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仕切値(仕切り値) とは?正しい意味と考え方を解説

公開日: 2020.11.16
最終更新日: 2021.12.07

仕切値(仕切り値) とは?正しい意味と考え方を解説

自分で商売を始める方はもちろん、メーカーや卸売り業、販売などの流通業界に入ると、今まで知らなかった業界用語に戸惑うことになります。
何となく意味が分かるものもあれば、まるで想像できないものも・・・。
今回は、そのなかでも「仕切り値」という言葉について解説していきます。

仕切り値とは

仕切り値とは、商品をつくっているメーカーから卸売業者に販売するときの価格のことをいいます。
流通業界のなかでも上流の部分になるので、一般消費者として生活しているとほぼ出会わない言葉なのです。
皆さんがかろうじて聞いたことがあるのは「卸値」という言葉でしょうか。
こちらは、卸売業者から小売店に販売するときの価格です。
業界や商品にもよりますが、商品はたいてい、メーカーから卸売業者、そして小売店を経て、一般消費者のもとに届くというステップがあります。

 

 

上の図をご覧ください。
最近は卸売り業者を通さなかったり、逆に問屋が直接一般消費者に販売することもあるので、あくまで日本の商取引の一般的な例ですが、メーカーから卸売り業者にいくときの仕切り値より、卸売り業者から小売店にいくときの卸売価格や、さらにその先の小売店から一般消費者にわたる際の小売価格のほうが金額的に高くなっているのがお分かりいただけると思います。
卸売業者も、小売店も利益をあげることを目的としていますから、だんだん高くなるのは当然ですよね。
たとえばメーカーがある商品を仕切り値100円で卸売業者に渡したとします。卸売業者から小売店へは1個あたり120円となり、小売店が店頭で販売する価格は200円などとなるわけです。
一般消費者は仕切り値がいくらかということは全くわからないまま、商品と店頭での販売価格ともに納得したうえで購入するわけです。

 

 

仕切り値は相手によって変わる!?

実は、仕切値というのは、商品によって決まっているわけではありません。
「え?相手が好きかどうかで決めるの?」なんて思った方、残念ながらハズレです。
もちろん、その卸売業者との付き合いが長いか、信頼たる相手かなどにも影響されますが、どれだけ仕入れてくれるかということが重要な位置を占めています。
たとえば、卸売業者A社は、さまざまな小売店とお付き合いがあり、1万個仕入れてくれるとします。
対してB社は、販売チャネルが乏しく、2,000個のみの仕入れだったとします。
1個あたりの制作コストが50円だったとして、A社のように1万個仕入れてくれるならば、1個あたりの仕切値を100円にすれば、50円×1万個で、50万円の利益が出せることになります。
一方でB社は1個あたり100円にしたとすると、10万円の利益にしかなりません。
そこで数多く仕入れてくれない場合には、1個あたり130円などと高めに設定し、大量仕入れしてくれるA社との差別化をはかります。
卸売業者から小売店におろすときも同じことが言えます。
たくさん仕入れてくれる小売店には卸値を下げるなどのサービスを行います。
実際には、定価というものが先にあるので、定価に対して何%にするかという考え方で決めていきます。具体的には、「5掛け(50%)」「6掛け(60%)」といったふうに交渉していきます。

 

今回は、仕切値について説明をしてまいりました。このような商取引は、少なくとも江戸時代から盛んにおこなわれてきたり、消費者に聞かれてもわからないようにするため、わかりにくい言葉がたくさん使われていますが、1つ1つ意味を掴んで慣れていきましょう。
一番大事なのは、メーカー、卸売り、小売り、どのステップにいても利益を出すことです。
もしあなたが流通業界で働いていたり、これから自分で商売をしようとするといった場合は、販売チャネルを拡大できるような営業力や、交渉力をがんばってつけていってくださいね。