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センスを活かせる仕事とは?おすすめ職種を紹介

「センスがいいとよく言われる」「デザインを考えるのが好き」といったような人は、一般的にデザイナーと呼ばれる、クリエイティブな仕事をしたいと考えているのではないでしょうか。
自分がいいと思える世界観を表現し、それが人から認められたり、人の役に立つことができたら最高ですよね。
今回はそのような夢をもった皆さんに、デザイナーとつくさまざまな職業を紹介したいと思います。また、その職業に必要なスキルや、なり方も説明していきます。
自分の興味やスキルに合ったお仕事探しに役立てていただければ嬉しいです。

 

1:ファッションデザイナー

デザイナーと聞いて真っ先に思い浮かべる人が多いのがファッションデザイナーかもしれません。
お洒落が大好きで、コーディネートをSNSなどに毎日アップしたり、お友達の服選びにアドバイスしてきたなんて方は、好きが高じて、「こんなデザインの服があったらいいのに!」や「自分でデザインしてみたい!」などと思うようになる場合もあるでしょう。
洋服だけにとどまらずバッグや靴などの小物類や洋服ではなく、着物といったジャンルまでわかれています。
基本的には、美大やデザインを勉強できる専門学校に通い基礎や実践を学ぶことが不可欠です。
卒業後はアパレルメーカーに就職することが一般的です。

 

2:テキスタイルデザイナー

服やファブリックを作り上げるテキスタイルをデザインするのが、テキスタイルデザイナーです。
洋服や家具など製品の形の前に、見た目や着心地、使い勝手には素材そのものが与える影響は計り知れません。
テキスタイルデザイナーにはファッションデザイナーなどが作成したデザインをもとに、糸を選びデザインや要望に近い形のテキスタイルをつくりあげるパターンと、独自のテキスタイルを作り上げるパターンとがあります。
自分が美しさや機能性を十分に考えたテキスタイルが、大手アパレルメーカーのデザイナーに目をとめられ、町中でそのテキスタイルが広がったら、とても嬉しいですよね。
職種としてはあまり知られてはいませんが、そういった意味でテキスタイルデザイナーもやりがいがあるお仕事です。
就職先は、アパレルメーカーや繊維メーカー、インテリアメーカーなどがあります。
専門的な知識はもちろん一般教養や経験を重要視される場合もあり、とくに大手企業は四年制大学卒であることを条件に選ぶ場合があります。
そのため、工芸学科やデザイン学科などがある大学でしっかりと学ぶと良いでしょう。

 

3:ジュエリーデザイナー

宝飾品、指輪やネックレスといったジュエリーをデザインするお仕事です。
デザインセンスだけでなく、素材に関する知識も必要なので美術大学やデザイン系の学校、とりわけジュエリーデザインを学べる専門学校などで学ぶ必要があります。
卒業後はジュエリーメーカーやデザイン会社などに就職をし、アシスタントなどを経てジュエリーデザイナーに進むことになります。
なかには、独立して自分のブランドを立ち上げ、大手百貨店などにも呼ばれるようなブランドに成長させる人もいます。
最近ではWeb制作の知識がなくても簡単にネットショップを開設することができるようになってきましたので、デザインセンスのほかに、バイタリティやコミュニケーション能力があれば比較的成功しやすい職種と言えます。

 

4:家具デザイナー

文字どおり、家具をデザインするお仕事です。
自宅で使う椅子、テーブル、棚などから、オフィスで使用するデスクやOAチェアなど、そのジャンルや対象はさまざまです。
見た目だけでなく座りやすさや使いやすさ、もちろん、シニアや子どもなどでも使いやすいデザインの追求なども考え、それをデザインに起こすお仕事であるため、デッサン、CADなどのスキルから、人間工学の知識など、幅広く学ぶ姿勢が重要です。
家具デザイナーになるためにはインテリアデザインを学べる専門学校などを経て、家具デザインを専門とする企業や家具メーカーなどへの就職を目指すこととなります。
なかには自分のブランドを立ち上げ、家具職人と協力したり自分で制作も担ったりして工房をオープンさせたりする方もいますが、ほんの一握りの人だけだと考えた方が良いでしょう。まずが業界に就職し、家具製作の流れ、どんな家具が消費者に求められているのかなどを学んでいくことが重要です。

5:インテリアデザイナー

インテリアデザイナーとは、内装デザインを担当するお仕事です。
といっても、あらかじめできあがったお部屋内において、コンセプトをもとに、家具やファブリック、照明などを選択し、セッティングを行います。
一般のお客様のお住まいを建築から行う場合、設計士や営業の方と連携して業務を行います。お客様の求める雰囲気を、いかに設備や小物類で実現できるか、そしてお客様に満足していただけるか、インテリアデザイナーの腕の見せ所であり、とてもやりがいのあるお仕事です。
実際のお仕事には図書館や学校などの公共施設や美術館、ホテルなど対象はさまざまです。
デザイン会社や建築会社などに就職することとなりますが、場合によっては独立することも可能で、インテリアデザイン学校や美術大学などで学んだり、資格取得をすることが求められます。

