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実は奥深くてやりがいもある!知っておきたい、人事部の仕事内容と必要なスキルとは?

公開日: 2020.11.08
最終更新日: 2020.11.08

実は奥深くてやりがいもある!知っておきたい、人事部の仕事内容と必要なスキルとは?

人事のお仕事とは具体的にどんなものがあるか、説明できる方はいらっしゃいますか。
ずばり人事部にいらっしゃる方であればスラスラと説明できても、それ以外の部署の方の場合、分かるようで実は分かっていないという方がほとんどなのではないでしょうか。
もちろん、「人を採る仕事」というくらいはご想像いただけることと思いますが、ほかにも人に関する業務が多数あり、その仕事内容は非常に奥深いものなのです。
その分やりがいもあると言われる人事のお仕事…今回は、その秘密に迫っていきます。

 

人事とは?

人事とは、新たな人材の採用から、今いる人材の活用まで、人材に関する全般を担うお仕事です。
企業とは1つの組織ではありますが、1人1人の人が集まってできています。
人をどのように活用するかで企業の行く末が変わってくるため、人事のお仕事は企業の根幹にかかわる、重要なお仕事と言えるのです。

総務や労務との違い

人事とよく比較されるお仕事に、総務や労務があります。
総務とは、企業の組織全体にかかわる業務をしているという点においては人事と共通する部分がありますが、人ではなく、おもに物品や施設の管理、社内規定の策定、株主総会の設置などを取り扱うお仕事です。また、労務は給与計算や社会保険の手続きなど、働く人のための事務的な手続きを行うお仕事です。
ただし、企業によってその分類は曖昧で、総務人事しかなく、人事が労務も行っているケースや、人事も労務もすべて総務が行っているというケースもあります。
企業の規模が小さければ小さいほど、その差は曖昧になっていると言えるでしょう。

 

人事の主な業務1:採用

人事のお仕事としてもっとも代表的な業務が人材採用でしょう。
とくに大手企業であれば、より優秀な新卒者の獲得にむけ、合同説明会に参加したり、専門学校などに募集をかけたり、面接を行ったりするのが、毎年定例となっていることと思います。
もちろん、採用に動く前に、まず必要な人員を計算し採用プランをたてるところから行います。
そして、企業の魅力をアピールし、より良い人材の確保を目指します。
もちろん、方針によって、即戦力となる中途採用を行う場合もあります。その場合はハローワークや人材サービス会社などに掲載依頼を行います。

人事の主な業務2:社員教育

新人を入社させたら、おしまいではありません。
むしろ、入社した後の教育が重要となります。
新卒者に対しては研修を実施しますし、すでに業務についている社員に対しても、スキルアップのため研修を計画・実施します。
場合によっては講師を招いたり、外部のセミナーに参加させたりすることもあるでしょう。

人事の主な業務3:社員の評価

ほとんどの企業では、最低でも年に1度面談し目標を決めたり、業績に対して評価を行います。
企業によっては、その評価次第で、ボーナスや給与アップ率、昇進などが決定されるので、非常に重要な作業となります。
ここでポイントとなるのが公平性です。
上司とうまが合う合わないにかかわらず、公平に評価されるような、客観性に基づいた評価制度を設定する必要があります。

人事の主な業務4:配置、異動

新しく雇用した人の配置を行うほか、既存の社員の配置転換なども行います。
異動させることの目的は、人員の欠如などを補強するためだけでなく、総合的な力をつけさせるためや、その部署や人材の活性化のためです。
企業が利益を順当に出し続けたり成長するため、戦略的な人材活用を提案することが求められます。

 

人事のやりがい

人事のお仕事のやりがいとは、どのようなものがあるでしょうか。
それは、今後企業の行く末を担う人材を捜し当てられるかどうか、そして無事入社してもらえるかどうか、非常に重要な任務を任されていることではないでしょうか。
自分たちの企業の魅力をアピールし、優秀な人材に興味を持ってもらわないとなりません。
そして面談をして、本当に自分たちの企業に合っているのか、見極めなければなりません。
受ける側も条件が良い企業に就職をしたいと考えていますから、もし給与などの条件がライバル企業に負けている場合は、人事の腕の見せ所とも言えるでしょう。
また、既存の社員の配置やスキルアップのための研修、正しい評価なども重要です。
適材適所に置くこと、社員のスキルをあげること、やる気アップ、すべて、企業の成長に影響します。
人材は人財です。
企業にとってもっとも重要なのは、潤沢な資金ではなく、それらを動かす人財という考え方もあります。
その人財をつくりあげるのが人事という仕事なのです。

