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グラフィックデザイナーになるには?必要なスキルや就職先についても解説

公開日: 2021.02.17
最終更新日: 2021.02.17

グラフィックデザイナーになるには?必要なスキルや就職先についても解説

グラフィックデザイナーになるには

フリーランスでも活躍できるグラフィックデザイナーは、一見、センスがものをいう職業だと考える方が多いと思います。
もちろん、グラフィックデザイナーにはセンスという部分も大きいですが、実は、デザインを行うための基礎を身につけることもとても重要です。

 

グラフィックデザイナーになるために一番確実な方法は、美術大学やグラフィックデザインを学べる専門学校に通うことです。
グラフィックデザインを学べる専門学校では、「グラフィックデザインコース」「グラフィック・広告コース」「ビジュアルデザイン科」などといった名前で、グラフィックデザインの基礎となる部分から実践的な部分まで学ぶことができます。
なお、2年制だけでなく、本格的に学べる4年制コースを用意しているところも多く、自分に合ったスタイルの学校を選ぶことが可能です。
実際に学校を選ぶ際には、1日体験やオープンキャンパスを利用すると良いでしょう。

 

社会人が未経験からグラフィックデザイナーになるには

現在別の職業についている、もしくは、子育ての中のために仕事をしていないなどといった場合はどうすれば良いのでしょうか。
サラリーマンの方は昼間仕事があって学校に通えなかったり、お子さんがまだ小さいうちは、昼だろうが夜だろうが学校に通うこと自体が困難です。

 

○現在仕事中の方は夜間学校へ
昼間は仕事をしているが、グラフィックデザイナーを目指したいという方には夜間もやっている専門学校が用意されています。
「HAL東京」のグラフィックデザイン学科は19時から21時15分までで学ぶ夜間コースがあります。ただし2年間コースで週3回のみとなります。
ほかにも、「東京モード学園」や「日本デザイナー学院」「桑沢デザイン研究所」などといったところがあります。
なかには1年制のところもあるので、自分に合ったところを選ぶようにしましょう。

 

○現在子育て中の方はオンラインスクールで

小さなお子さんがいて学校には通えないという方は、オンラインスクールで学ぶということも可能です。
有名なのは「デジハリONLINE」というスクールです。
グラフィックデザイナーには欠かせないAdobeのIllustratorやPhotoshop、InDesignといったソフトウェアの使い方はもちろん、着彩のテクニック、効果的なレイアウトなど、実際に役立つスキルを学ぶことができます。
すでにIllustratorやPhotoshopは使えるという方は、デザインの基礎だけなど単発で受けることも可能です。
ほかにも2ヶ月で学ぶことも可能な「トリコクラブ」、細かい授業がたくさん用意されていて必要なものだけピックアップできる「Udemy」などがあります。

グラフィックデザイナーに必要なスキル

グラフィックデザイナーに求められるスキルには、以下のようなものがあります。

 

⚫デザイン力

どこに何をのせるか、構図をつくる能力が必要です。
構図には、見やすさ、訴求力が影響してきますので、グラフィックデザインのなかでも重要な位置を占めます。
また、どのような色を使うのかも同じような理由で重要と言えます。
この部分はセンスと思われがちなところですが、「良いデザインのものを見る」、「自分でも作成してみる」ことにより、このデザイン力は伸ばすことができます。

 

⚫ソフトウェアの習得

グラフィックデザイナーとしては、ソフトウェアを使えることが最低条件とされる場合が多いです。
少なくともAdobeのIllustratorやPhotoshopは使いこなせないと採用は厳しいですし、仕事自体もできません。

 

⚫プレゼンテーション能力

グラフィックデザインは、クライアントがいて初めて発生する作業です。
そのため、依頼された内容に対して、どういったコンセプトで、どういった効果が期待できるデザインなのか説明し納得してもらう必要があります。
たとえ自社内の仕事をするインハウスデザイナーだとしても、企画部や営業部、上司などに対してプレゼンテーションを行う機会があるはずです。

 

 

