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Webプログラマーになるには?年収・仕事内容・スキルも解説

公開日: 2021.03.08
最終更新日: 2021.09.24

Webプログラマーになるには?年収・仕事内容・スキルも解説

Webプログラマーの活躍の場は年々拡大していると言えます。
求人数も多く、これからも将来性が期待できる職業として注目されています。
今回はWebプログラマーの年収や仕事内容、必要なスキルについて説明していきますので、
就職や転職を目指している方の参考にしていただければと思います。

 

Webプログラマーの仕事内容

Webプログラマーの仕事内容について説明していきます。
そもそもWebプログラマーとはWeb開発を行う仕事です。
最近は文字と写真があるだけでなく、ユーザーの操作に応じて動的に表示されるCMS(Contents Management System)を取り入れたWebサイトや、オンラインショッピングができるECサイト、書き込んだ内容がタイムリーに表示されるチャットやSNSなどといったものや、IDとパスワードを入れることでデータを閲覧できるといった高度なWebサイトが増加しています。
Webプログラマーは、このようなWebサイトを新規で開発したり、機能を追加したり改善していく仕事を行います。
とはいえ、そもそもこのようなWebサイトを、Webプログラマー一人が企画し、開発まで担うわけではありません。
基本的には、SEとも呼ばれるシステムエンジニアが作成した設計書をもとに、プログラミング言語を駆使してシステムを開発することになります。

 

なお、システム開発にはおもに2つのパートに分かれます。
ひとつはフロントエンド側で、いわゆるユーザーが実際に目にしたり操作する部分です。
一方で、ユーザーからは目に見えないけれども、ユーザーが目にする画面、UI(ユーザーインターフェイス)で操作したことが実現できるよう動く仕組みはバックエンドと呼ばれます。
Webプログラマーは高度な知識でこれらの開発を行うのです。
また、制作はしたもの、エラーが出て予想どおりの動きをしないことがあります。
開発最後にはそのようなエラーがでないか確認をすることとなりますが、万が一出た場合は修正までも行うのが一般的です。

 

 

▽Webデザイナーとの違い

Webプログラマーと似ている職業にWebデザイナーがあります。
Webデザイナーとの違いは、Webデザイナーはあくまでもフロントエンド側部分のみに特化したエンジニアということです。
クライアントの要望に応じ、Webサイトの目的やターゲット層などを考慮し、デザインしていきます。もちろんビジュアル面だけではなく、Webサイトの構成、画面遷移などもデザインします。
場合によっては。Illustrator®やPhotoshopなどの描画ソフトを駆使して、クライアントにカンプ完成イメージを見せてプレゼンテーションを行うこともあります。
しかし一般的には、実際のコーディングやプログラミングは、コーダーやWebプログラマーに任せることが一般的です。
一方でWebプログラマーは、実際にシステム開発、実装を担当します。
それぞれの役割が違うのでどちらが上ということは一概に言えませんが、Webプログラマーは複数のプログラミング言語の習得や経験が物を言う職業であると言えます。

 

▽Webエンジニアとの違い

Webデザイナーなどと同じように、Webプログラマーと違いが分かりにくい職業に、Webエンジニアというものがあります。
繰り返しになりますが、WebプログラマーはWebサイトやWebを使ったサービス、アプリケーションなどについて、実際に開発、実装を担う職業です。
一方でWebエンジニアは、サイトの制作から、運営までを管理するという職業です。
Webに特化したエンジニアとは言えますが、プログラミングに専門的で深い知識を持つWebプログラマーに対して、Webエンジニアは幅広い知識が求められると言えます。
具体的には、Webサイトやアプリケーション作成の企画やディレクション業務を行ったり、検索したときに上位に表示されるような仕掛、いわゆるSEO対策をしたり、訪問しただけでなく実際に申し込みや購入にいたるようコンバージョン率をあげるなどの対策を施しますので、Webサイトに対する基本的な知識とともにマーケティングの知識が必要です。
また、サーバーまでのシステム管理も含まれるので、システムにかんする知識も必要です。

