するエキスパートとして、高可用性、セキュリティ、性能管理のスキルを問われる最高レベルの資格です。
ゴールドに合格していることのほか、オラクル認定コースを2つ以上受講していることが求められます。
実技試験では、データベースやインスタンス環境を構築したり、パフォーマンス管理を行ったり、障害への対応を求められます。

 

Linux技術者認定試験(LinuC)

OSであるLinux。オープンソース型のOSで無料で利用することが可能なため、Linuxを主に活用している企業も少なくありません。
このLinux技術者認定試験に合格すれば、このLinuxに対し相応のスキルをもっていると判断されるため、サーバー系のエンジニアを目指す方にとっては特に就職に有利に働く可能性があります。
最近では、社内にサーバーやデータセンターを確立するのではなく、クラウド環境で運用する企業が増えているので、この試験内容もそういった現状を反映させたものにシフトしつつあります。
新しい技術の追加はもちろん、古い技術を削除したり更新し続けているので、有効な資格として、実務に活かせる資格試験となることでしょう。

 

○レベルは3つ
Linux技術者認定試験には3つのレベルが用意されています。
<LinuC-1>
仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理が行える技術者として認定されます。勉強時間はおよそ1ヶ月から3ヶ月程度とされています。
<LinuC-2>
Linuxのシステムデザイン、ネットワーク構築において、企画、導入、維持、トラブルシューティング、キャパシティプランニングができるエンジニアであることが証明されます。
勉強時間はおよそ3ヶ月から半年くらいが目安です。
<LinuC-3>
Linux、Windows、Unixが混在するシステムの設計、構築、運用・保守に関して、セキュリティレベルの高いコンピュータシステムの設計、構築、運用・保守に関して、そしてクラウドコンピューティングシステム(クラウド)の設計、構築、運用・保守に関して、エキスパートエンジニアであることが証明されます。
勉強時間はおよそ半年から1年とありますが、LinuC-1やLinuC-2で問われたような知識が十分あるかどうかで実際の時期は変わってくるでしょう。

 

ちなみに試験はステップアップ方式です。
上位レベルに認定されるためには、下位レベルに合格していることが条件となります。

 

○受験料や合格点
受験料は全てのレベル共通で1試験あたり15,000円(税別)です。
ただし、LinuC-3を再受験するときのみ、同一試験であれば1回だけ5,000円(税別)で受験することが可能です。
なお、合格点や合格率は公表されていませんが、目安として65~75%程度の正解率で合格点となるとされています。

 

シスコ技術者認定

ルーターなどの通信機器メーカーであるシスコシステムズ社が運営、管理を行っている民間資格です
ネットワーク系のエンジニアを目指す方にとっては、就職や実務に有利に働く資格と言えるでしょう。
もちろん世界中で使われている通信機器のメーカーなので、日本国内のみならず海外でも通用する資格となります。
ただし、受験時に、IPアドレス指定に関する知識やネットワークに関する基礎知識や、1年以上のシスコソリューションを使用していること、管理経験があることを推奨されています。

○レベルは6つ

出典:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications.html

 

シスコ技術者認定のレベルは6段階に分かれています。
エントリー、アソシエイツ、スペシャリスト、プロフェッショナル、エキスパート、そして最高レベルのアーキテクトです。
まずは、世界のネットワークの世界で有名な資格と言われているアソシエイツのCCNA(Cisco Certified Network Associate)を目指してみましょう。
これまではCloud(クラウド)やSecurity(セキュリティ)、Routing & Switching(ルーティング&スイッチング)などの各分野に分かれていましたが、2020年からすべてが統合された試験に変わりました。
したがって、出題範囲は以下のような形になります。
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ネットワークの基礎
ネットワークアクセス
IP 接続
IP サービス
セキュリティの基礎
自動化とプログラマビリティ
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なお、効果的な学習を行うために、シスコでは独自のトレーニングを用意しています。
インストラクターによる集中トレーニングやE-learningなど、複数のプログラムが用意されているので、自分の好みや都合に合わせて選択できるのもポイントです。
実際に業務につくと、必要な知識は業務上で覚えてくるものですが、その事例に出会わないと知識の薄い分野が出てしまったり、基礎が抜けてしまったりするものです。
そういった意味では、ネットワークエンジニアとして歩き始めたばかりの人だけでなく、ネットワークアドミニストレータやネットワークサポート技術者などにも役立つ資格と言えるでしょう。

 