グラフィックデザイナーには基本的にはこの3つのスキルが必要です。
ほかにも、あれば良いスキルが3つあります。

 

○デッサン力
実際にグラフィックデザインを作る前に、クラインアントとの打ち合せの際にラフデザインを描いたりすることがあるので、ケッチ力があると役立つかもしれません。
また、ラフィックデザイナーでも、ゲーム業界など一部の業界や仕事内容によっては、正確なデッサン力が求められる場合もあります。
ものを正確に写し取る能力がないと、訴えのあるグラフィックは描けない場合があるからです。
いっぽうで、一般的な広告デザインなどを行う場合で、本格的なイラストが求められる場合はイラストレーターに制作を委ねることが多いので、デッサン力はそれほど気にすることはないでしょう。

 

○広告宣伝にかんする知識
広告宣伝業界のグラフィックデザイナーの場合には、どういったグラフィックが購買威力を高めるかなど、広告宣伝にかんする知識があると役立ちます。
また色も人の心理に大きな影響を与えますので、色彩検定などに資格を受けることにより、グラフィックデザインに活かすことは可能だと言えるでしょう。

 

ポートフォリオを作っておこう

グラフィックデザイナーになるためには、ポートフォリオを制作することがおすすめです。
ポートフォリオとは言ってみればその人の作品集のことです。
応募の際にポートフォリオを見せることにより自分がどういった作品を作れるのかをわかってもらうためです。
「グラフィックデザインの勉強をしました。」「InDesignが使えます。」などといった文字や言葉だけでは、その人の実力は測りかねるからです。
専門学校を出た場合には、卒業生を受け入れてくれる企業とのパイプがあったり、就職サポートしてもらえる可能性が高いです。
しかし、オンラインスクールなどでソフトウェアの使い方などだけを学んで仕事を探しても、なかなかグラフィックデザイナーとして中途採用してもらうのは厳しいものです。
そこで、実際にデザイン力を示すことができるポートフォリオを制作することがより重要となるのです。

 

○ポートフォリオは2タイプ用意しよう

ポートフォリオは、2タイプ用意することがおすすめです。
10点ほどを抜粋したもの、20点ほど載せたものと、ボリュームの異なる2タイプです。
面談の時間を十分とってもらえる場合には全て見せることが可能ですが、応募者数が多かったり、短い場合しか用意されてない場合には抜粋したものを見せるよう調整できるからです。
面接前の書類審査時点で送る場合にはさらに抜粋した2,3点だけを送るなど、ケースバイケースで対応するようにしましょう。
なお、Webサイト上でポートフォリオを公開するスタイルもおすすめです。

 

グラフィックデザイナーの就職先

グラフィックデザイナーの就職先には以下のようなところがあります。

・広告代理店
・広告制作会社
・デザイン会社
・印刷会社
・出版社
・TV・舞台美術
・アニメーション制作会社
・ゲーム制作会社
・Web・インターネット業界
・建築会社
・住宅会社
・インテリアショップ
・一般企業(インハウスデザイナー

 

一般的に広告制作関連に進む方が多いですが、たくさんの企業でグラフィックデザイナーは活躍しています。
自分がどのようなデザインを行いたいのかというところを見極めて選んでいくと良いでしょう。
なお、経験が全くない場合、中途採用は難しいですが、2年以上、最低でも1年間ほど経験を積めば、中途採用の可能性も高まります。
もし、どの道に進んでよいか分からない場合は、広告制作系や印刷系などでグラフィックデザイナーとしての1歩を踏み出し、その後、キャリアアップを考えると良いでしょう。
大きな広告制作会社の場合、アシスタントからのスタートとなり、いきなり任せてもらえるという可能性は低くなります。
しかし、グラフィックデザイナーとして、厳しい現場で学べることは貴重な体験となります。
一方で小さな企業であれば、どんどん任せてもらえる可能性は高まります。
しかし、教育制度が整っていない可能性は否めず、実力をあげていくことが難しい場合もあります。
それぞれ一長一短ありますが、自分がむいていると思う方向へ進むと良いでしょう。

 

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