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ディレクションとは?意味や仕事の内容・英語との違いも解説!

公開日: 2018.01.31
最終更新日: 2022.04.15

ディレクションとは?意味や仕事の内容・英語との違いも解説!

総合的な指揮をとる「ディレクション業務」

ディレクション業務とは、チーム全体の指示や管理を行う仕事のことです。

おもに、Web業界や広告業界などで使用されている言葉です。

たとえば、Webサイトのデザインやシステム構築、Webメディアの記事制作において、エンジニアライターなどのチーム全体を指揮したり、進行の管理を行います。

語源は、「方向、指揮、指導、監督」を意味する英語の「direction」です。

ちなみに、ディレクションという言葉を初めて聞いたという方でも、「ディレクター」という言葉は聞き慣れているのではないでしょうか。

主に、テレビ業界で番組を指揮・管理する職業のことです。

Web業界や広告業界でも同じように、プロジェクトの方向性を示し、全体の指揮・管理をするといった業務を行うことをディレクション、そしてその業務にあたる人をディレクターと呼んでいるのです。

ディレクションとマネジメントの業務の違い

次はディレクションとよく似ている「マネジメント」との違いについてお話していきます。

 

■マネジメント

 

マネジメントを直訳すると、経営や管理などの意味になり、組織の目標達成のリスク管理、プロジェクト管理を実施することを指します。マネジメントを業務を行う人=マネジャーと言います。
一昔前は管理職などの部長・課長の肩書で呼ばれ、外資系の企業などでは役職者の肩書とされていましたが、「部署単位での業務」をまたいで携わることもあります。
具体的なマネジメント業務内容としては
・設定したミッションに向かって方向性を管理
・部下の教育や指導による人材育成、モチベーションを保てるよう管理
・プロジェクトの予算管理やクライアントへ請求書や見積書の送付対応
・上司とチームの間で橋渡し役となり調整
・事業のバランスから、プロジェクトの方向性を管理
・プロジェクトの全体的なトラブルに対して対応

ディレクション業務は「管理する」という面ではマネジメントと似ている業務となっています。マネジメントは経営の面からの視点となっていますが、ディレクションはマネジメントに比べると、制作現場に寄り添い、管理だけでなく実際の制作にも携わることなどより現場に密着した業務となっています。よってマネジメント業務は制作についてではなく、会社や経営についての戦略的な知識を深く熟知していなければ務まりません。この2つの点が業務の大きな「違い」と言えるかと思います。

ディレクション業務を行う上で必要なスキル

では実際にディレクションに求められるスキルとはいったい何でしょうか? 順番にご紹介していきます。

 

◆リーダーシップ

 

先程の作業内容を見ていただくとわかるかと思いますが、ディレクションを行う人=チームリーダー的な存在です。チームメンバーの作業を管理する仕事ですので、チーム全体を仕切れる「リーダーシップ」が必要となってきます。

 

◆全体の把握力

 

全ての作業の流れを管理し、指揮をしていくディレクション業務。 そのため、1つ1つではなく、全体を見て、判断できる力が必要になります。

 

◆判断力

 

ディレクション業務を行っていて、とっさにA案とB案のどちらがいいのか判断する切迫した状況でも、すぐに結論を出せる「判断力」がなくてはならないスキル。周囲と相談することも重要ですが、急ぎの案件の場合はとっさの判断で指示を出せる人でないといけません。

 

◆スケジュールの設定・調整力

 

ここは非常に重要な能力とも言えます。作業全体のタスクを把握し、それぞれのチームに割り振ります。予定より遅れが生じた作業はすぐに調整が必要です。つまり、自分のスケジュールを管理するだけでなく、チームや全体のスケジュールを細かく把握し、管理していきます。

 

◆柔軟な対応力

 

トラブルが起きたとしても、それに対して臨機応変に対応して指示しなければなりません。 トラブルが起こっても対応できるように
・余裕をもったスケジュールを組める
・可能性のあるトラブルを予測できる
・何かあっても冷静に対処できる
ということが必要となってきます。

 

◆コミュニケーション力

 

チームで作業をしていくだけでなく、クライアントとも連携し、うまくコミュニケーションをとってかなくてはいけません。コミュニケーションが上手に取れれば、クライアントの要望を理解できます。チーム内では人間関係や適性などを考慮し、仕事を割り振ることで円滑に進めることができ、トラブルが起きた時も根回しをするなどの配慮を行い、対処が可能です。作業する人間をまとめ、行動してもらうにはコミュニケーション能力が重要です。