人事にむいている性格

人事にむいている人とはどんな人でしょうか。
人事に興味をもったら、自分が人事としてむいているか知りたいものですよね。
いくつか特徴を挙げていきます。あなたはどれくらい当てはまるでしょうか。

 

⚫人が好きである
常に人を対象とする仕事ですので、人が好きだという基本的姿勢はもっとも重要なポイントでしょう。特定の人ではなく、人全般に愛情、興味があり、さまざまな人の役に立ちたいと考えていることが望ましいです。

 

⚫責任感が強く、機密情報を守ることができる
人事は社員のさまざまな秘密を知る立場になります。
しかし、その内容の重さにかかわらず、決して漏らしてはいけません。
公平さを常に意識し、業務にあたることも重要です。仕事に対して、責任感をもって実行するような誠実さを持ち合わせていることが望ましいです。

 

⚫上昇志向があること

人事は、企業を成長させるために、社員のスキルアップを目指します。
そのためには、自分自身も上昇志向をもって、常に自己研鑽に励む姿勢が必要です。

 

人事に必要な能力

人事になるためにはどのような能力が必要なのかについて説明していきます。

 

⚫観察力、人を見極める力

人事にとって、採用の際、その人がどういう人なのか見極めることが重要です。
自分の企業に合うのか、どういった人柄で、どう活躍していけるのか、限られた時間のなかで見抜く力が必要です。
的確な質問を行い、その回答からこれらのことを見抜くには、興味をもって人を観察したり、積極的にコミュニケーションをとっていく習慣が必要でしょう。

 

⚫コミュニケーション能力

人材を適材適所に配置したり、人材を育てていくことが人事のなかでも業務の柱となるため、社員の話をよく聞いたり、やる気がアップするような言葉をかけてあげられることが望ましいです。また、もし人事でも、労務的な仕事を兼ねている場合、各種ハラスメントに対する訴えやメンタルヘルスにも対応する必要がありますので、双方の立場や会社の立場などを十分理解し、適切な言葉をかけ解決へと導いていく優れたコミュニケーション力が求められます。

 

⚫プレゼン力

人事は、就職説明会や個別の面談で企業の魅力を説明します。
それは商品を宣伝するのと同じで、「この会社で働きたい!」という気持ちになってもらえるよう、効果的にアピールすることが求められます。
大人数むけの説明会では、音楽や映像を使うこともひとつの手と言えるでしょう。
どのポイントを押し出したら良いか、どのように語りかければ良いのか、組み立ても非常に大事です。そのようなプレゼンスキルが人事には求められるのです。

 

⚫計画立案力・進行力
そもそも人を採用するには、企業のこれからの経営活動を見据えた、戦略的な人員計画が必要です。業務委託という形で運営を進めていくという形をとりつつ、将来企業を支えていく根幹にかかわるような人材をどの年代でも揃えておくことも重要です。
したがって、限られた予算内で、10年後、20年後を見据えた計画立案力と、具体的な人員採用プランの実行力が必要なのです。

 

人事になるためには

ここまで記事を読んでみて、人事への興味が強くなり、ぜひその道に進んでみたいと感じた方も少なくはないでしょう。
しかし、人事は、未経験の方がいきなり配置されることはほとんどありません。
もしあなたが人事経験者であれば、人事部を募集する案件に応募することとなるでしょうが、もし未経験である場合は、応募しても採用してもらうのは難しいです。
少なくとも、コンプライアンス、社会保険制度、就業規則に関しては理解を深めておく必要があります。
「日本の人事部」、「月刊総務」など、Webメディアや書籍を読むなどして、事前に知識を蓄えておくと良いでしょう。
または、まずはどこかの部署に所属し、異動願いを出すことです。
その企業に入れば、人事事情がわかりますし、人事的な課題や問題点が見つかるはずです。
そのとき与えられた職務を全うしつつ、面談の際に、「自分が人事部に異動したらこういうことをしたい」という具体的なアピールをしていくと良いでしょう。

 

まとめ

今回は人事のお仕事内容や身につけたいスキルなどについて説明していきました。
上では詳しく述べませんでしたが、採用のアンマッチをなくすためにインターンを募集したり、より重要なポストには引き抜きをかけたりするなどの戦略や、将来幹部候補となる人材は、1つの部署に長くいさせるのではなく、さまざまな部署を経験させるなどの対策も行うなど、さまざまな工夫が求められます。
大変ではありますが、人材を、企業を動かす人財に育てあげるという非常にやりがいのある仕事です。
少しでも人事のお仕事に興味を持ったのであれば、その熱意を絶やさず自己研鑽し続け、人事部に配置されるような人財になれるよう努力してみましょう。

 

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