 

6:空間デザイナー

おもに内装のみを担当するインテリアデザイナーに対して、公園や駅、ホテルなどあらゆる施設、空間のデザインを行うお仕事です。
とくに公園や駅など公共性の高い大規模施設の場合は、環境にマッチしたデザイン、人々の暮らしに寄り添うデザインなど、単なるデザインをこえ、環境、人間工学などさまざまな知識が求められることとなります。
一方でイベントブースやディスプレイなど、商業施設の一部のスペースを担当する空間デザイナーもいます。
インテリアデザイナーと同じように。デザイン学校や美術大学などで学ぶこと、デザイン事務所や百貨店などの一般企業に勤務しインハウスデザイナーとして活躍する道があります。

7:建築デザイナー

建物そのものをデザインするのが建築デザイナーです。設計士とも呼ばれるこの職業は「建築士」という資格が必要であり、とくに大きな建物を建築する場合は、難易度の高い一級建築士を取得しなければなりません。
ちなみに一級建築士ともなると受験者の9割が落ちるという難関資格となる一方で、二級建築士は20%の合格率となっています。
1級建築士は当然平均年収も高額となりますが、対象としたい建築物が戸建てであれば、二級建築士取得を目指すと良いでしょう。
就職先としては、1級建築士はゼネコンや設計事務所、ハウスメーカーとなり、2級建築士の場合は中小建築会社やハウスメーカーなどがメインとなります。
まずは、専門学校または建築科のある大学に入り、設計図の描き方や法律など学びます。

 

8:グラフィックデザイナー

グラフィックデザインとは、平面的な写真やイラスト、文字などを指します。
漠然としていますが、商品のパッケージに掲載されている絵柄やチラシなどの文字、イラストなどすべてがグラフィックデザインと考えて差し支えありません。
対象はおもに、雑誌や、商品パッケージ、またその宣伝ポスターやチラシなど商業的なものとなります。
就職先は広告代理店やデザイン会社であり、大きな企業の場合はディレクターなどの指示にしたがってデザインを制作しますが、中小企業の場合は、直接クライアントと打ち合せなどを行って制作をすすめることとなるため、コミュニケーション能力やプレゼン力といったスキルも求められます。
独学で学ぶことも可能ですが、基本的にはグラフィックデザインの専門学校を目指すことがおすすめです。就職先の斡旋も行ってもらえますし、そういった学校を出ていることで未経験でも就職するのに有利になります。
独学で学ぶ場合、少なくとも、AdobeのIllustratorやPhotoshopを使いこなし、資格を取る必要があると言えます。また、DTPエキスパート認証試験や色彩検定などを取得しておくと、より有利になると言えるでしょう。
と、同時に、ポートフォリオの制作をしておくことがおすすめです。
未経験の場合、クラインアントから仕事を受注することはありませんので、架空の依頼があったと想定し、自分でテーマを決めグラフィックを制作し掲載すると良いでしょう。
その際、テーマやこだわったポイントなどを記録しておくか、説明できるようにしておくと実力を伝えるのに役立ちます。

 

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9:CGデザイナー

二次元、または三次元のグラフィックを制作するお仕事です。
実際にはないものをコンピューターで表現することになりますので、イメージ力が必要であると共に、より本物らしく見せるためデッサン力など基本的なスキルが欠かせない職種であります。
最近ではARやVRが普及しつつありますので、ますます需要が増えています。
また、ゲームの世界でもより本物感をだすため、CGデザインの仕事は増加傾向にありますので将来有望な職種と言えるでしょう。
CGデザインスキルを身につけるためには独学は非常に難易度が高いと考えておきましょう。
もっとも確実なのは、CGデザインを学べる専門学校に入り、デッサンの基本や、そこからのモデリングなどの技術を学ぶことです。
どうしても独学で学びたい場合には、CGデザインを行えるソフトウェアが提供しているチュートリアルなどを見ながら練習すること、優れたデザイナーのCG作品を模写してそのスキルを学ぶことです。
また、制作現場に最初アシスタントとして入り、簡単なものから担当させてもらい、少しずつ経験を積むことも一つの手と言えます。
まずIllustratorやPhotoshopで静止画の画像処理を行えるようにだけしておきましょう。
3DのCGデザインを扱う場合は、「LightWave」や「3ds max」、「Maya」「Shade」「Cinema4D」など、作りたい対象に応じてソフトウェアを選び、1つ,または2つほど使えるようにしておくと良いです。