ディレクション業務の具体的な仕事内容

では実際のディレクションの具体的な仕事内容を見てみましょう。
・プロジェクトのメンバーを選出し、仕事を割り振る
制作スケジュールや状況の管理を行う
・クライアントの希望通りかデザインや機能について品質管理を行う
・トラブルの対応をする
・クライアントと連絡を取り合い、現場スタッフとの仲介を行う など、作業の最初から最後まで管理し、全体の取りまとめを行います。
例えば、「ある商品についてのパンフレット作成」という依頼が入ったとしましょう。 この仕事を完成させるために、まずは紹介する「商品」について詳しい人に商品の特徴・魅力などを細かくヒアリングします。そのうえで
・どんなパンフレットにするのか
・全体の方向性
・何ページのパンフレットにするのか
と言った構成をクライアントと相談して決めていく必要があります。 また、パンフレットのデザインを決めるためのデザイナーの選定や発注する作業も同時に行います。パンフレットには文章ももちろん必須ですので、その文章を作成するライターの手配もしなくてはいけません。最初に決めた目標に向けて現場スタッフの状況を確認しながらクオリティ管理を行います。もちろんその中で発生したトラブルにも柔軟・率先して対応していかなくてはいけません。必要に応じて指揮するだけでなく自身も作業にあたります。全体のスケジュール管理、納期内に間に合わない場合の対応などをしながら最終的には納期までにクライアントに完成された1つのパンフレットを作り上げていくのです。

在宅ワーカーにおけるディレクション業務の事例

東京都在住、30代後半。3歳4ヶ月の息子、夫と3人暮らし。ママワークス運営事務局にてフルタイム出社正社員)で運営全般に携わった後、2017年7月より、フリーの在宅ワーカーになりました。現在は息子を保育園に預けて、“フルタイム在宅ワーカー”として、「在宅ワーカーのディレクション業務」「企業取材&ライティング業務」「ライティング業務」などの仕事をしています。

「在宅ワーカーのディレクション業務」とは

前回のコラムでは、私が在宅でやっている仕事内容について大きく3つ書かせていただきましたが、具体的にどういう内容の仕事をしているのか、紹介していきたいと思います。今回は、私がメインで行っている仕事のひとつ「在宅ワーカーのディレクション業務」について、詳細をお話しします。
 
ママワークスの求人記事(仕事内容や報酬額などが記載されているページ)やメールマガジンは、主にママワークス所属の在宅ライターさんが書いています。どのような流れで行っているかと言うと、まず会社から、「●●(企業名)の求人ページを作成してください」という依頼が私に来ます。在宅ライターさんは現在6~7名いて、どのライターさんにどの求人を書いてもらうかを決めて、ライターさんへ依頼を出します。納品された求人記事は目を通して確認し、必要があれば校正を行います。

仕事をする上で注意すること

ライターさんがきちんと納期までにライティングをしていただけるか、管理も行っています。仕事の依頼はチャットワークというビジネス版のLINEのようなチャットツールを使用しているのですが、依頼をしてから24時間以上返信がない場合は、再度確認をしています。急ぎの案件が出ることもあるので、対応が出来るライターさんを探しますが、いない場合は自ら記事を書きます。ディレクション業務といっても「求人記事を納期までに会社へ納品する」ことが私の業務範囲であるので、依頼されたものは急ぎの案件でも、出来るだけ望まれた納期までに会社へ納品することを心がけています。

また、ライターさんはママさんや妊婦さんが多いので、「子供の都合で今月は仕事が出来なくなった」、「出産時期は数ヶ月間お休みが欲しい」など、仕事をする環境が変わることが多い為、迅速に対応しなければいけません。他のライターさんに件数を増やしてもらったり、新しいライターさんを募集することもあります。その場合はオンライン面接と研修も私が行います。

1日どのくらい仕事をするのか

仕事量は日によって差がありますが、週5日間、平均して1日2~3時間程、この業務を行っています。ママワークスはありがたいことに、毎月新規で掲載をしていただく企業様が増えてきていますので、それに比例してお仕事も増えています。基本的に平日の日中(9時~17時)の時間帯に仕事をしていますが、急ぎ案件がある場合、ライターさんからの質問や納品の連絡がきた場合は、土日や夜間に仕事をすることもあります。

仕事をする時間帯が縛られていないのは、在宅ワークのメリットでもありますが、私のような“フルタイム在宅ワーカー”は、「この時間内に仕事をする!」と決めて仕事をすることが多いので、子供との時間やプライベートもメリハリがついて、気持ち的にも落ち着いて出来ると感じています。

【参照元】
◆【ディレクター必見】「ディレクション」と「マネジメント」の違いとは?
◆ディレクションとは。意味、仕事内容、向いている人の特徴
◆ディレクション業務とは?知っておきたい仕事内容と必要なスキル

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