一般事務や営業事務のやりがいってなに?キャリアアップについても解説
これから就職をする方、または現在一般事務をしている方のなかには、一般事務のやりがいや、将来性について疑問を持っている方もいることでしょう。
そこで、そもそも一般事務でもどういう仕事をしているのか、そしてどのようなときにやりがいを感じるのか一般事務の方の声をご紹介するとともに、将来どのようなキャリアアップが考えられるのかについてもご紹介していきたいと思います。
一般事務でやりがいを感じるときは?
【ケース1】
工務店で一般事務をしています。
お客様から資料請求や来場予約があったときに返信をしたり、予約表への入力、資料送付対応などを行っています。
お客様が来場されたとき基本的には営業が対応をしますが、お茶出しをしたり、お子さまのお相手をしたりといったこともしています。
普段から受電も行っていますので、そういった意味では一般事務と言えども接客も業務の中の大きな柱と言えるかもしれません。
なお、営業が円滑に営業活動や契約ができるように、カタログや備品の在庫管理や、資料の集め(サンプル品や建材カタログの請求、土地情報の取り寄せ)なども行います。
また、資料請求者や来場者の情報を入力しているのですが、月にどれくらい問い合わせが来ているのか、交渉中の案件はどれくらいなのかなどを幹部が把握するためのデータ集計やグラフ作成なども定期的に行っています。
やりがいを感じるのは、営業から「準備してくれたものが役に立ったよ」などと声をかけてもらうときやお客様の嬉しそうな顔を見たときです。とくに、無事、契約、引渡までいったときは、私も幸せな気持ちになります。
新たに始めたのは、完成した物件の写真をホームページやSNSにアップすることです。
訪問数や「いいね」の数がもっと上がるよう頑張っていきたいです。
一般事務といってもやることが幅広いうえ、1つ1つにマニュアルがなく都度自分なりに行動していくことが多い仕事なので、とてもやりがいを感じています。
【ケース2】
ある大手通信会社で一般事務をしています。
契約書を見ながら加入者データの入力をする仕事なのですが、契約書に不備がないかチェックをし、不備があった場合は営業担当者に対応依頼も行います。
入力ミスをすると、希望のサービスが提供できなかったり請求ができなかったりなどの問題がおきるので、Wチェックはあるものの日々緊張感をもって行っています。
もともと、接客などは苦手なので淡々と入力業務を行う仕事がしたかったため、とてもやりがいを感じています。
自分なりにスピードアップをすること、そしてミスを減らすことを目標に日々頑張っています。
一般事務と言っても、業種や企業の方針、規模により、その内容はさまざまですが、今回は2人の例を取り上げさせていただきました。
それぞれ、その人ごとにやりがいを感じる部分もさまざまだということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
一般事務のキャリアアップ方法
一般事務にとって今の時代、パソコン操作スキルは必須となります。
分量の違いはあるにせよデータ入力の仕事は伴いますので、ブライドタッチや基本操作はもちろん、タイピングのスピードや正確性などをあげていくことが第一ステップと言えるでしょう。
次に、企業により求められる知識は異なりますが、Excelを使うことが多いのであれば効率化のため関数を覚えたり、資料作りのためにピボットテーブルやグラフなどの作り方をマスターすることがおすすめです。
在宅ワークができる業務委託でもそういった業務に対するニーズがありますので、社内でもワンランク上の事務を目指せるのはもちろん、将来フリーランスとしてやっていくことも可能と言えるでしょう。
また、よりスピーディで正確に仕事ができるようマクロやVBAの知識を習得するともっと可能性が広がります。
企業の業務を効率化するVBAを組むといった単発のお仕事もありますので、サラリーマンを続けつつVBAを使った副業を行うことができるからです。
ほかにも、小さな企業であれば一般事務と言いながら経理のお仕事をしたり、総務のようなお仕事を経験することもあると思います。
その中から面白いと感じたものに対して、少しずつ知識を増やしたり経験を積むことで、経理や総務、人事などの専門的な分野に進むことも可能です。
いずれにせよ、一般事務の経験はやる気次第で活かすことができます。
そういった意味ではやりがいがある職業だと言えるでしょう。