10:DTPデザイナー

デスクトップパブリッシング、つまり、パソコンを使って、印刷物のデザインを作成したり、印刷できるようにするための入稿データを作成するお仕事です。
就職先としては、広告代理店、広告制作会社、デザイン会社、印刷会社などがあります。
大きな企業である場合グラフィックデザイナーやイラストレーター、CGデザイナーなどとチームを組んで、プロジェクトを進めていきます。
一方で小さな広告制作会社の場合、DTPデザイナーがデザインをおこすことも求められますので、自分がなにをどこまでしたいかによって目指す方向が変わってくると言えるでしょう。
DTPデザインは、専門学校で学ぶことができますが、オンライン授業などを使い独学で学ぶことも可能です。
また、在宅ワークが可能なこともあり、フリーランスや副業としてもむいている職種と言えます。

11:Webデザイナー

Webサイトの設計、デザインを行うお仕事です。
Webサイトの目的にあわせ、Webサイトのフレームワークやデザインなどを決めていきます。
見た目だけでなく、使う人の立場を考えた使いやすさも重要です。
就職先は、おもにWeb制作会社となりますが一般企業のインハウスデザイナーとして働く人もいます。
大企業の場合は、webディレクターの指示のもと、コーダーなどとチームを組んでプロジェクトを進めていきますが、中小企業の場合直接クライアントと打ち合せをし、コーディングやテストまでを行うケースもあります。
いずれにせよ、HTMLやCSS、JavaScriptなどの基本的なコーディングスキルは必要です。
また、フリーランスとして在宅ワークを行うことも可能な職業です。

 

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12:UXデザイナー

UXデザインとは、簡単に訳すると「ユーザー体験」ということで、さまざまな商品やサービスに対して使われる用語ですが、とくに、Webサイトやアプリなどで多く用いられる概念です。
使う人々に心地よい体験を届けられるか、たとえば「わかりやすく操作しやすいか」「ユーザーの目的を達成できるか」「感動を与えるか」などと、ユーザーの立場に立ったり、逆に訪問者増加や売り上げ達成など、提供側の立場にたってデザインを行うのがお仕事です。
当然、マーケティングやWebサイトの場合はSEOやコーディングといった知識も必要ですし、人に対する理解も欠かせません。
最近では、UXを学ぶセミナーや講習が開催されているので、UXの基本から学ぶと良いでしょう。
就職先は、Web制作会社や広告代理店などがありますが、今後メーカーなど対象が広がることも予想されます。

13:ゲームデザイナー

コンシューマーゲームやオンラインゲームなど、さまざまなゲームの企画・デザインを行うお仕事です。
具体的には、企画に基づきゲームの流れやキャラクターなどの構想をつくっていきます。
当然、たくさんの人が購入する、または参加することを目的としていますので、現在どのようなゲームが人気なのかリサーチしたり、アイデア力が必要です。
最近では、無料で参加できるSNS系ゲームやスマホで手軽にできるアプリがさまざまな世代に受けていますが、その場合は課金による売り上げを伸ばすことが重要であるため、単にゲームが好きというだけではつとまらず、マーケティングの知識も必要となります。
また、システムエンジニアやプログラマーに相談したり、指示を行うことになりますので、コミュニケーション能力も求められます。

 

就職先はゲームメーカーになりますが、ゲームデザイナー系の学校で学ぶか、プログラミングを学ぶことがおすすめです。
ゲームはプログラミングで制作をしますが、複雑なプログラミングを必要とするゲーム開発には時間もお金もかかってしまいますし、エラーも発生しやすくなります。
そのため、完全にマスターする必要はありませんが、予算内で作れるゲームをデザインするために知識があったほうが重宝されます。
ちなみに、ゲームディレクターやプロデューサーといったキャリアパスが用意されています。

 

14:キャラクターデザイナー

ゲームなどに登場するキャラクターやアニメなどに登場するキャラクターの企画・設定を行います。
イラストレーターやCGデザイナーなどと協力してつくりあげるので、コミュニケーション能力が必要ですし、より人を惹きつけるキャラクターにするためのマーケティングの知識も必要です。
なお、ゼロから生み出すことを求められる場合もありますので、想像力も求められます。
就職先には、ゲーム制作会社やアニメ制作会社、出版社、広告代理店などがあります。
自分が手がけたキャラクターが大ヒットしたとしても、有名になるのはその原作者やメーカー、アニメ制作会社であり、あくまで裏方的な仕事になりますが、ヒットをとばせば、業界内で知れ渡って、フリーランスとして活躍できる道もゼロではないでしょう。
なお、キャラクターデザインでもデッサン力やグラフィック制作スキルがある程度必要ですので、イラストレーター向けの専門学校やキャラクターデザインに特化した専門学校、または美大で学ぶと良いでしょう。

 

 

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