 

 

Webプログラマーの平均年収

Webプログラマーの年収は、2019年で425.8万円、2018年で418.3万円でした。(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」よりプログラマーの年収と全体の年収とを比較)
一方で、全職種平均は2019年で457.3万円、2018年で460.1万円となっています。
ただしこの全職種平均は、1,000万円を超えるパイロット、医師、大学教授などの一部の職種が大幅に平均値をあげている傾向が見られます。
Webプログラマーを含むプログラマーは、129つある職業のなかでは63番目(2019年)なので、けっして低い方ではありません。

 

 

※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より作成

 

また、企業規模でも大きく変わってきます。
下のグラフは、プログラマー全体と1,000人以上の規模の企業、いわゆる大企業に勤務するプログラマーの平均収入を比較したものです。
プログラマー全体の2019年の平均年収は425.6万円でしたが、大企業(1,000人以上の規模)のプログラマーに限定すると、同じ2019年で558.6万円という数値となっています。
その差は133万円と、決して小さいとは言えない数字です。
つまりWebプログラマーと言っても、企業の規模により大きく差が出ることは頭に入れておいた方が良いと言えるでしょう。

 

 

※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より作成

 

ちなみに、年齢別で見てみると、年齢を追うごとにあがっていき、ピークとなる50~54歳を境に、今度は下落方向になっています。
男性プログラマーの平均年収は、令和元年の調査結果によると19歳まで225.7万円という数値ですが、ピークである50~54歳になると2.4倍である550.8万円まで上昇しています。
一方、女性プログラマーの平均年収は19歳まで205.8万円という数値ですが、やはりピークである50~54歳時には440.9万円と、男性ほどではないにしても2.14倍上昇していることが分かります。
Webプログラマーという職業は、経験により実力の差が出てくることから、勤続年数が年収に大きく影響していると言えるでしょう。

 

※厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」より作成

 

厚生労働省の調査結果から、他の職業との比較、企業の規模別、年齢別、男女別などでWeb;プログラマーの年収見てきましたが、これらはあくまで平均値です。
実際、どのような年収の求人があるかを見ていきたいと思います。
(2021年2月19日現在)

 

【case1】
・ストリーミング配信にかかわるWebシステムの構築
(Web講演会の運営や配信サービスやリアルタイム投票システムの販売など)
・年収400~700万円
・必要なスキル:Ruby、JavaScript、PHP などの言語やLinux系OS、MySQLなどの知識

【case2】
・不動産Webサイトの企画・運用。CRMシステムの機能追加・VRサービスの開発
・年収430万円~600万円 ※入社6年目で800万円の例も。

年収には幅があるものの、経験をつむと全職種平均年収を上回る年収となることが分かります。

 

Webプログラマーになるための3つの方法

Webプログラマーになるためには、3つの方法があります。

 

(1) スクールに通う・オンライン授業を受ける

Webプログラマーになるための方法のうち、一般的で確実と言えるのは、専門のスクールに通ったり、オンライン授業などを利用してスキルを習得するというものです。
スクールによっては、無理なくプログラミング言語を習得できるようなカリキュラムが組まれているほか、現役プログラマーを講師に呼ぶことにより実際の現場で役立つ知識やスキルを学ばせてくれるところもあります。
また、Web開発を請け負うような企業とパイプがあり、就職先のお世話をしてくれるところや手厚い就職サポートを展開してくれているところもありますので、費用だけでなくそういったサポート面にも注目をしていくと良いでしょう。

 