学習範囲には主に以下のようなものがあります。
すべての範囲は割愛しますので、詳しく知りたい方は文末のリンクからシスコシステムズのサイトへ飛んでチェックしてみてくださいね。

 

代表的な学習範囲

・コンピュータネットワークのコンポーネントの特定と特徴
・LAN および LAN 内部におけるスイッチの役割
・TCP/IP の各層(ネットワークアクセス層、インターネット層、トランスポート層)としての動作やアドレスの指定方法など
・スイッチ/ルータ間のホスト間通信
・IPv6 の主な機能とアドレス、基本的な IPv6 接続の構成/検証
・セキュリティ脅威の現状
・デバイス管理プレーンへの基本的なセキュリティ・コンフィグレーションの実装
など
※詳しくはシスコシステムのホームページを参照

 

基本情報技術者試験(情報技術者試験)

IPA(情報処理推進機構)が運営管理する資格試験の1つです。
ITエンジニアとして歩き始めるのに最初に取得しておきたい資格で、基本的な知識や実践への活用力を証明できるものとして就職の際にアピールポイントとなります。
実施時期は4月と10月、年に2回チャンスがあり、受験料は5,700円となります。

 

 

令和元年においては、応募者数は17万人近くにも上りました。そのうち25.7%が合格となっています。
基礎的な問題を問うものもありつつも、意外と合格率は高くないことに注目です。
しっかりとした対策が必要と言えるでしょう。

 

応用情報技術者試験(情報技術者試験)

ITエンジニアとしてすでに道を歩んでおり、ワンランクアップをしたいという方に人気があるのが応用情報技術者試験です。
さきほど紹介した基本情報技術者試験と同様IPAが営んでおり、やや応用的な知識やスキルについて問われます。
とはいえ、受験資格は特にありませんので、未経験者や基本情報技術者試験を受けたことがない方でも受験することができます。

 

 

ちなみに令和元年の応募者数は10万人近くで、合格率は22.3%でした。
基本情報技術者試験と同様に試験は4月、10月と年に2回あり、受験料は5,700円となります。

 

システムアーキテクト試験(SA)

システム開発に携わるエンジニアのスキルアップにおすすめなのがシステムアーキテクト試験です。公式サイトによると「システム開発の上流工程を主導する立場で、豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導く、上級エンジニアを目指す方に最適です。」とあります。
高度IT人材として、企業が掲げる課題や問題に対して必要となる要件を定義し、実現するためのアーキテクチャの設計や情報システムの開発を主導的に行えることを目的にしている難易度の高い資格と言えるでしょう。
そのため受験者数も8,341名と1万人を切っています。
また、合格者数も15.3%とかなり低いのが特徴です。
実際にエンジニアとして現場で日々活躍している方も試験要綱を読んで、過去問にもチャレンジするなど、しっかりとした準備が必要と言えます。
ちなみに試験は年に1回、5,700円です。

 

 

ネットワークスペシャリスト試験

現在、ネットワークやインフラエンジニアとしての業務に携わっている方向けの試験です。
より高度なIT人材として、「ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報セキュリティを含む情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う」ことを目指す方に最適です。
つまり、現在は担当者として実務をこなしているものの、主導的に動けるようになるため、また管理者として指導を行えるようになるためのステップアップに役立つ試験といえます。
なお、令和元年の応募者数は18,000人程度。合格率は14.4%と、これまでの試験のなかでもっとも低い数値ですので、この試験の難易度がおのずとわかりますね。
試験は年に1回、受験料は5,700円です。

 

 

ITパスポート試験

最後にご紹介するのは、今までの国家資格試験のなかで最も合格率の高い資格試験、ITパスポート試験です。
あくまで基礎的な知識を問うものなので、エンジニアとして目指すかどうか、まだ迷っている人にも十分取り組める試験ですし、エンジニアをサポートする業務や営業事務でも役に立つ資格試験と言えます。
令和元年の受験者数は、なんと117,923人。合格率は54.3%ですので、基礎的なものと言えども対策は必要だということがわかります。
随時試験を実施しているのもポイント。
学生さんはまずはここからスタートすることもおすすめですよ。

 

 

まとめ

今回は、IT系のエンジニアを目指す方や、現在エンジニアとして活躍している方が、スキルアップ、キャリアアップを目指すうえで役立つ資格について説明してまいりました。
時代により資格試験の内容は変わってきます。
最新の情報をチェックするとともに、参考書や過去問を活用して効果的な学習をすすめてくださいね。

 

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