総務の年収ってどれくらい?平均や年収例について
総務の平均年収は369万円
総務の平均年収は369万円です。(求人ボックス「給料ナビ」より)
しかし、平均という数字は実際を表しているようで、現実とは異なる部分が多々あります。
平均は、いろんな企業の年収を全部足して割るという数字の出し方なので、その金額にぴったり当てはまる人はいないことになるからです。
たとえば、年収300万円の人と年収800万円の人がいたとしたら、平均は550万円となります。でも、この二人の中に年収550万円の人というのは実在しませんよね。
総務のスペシャリストとして年収800万円もらえている人と、一般的な総務担当者で300万円の年収である人とでは2倍以上もの差があります。
もしあなたが一般的な総務担当者だったら、年に550万円もらえるという可能性は低いといえるのではないでしょうか。
総務の一般的な年収は?
次に、少しでも実態に近づくため、一般的な人の場合どれくらいもらえるのか把握するために、実際募集されている総務の仕事の求人広告を見ていきたいと思います。(2020年3月14日)
○介護系事業者の総務
月給: 20万円~25万円 ※年収例:入社2年320万円、入社4年480万円
業務内容:電話対応や来客対応、書類のチェックや保管、オフィス用品をはじめとする備品の管理、会議書類の作成、社内情報の運用など
条件:ワード、エクセルなど基本的なPCスキルがあれば可(職種未経験でも可)
○自動車部品メーカーにおける総務
月給: 21万円~38万円(年収400万円~600万)
※年収例 入社8年目(30歳)500万円
業務内容:工場施設の管理や社員用通信機器の手配、管理、社内報の対応、安全、環境等の法令対応、ISO監査対応
○ネジ専門商社における総務
月給:20万2000円以上(年収300万円~500万円)
業務内容:文書管理・固定資産管理・採用業務・社会保険の手続き・給与計算・売掛金・買掛金の管理
条件:給与計算やオフィスファシリティ管理・業務システムの実務経験
○介護用品専門商社における総務
月給: 27万円~32万円 ※年収例:入社3年目570万円
業務内容:採用全般・社有車管理・契約書作成・安全衛生管理・保険関連・コンプライアンス関連・助成金関連の申請
条件:大卒・総務または人事の実務経験を3年以上お持ちの方
月給は20万円から、30万超えまでありました。
年収は500万円代以上のものとなるとだいぶ限られてきます。
未経験の場合は年収300万円台から始まると考えて良いでしょう。
高額な年収を期待する場合は、経験を積んでからより良い金額を提示してくれる企業に転職したり、新たに興味を持った分野、人事や労務といったより専門的な分野への転向を考えたりすることも有用だといえます。
いずれにせよ、まずは経験を1つ1つ積んでいくことを目指しましょう。