(2) 独学で学ぶ

自己管理ができる人や費用をあまりかけられないという方は、独学で学ぶという方法もあります。プログラミングについて解説してくれている無料のWebサイトや動画がいくつかあるからです。
プログラミング言語を学ぶときには、実際に自分でプログラムを書くことが重要ですが、思ったように動かないということがしばしば起こりえますが、それも自分で解決しなければならないのがネックです。
どうしても解決できない場合、優良のスクールに場合は先生に質問したりアドバイスを受けることも可能でしょうか、無料で解説をしてくれている人に質問をしても返答してもらえない確率が高いです。
とはいえ、SNSや質問サイトを利用して先輩Webプログラマーになんとか質問をしたり、スキルマーケットにおける有償のサービスで添削してもらうなどにより対策は可能です。

 

(3) 未経験者でも受け入れてくれる会社に就職する

数は限られますが、未経験でも受け入れている企業もあります。
まずはできる範囲で仕事をしながら、研修を受けさせてもらったり現場で覚えていったりして、Webプログラマーを目指します。
お給料は発生するわけですから、当然ある程度の期間内に習得することが求められるでしょうが、その企業でやっていける実務的な知識を習得できるので、やる気が認められ就職できた暁にはもっとも確実な方法と言えるでしょう。

 

Webプログラマーに必要なスキル

Webプログラマーにはどのようなスキルが必要かについて説明していきます。

 

1:プログラミングスキル

Webプログラマーのメインの仕事はプログラミングです。
したがって少なくともプログラミング言語の習得が必要と言えます。
プログラミング言語といっても複数あり、1つのプログラミング言語だけで出来ているWebサイトやWebサービスは少なく、複数のプログラミング言語に対する知識があることが求められます。
しかも、htmlやCSS、JavaScriptといったフロントエンド側のコードや、パフォーマンスをあげるためのライブラリに対する知識、そしてバックエンド側のJavaやC+、Python、Rubyなどといったプログラミング言語です。

 

2:コミュニケーション能力や協調性

設計書にしたがってプログラミングを行う際、不明な点が出てきてSEに確認を行ったり、プログラマー同士で話し合う必要性が出てきます。
基本的に1つのシステムを1人で担うことはほとんどなく、ほかのプログラマーやSE、テスターなどといったほかの職種の人とチーム制で開発に携わることとなるので、コミュニケーション能力や協調性がなにより必要な職種と言えるのです。

 

3:状況対応力

実際にシステム開発を行っていて、なにも問題なく進むというケースは少ないです。
設計書どおりにいかないということもしばしばです。
そんなときに慌てず対応策を自分なりに考えたり、プロジェクトリーダーやSEなど上流工程を携わる人に相談したりといった対応が求められます。

 

4:対人スキル

システムを制作するうえで、Webプログラマーとして交渉しなければならない場面が出てきます。
クライアントと行う要件定義の際やSEなどとの打ち合せなどでも、発言したり交渉を行うことは、円滑に仕事を進めていくうえで重要です。

 

Webプログラマーの仕事の手順

Webプログラマーのメインの仕事はプログラミングですが、システム開発の工程に沿って、手順を説明していきます。

 

 

 

○要件定義

まずクライアントから案件を請け負ったら、基本的にはSEによりシステムの要件定義が行われます。
要件定義とは、クライアントの要望を聞き取り、それをシステムの仕様として落とし込んでいく作業なのですが、その打ち合せの場で、実際に要望どおりのことが可能なのか、どのようにすればスムーズに開発できるのか、希望する納期日までにできるのかといったところまで話し合いができるようWebプログラマーが参加することもあります。

 

○基本設計

基本設計は一般的にSEが行います。どのようなシステムにするのか、概略をまとめたものです。

 

○詳細設計

基本設計に対して、システムのパーツごとに細かい設計書を作成します。
この部分はSEが作成した基本設計に基づきWebプログラマーが担当することも珍しくありません。

 

○開発

設計書に基づきWebプログラマーがプログラミングを行います。
一番メインの仕事と言えます。

○テスト

テストの工程は一般的に3つ程度に分かれます。
まずWebプログラマーは自分自身がつくった部分を自身でテストします。
SEに用意されたチェックリストに従い、さまざまな動作確認を行うのです。
つぎに、ほかのWebプログラマーが作成した別のプログラムなどと合せて、複合テストを行います。
それがクリアできたら最後に、すべてのプログラムをひとつのシステムとして動作テストを行うのです。
これらのテストはSEやテストエンジニアが設計することが多いですが、場合によってはSEやWebプログラマー自身が担当することもあります。

 

○修正

それぞれのテストでエラーが出た場合、その不具合をWebプログラマーが修正を行う場合があります。
ここでWebプログラマーの仕事は終了です。
次の案件のプログラミングに移ります。

 

○実装・運用保守

システムが完成したらSEがクライアント企業に実装を行い、その後運用・保守を行います。

 

 

 

Webプログラマーにむいている人とは

Webプログラマーになるには、理系でないといけないと思っている人はたくさんいます。
たしかにプログラミング言語のコードには関数など数学的な要素が含まれているのは確かです。
しかし、そもそもプログラミングとは、パソコンに「○○を、このようにする」などといったパソコンへの命令文を書くことであり、そういった意味では論理的な思考が求められる職種であり、理系も文系も関係ないと言えます。
パソコンは人間のように推し量って行動することはできませんから、どのような指示を出せばパソコンが理解し行動してくれるかを考え、プログラミング言語を使って正確に指示してあげる必要があります。
その際には、行動を細分化して、手順を細かく指示していきますので、繰り返しになりますが、論理的思考を持つ人が向いていると言えます。
また、このプログラミングは、同じ動作をさせることでも、シンプルでスムーズなコードが書けるかどうか、いかにエラーを減らすかという工夫が必要であるうえ、新しいコードを習得したり、別のプログラミング言語を習得したりするなど、地道に努力できる人、新しい知識に対する積極性がある人もむいていると言えます。

 

Webプログラマーのキャリアパス

Webプログラマーの年収や仕事内容、なる方法についてはざっとご理解いただけたと思います。
では、Webプログラマーとして年収アップやキャリアアップを考えたときには、どのようにすれば良いのでしょう。
ひとつは、プログラマーをとりまとめる、リーダープログラマーになることです。
大きなプロジェクトになるほど、10人、20人といったプログラマーが従事することとなりますが、個別でSEに質問をしたり、相談したりといったことになると煩雑になるため、質問をまとめてSEにあげたり、ちょっとした質問に回答、指示をするリーダー的な存在が意必要です。
またWebプログラマーとして要件定義などの打ち合せに参加したり、SEのサポートをすることも考えられます。
つまり、プログラミングにかんするスキルのほか、他との交渉やマネジメント能力を磨くことを考えましょう。
もうひとつは、ITアーキテクトと呼ばれるような存在を目指すことです。
企業の経営方針や事業方針にしたがい、システムの提案を行うといった存在です。
経営にかんする知識を深めたりするなど、もっと幅広い視点を持つことが必要となりますが、年収的にはより高額になると言えますし、プログラミングを実際に行うといった現場からは離れることになりますがWebプログラマーの経験を活かすことは可能です。
なお、ITアーキテクトではなくITスペシャリストなどと呼ぶ企業もありますが、企業の経営戦略をIT面で支えるといった基本業務には変わりありません。
もちろんWebプログラマーとして現場でいたいのであれば、よりプログラミングスキルを高め、その道でプロになることももう一つの手と言えます。
いずれにせよ自己研鑽が必要ですので、前向きに歩んでいきたいものです。

 

今回はWebプログラマーの年収から、仕事内容や必要なスキル、なるための方法などについて解説してまいりました。
さらに、簡単ではありますがキャリアパスにかんしてもご紹介しましたので、将来像も描いていただけたのではないでしょうか。
しかしすべては、目の前の1歩を歩むことから始まります。
まずはプログラミング言語を学ぶところから始めてみましょう。

 

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